24 / 127
再会
3-6
しおりを挟む***
レニーはライトの写真を眺めながら、長い廊下を歩いていた。
取調室の前に立ち、深呼吸をした。
ガチャリ。
部屋に一歩足を入れたレニーは、その中にいる男たちに唖然とした。
口をガムテープで塞がれた挙句、互いに背中合わせになり椅子に縛られじたばたともがいている。
無様な姿の男二人は、先ほどライトを捕らえた男たちだった。
「はぁ・・・」
レニーはあからさまなため息をつきながら携帯を取り出した。
「先輩?サリマンです。ルパンが逃げました。至急全捜査員を集めて捜索を開始してください。まだそう遠くへは行っていないはずです」
要点だけ話、携帯をしまうと、目の前にいる男たちの拘束を解きに向かった。
眉間にシワを寄せたまま拘束を解きながら、あの男が次にどんな行動を起こすのか考えた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
3
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる