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決着の時
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『決着をつけてやる』
スピーカーホンにしたベスの携帯から低い声が部屋に響いた。
「決着って……ライト、もしかしてあの屋敷の主を殺した犯人が分かったのか?」
チップが身を乗り出すようにベスの携帯に話しかけた。
ガラガラと外から音が聞こえ、ライトが部屋に入ってきた。
「ライト!!」
チップはようやくパソコンから離れた。
「今言っていたことってどういうことだよ!?ライト、犯人わかったのか?!」
ライトは何も言わずにその場を後にした。
「気が立ってるわね。ライトのやつ」
ベスはそういってライトの後を追いかけた。
手近にある荷物を手にしながら支度をしているライトを見て、ベスはあたりを見回した。
「ちょっと、そんな物騒なものまで持っていくの?」
そういって、ライトの腕に手を置いた。
ガチャっと音を立てながら、弾が入っているかを確認しながら
「相手が悪いからな」と拳銃を構えた。
「それって、対警察よ?もしかして、犯人って警察官なの?」
ライトは手を止めてベスのほうを見た。
「図星ね。となると、私たちと接触したことがある人物で、頭の切れる奴と言ったら……」
「言ったら??」
「レニー??」
「そんなわけないだろ」
ライトは呆れたように止めていた手を動かし始めた。
スピーカーホンにしたベスの携帯から低い声が部屋に響いた。
「決着って……ライト、もしかしてあの屋敷の主を殺した犯人が分かったのか?」
チップが身を乗り出すようにベスの携帯に話しかけた。
ガラガラと外から音が聞こえ、ライトが部屋に入ってきた。
「ライト!!」
チップはようやくパソコンから離れた。
「今言っていたことってどういうことだよ!?ライト、犯人わかったのか?!」
ライトは何も言わずにその場を後にした。
「気が立ってるわね。ライトのやつ」
ベスはそういってライトの後を追いかけた。
手近にある荷物を手にしながら支度をしているライトを見て、ベスはあたりを見回した。
「ちょっと、そんな物騒なものまで持っていくの?」
そういって、ライトの腕に手を置いた。
ガチャっと音を立てながら、弾が入っているかを確認しながら
「相手が悪いからな」と拳銃を構えた。
「それって、対警察よ?もしかして、犯人って警察官なの?」
ライトは手を止めてベスのほうを見た。
「図星ね。となると、私たちと接触したことがある人物で、頭の切れる奴と言ったら……」
「言ったら??」
「レニー??」
「そんなわけないだろ」
ライトは呆れたように止めていた手を動かし始めた。
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