THIEF -シーフ-

SIVA

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再会

3-6

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***

レニーはライトの写真を眺めながら、長い廊下を歩いていた。


取調室の前に立ち、深呼吸をした。



ガチャリ。


部屋に一歩足を入れたレニーは、その中にいる男たちに唖然とした。


口をガムテープで塞がれた挙句、互いに背中合わせになり椅子に縛られじたばたともがいている。


無様な姿の男二人は、先ほどライトを捕らえた男たちだった。


「はぁ・・・」


レニーはあからさまなため息をつきながら携帯を取り出した。


「先輩?サリマンです。ルパンが逃げました。至急全捜査員を集めて捜索を開始してください。まだそう遠くへは行っていないはずです」


要点だけ話、携帯をしまうと、目の前にいる男たちの拘束を解きに向かった。

眉間にシワを寄せたまま拘束を解きながら、あの男が次にどんな行動を起こすのか考えた。

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