THIEF -シーフ-

SIVA

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犯人は、お前だ

6-8

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レニーはしばらく秘書に銃口を向けたままだったが「ここは危険ですので、安全な場所へ案内します」


拳銃を腰にしまい、秘書に手を差し出した。



秘書は、ホッとした表情を見せレニーの手をとった。



「先輩。違う部屋にいた秘書を発見。安全な場所に誘導します」


『了解』


「行きましょう」



レニーの後を追うように、秘書は小走りでついていった。



その表情にうっすらと笑みを浮かべて・・・



***



「あんたってホントにバカね」



ベスは、振り返りながらライトに毒づいた。



「他にアイディアがあるんだったら、ドアをけ破る前に言ってくれよ」



ライトは、逃げ道を探しながら走っていた。



広い庭に出た、ライトたちは、右に行くか左に行くか迷い立ち止まった。




「立ち止まってる余裕はないはずよ!早く決めて!」



チッと舌打ちをしながら、左に行こうとした。



だがすぐに足がとまり反対側に走り出した。


「ちょっと!何よ!」



「レニーがいる」


「え!?」

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