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71話 今、あなたの後ろにいるのおおぉ!
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「動ける者は、迎え撃つ準備を、レベル酔いが回復しない者はひよこちゃんを連れて転送ポータルで王都に戻りなさい。MSVー03に着替えます。装備はMP5光魔法弾装填で、あと、義雄様」
「なんだ」
「マジカルワンドの仕様許可を」
「許可する! オールウェポンフリーだ」
転送ポータルで王都に戻るメイド隊に寝息をたてているひよこをそっと渡す。ひよこを抱えたメイドが目を赤くしながら俺たちに問う。
「ひよこちゃんが起きたら……なんとお伝えしましょう」
「必ず帰ると」
「戻ったら一緒にケーキを作りましょうと」
「……はい」
転送ポータルの光の中に消えていく二人。見送る横でエイブルがつぶやく。
「義雄様、あれ、死亡フラグでは?」
「エイブルもな」
顔を見合わせて笑う俺とエイブル。この世界の滅亡フラグを潰しにきた俺が、今更死亡フラグでどうこうなるかよ。つか、お互いわざとだよなぁ。
ひよことメイド隊が王都へと戻るのを見送ると、転送ポータルを破壊する。これで、もしもの時はそこそこの時間稼ぎになるだろう。残ったのはいつものメンバー。居並ぶ一人一人と目を交わす。
「エイブル」
「はい」
「ナカノ」
「はい」
「グリセリンティ」
「はい」
「サイガ」
「は~い!」
「ルイス」
「はい」
「ノボリト」
「は、ヒャい!」
「ペロサとヴィラール」
「いっしょは」
「ヒドイ」
もう一度皆を見渡す。皆いい顔だ……迷いのない瞳、軽く上がった口角、うん、苦しい時はニヤリと笑えって少佐が言ったっけか。ま、そこは置いといて。
「ところで、その……君達の格好はなに?」
いつものメイド服ではなかった。うん。両肩には鈍色に光るアーマー、胸の部分には立体的なブレストプレート。おい、双子、それ結構、胸を盛ってないか?足元も金属製のブーツ。ソレに踏まれるとかなり痛いよな。
そして右肩に刻まれたエンブレム。ん?モチーフはワンドかそれ? なにそれカッコいいじゃん!
「こんなこともあろうかと開発していた新メイド服、『MSVー03』です!」
出たなノボリト。そのドヤ顔は俺にとって、あんまり良い思い出がないぞ。メイド服って……それ、ほぼほぼ鎧だよね。
「このメイド服はひよこちゃんのプチメイド服を元に、機動性、防御力を強化した、メイドスーツヴァリエーション03、略してMSVー03です!」
「もう、モビ◯スーツって言っちまえよ! MSVってモビ◯スーツヴァリエーションだよ! なに? ジョニー◯イデン専用あるのかよ? ひよこのメイド服を改良? て……これ、アーティファクトなのか?」
「え、え? 何言ってるのかわかりませんけど……あ、アーティファクトです!はい。ホバー移動も可能です」
ノボリトはそう言うと、魔力を通したのだろう、彼女の体が音もなくフワリと地面から離れる。
「ひよこちゃんのメイド服と比べて布地の面積が大きいので複数の風系魔方陣を仕込んでみました。結果、各部魔法ジャイロスラスターで安定した姿勢制御と高速高機動を実現しました。あ! アーマー部分は着脱可能ですから、普段は普通のメイド服として使っていますよ」
普通のメイド服にホバー機能とか無いから! なんつーか、君の発想についていけません。
「ナカノ~」
「はい!」
「これってもう全員着ているとか……」
「はい。普段から着ています。移動に便利ですよ」
「これ着たメイド隊って、どれ位強い?」
「そうですね、メイドの中では最強かと」
「比べるもんが違うだろ! グリセンティ、戦力計算したらどのくらい強いんだ?」
「まあ、装備と戦術にもよりますが精強を誇るクレンカレ帝国の騎士団なら……」
「なら?」
「殲滅出来ます」
うっわ~、マジかよ。なんか今確実にここに向かってきているメリーさんよりも強くね?
「エイブル、ノボリト、このメイド服の技術情報は絶対に外に出すなよ。メイド隊以外の着用は禁止する」
「せ、戦争の様相が一変しますよね?」と顔を強張らせるノボリト。
「それどころではありません……世界が変わります。ええ、義雄様の仰りたい事はわかります」うなづくナカノ。
「……そうだ。世界が変わる」
真顔で答える二人には申し訳ないが、多分君たちの考えている事とちょっとちがうんだ。想像しちゃったんだよ、それ着て戦場を疾駆するおっさんの群れを……
「義雄様、メリーの攻撃パターンとか無いのですか?」
手を軽くあげ、グリセンティが質問を投げかける。そうだね、敵を知るのは良い事だぞ。
「うーん、こうやって姿を見せずに徐々に近づいてきて、最後は後ろに立っているんだ。で……『今、あなたの後ろにいるのおおぉ!』って言われる」
「……」
あれ? 怖くない? メリーさんのセリフのところ頑張ってみたんだけどなあ。つか、グリさん、メリーさんを呼び捨てですか?
「欺瞞情報で翻弄して、背後に回り込むとか古典的な戦法ですね。単騎でやるにはいささか陳腐かと」
「え? ああ、そうだね」
「余程足に自信があるのかな~?」
「手の内が知れているのに何も改善せずにいるとか、よほどの愚か者か自信家なのでしょう」
なにげにディスられているメリーさん。ん、噂をすればメリーさんからの定時連絡がきたよ(笑
「私、メリー! もうすぐそっちに行くわね!」
だいぶ近づいたのか明瞭に聞こえる。もしかしたらもう、見えるかな? 西の稜線を眺めてみるが暗くて見えない。試しに赤外線暗視ゴーグルをつけて……見えるわけないか、幽霊だもんなあ。そうこうしていたら。
「来ました」とナカノ。
「アレかなぁ」とサイガ。
「え、見えるの?」
「狩りは先に獲物を見つける事が大事ですよー。ほら」
サイガの指差す方向に目を凝らすと、やがて夜闇にぼんやりと青白い人影が浮かび上がる! 来たああああああぁっ!? え? あれがメリーさん? いやいや、姿見せたらダメだろ。まあ、こんだけ見晴らしが良いと隠れようがないけどさあ。
203高地山嶺を見れば、こっちに向かって、無線機を背負ってソイツは突っ込んで来ていた! おお!スゲー、全力ダッシュだ。無線機を手にしている俺を通話の相手だと認識したのだろう、俺を真っ直ぐに睨みつけ迷う事なく突き進む。
メリーさん、キター!!
「お前かああああああああぁぁっ!!」
「ゲゲッ!!」
もはや無線機無しでも十分な大きさの声で叫びながらメリーさんが突っ込んで来る!!
「散開! 戦闘開始!! 対象名はメリー! エイブル戦闘団出撃!!」
「いいでしょう、教育してやります」
「一騎がけ……嫌いじゃないですね」
「鎧袖」
「一触」
「狩りの時間だよ~!」
「はわわわわ~!」
「皆さん、怪我しちゃダメですよ~」
メリーさんの雄叫びに思わずビビって一瞬の遅れをとった俺に代わり、素早く反応したエイブルの指揮で一気に飛び出すメイド達。なんか好きな事言ってるよ。
高速機動でたちまちにメリーさんを包囲するエイブルメイド隊、いやエイブル戦闘団とか行ったよね? 包囲網が完成するや全てのMP5改が火を吹く!
「うきゃああああぁーっ!?」
いきなりのメイド隊の全力射撃にメリーさんから、らしからぬ悲鳴が上がる。それでも、なおも接近するメリーさん。あ、メリーさん泣いてる?
「チッ! ちょこまかと!! エイブルコレダー!!」
いつのまにか変身していたらしいマジカルエイブルさん。アレやってくれないとわからねーよ。構えたマジカルワンドから多連装ビームの様に光魔法がメリーさんに打ち込まれる!
「んきゃああああああああああああああぁ! あああぁぁっ!?」
そのまま悲鳴をあげながら、なんか神技的な機動力と柔軟なアクションで次々と打ち込まれる魔法弾をかわし、俺の目前まで来るやいなや。
「殺す気かああああぁぁっ!!」と涙目で叫ぶメリーさん。
「死んどるやんけええぇっ!!」と叫ぶ俺。
壮絶なボケとツッコミが火花を散らした!! 刹那、俺の脳髄にスパークが走る!
俺の眼前で動きを止めたメリーさん。好機とばかりに向けられた銃口を、両手をいっぱいに広げ、庇うようにみんなに向けて叫んだ。
「撃つな! 敵じゃない!」
「ええっ?」×ALL
俺がメリーさんの前に立ち塞がる形となり、反射的に銃口をはずすも納得出来ないのか、マジカルワンドにかけた指をそのままにエイブルが口を開く。
「どういう事です義雄様? 彼女は敵ですよね?」
「敵はボケん!」
「ええ~っ!?」×ALL
俺の力強い返答とはうらはらに、彼女たちにはあまりに意味不明な理由に、従うというより呆気にとられるメイド隊一同。あっ、双子だけが納得顔で頷いている。さすがうちのボケ担当だな。
「なんだ」
「マジカルワンドの仕様許可を」
「許可する! オールウェポンフリーだ」
転送ポータルで王都に戻るメイド隊に寝息をたてているひよこをそっと渡す。ひよこを抱えたメイドが目を赤くしながら俺たちに問う。
「ひよこちゃんが起きたら……なんとお伝えしましょう」
「必ず帰ると」
「戻ったら一緒にケーキを作りましょうと」
「……はい」
転送ポータルの光の中に消えていく二人。見送る横でエイブルがつぶやく。
「義雄様、あれ、死亡フラグでは?」
「エイブルもな」
顔を見合わせて笑う俺とエイブル。この世界の滅亡フラグを潰しにきた俺が、今更死亡フラグでどうこうなるかよ。つか、お互いわざとだよなぁ。
ひよことメイド隊が王都へと戻るのを見送ると、転送ポータルを破壊する。これで、もしもの時はそこそこの時間稼ぎになるだろう。残ったのはいつものメンバー。居並ぶ一人一人と目を交わす。
「エイブル」
「はい」
「ナカノ」
「はい」
「グリセリンティ」
「はい」
「サイガ」
「は~い!」
「ルイス」
「はい」
「ノボリト」
「は、ヒャい!」
「ペロサとヴィラール」
「いっしょは」
「ヒドイ」
もう一度皆を見渡す。皆いい顔だ……迷いのない瞳、軽く上がった口角、うん、苦しい時はニヤリと笑えって少佐が言ったっけか。ま、そこは置いといて。
「ところで、その……君達の格好はなに?」
いつものメイド服ではなかった。うん。両肩には鈍色に光るアーマー、胸の部分には立体的なブレストプレート。おい、双子、それ結構、胸を盛ってないか?足元も金属製のブーツ。ソレに踏まれるとかなり痛いよな。
そして右肩に刻まれたエンブレム。ん?モチーフはワンドかそれ? なにそれカッコいいじゃん!
「こんなこともあろうかと開発していた新メイド服、『MSVー03』です!」
出たなノボリト。そのドヤ顔は俺にとって、あんまり良い思い出がないぞ。メイド服って……それ、ほぼほぼ鎧だよね。
「このメイド服はひよこちゃんのプチメイド服を元に、機動性、防御力を強化した、メイドスーツヴァリエーション03、略してMSVー03です!」
「もう、モビ◯スーツって言っちまえよ! MSVってモビ◯スーツヴァリエーションだよ! なに? ジョニー◯イデン専用あるのかよ? ひよこのメイド服を改良? て……これ、アーティファクトなのか?」
「え、え? 何言ってるのかわかりませんけど……あ、アーティファクトです!はい。ホバー移動も可能です」
ノボリトはそう言うと、魔力を通したのだろう、彼女の体が音もなくフワリと地面から離れる。
「ひよこちゃんのメイド服と比べて布地の面積が大きいので複数の風系魔方陣を仕込んでみました。結果、各部魔法ジャイロスラスターで安定した姿勢制御と高速高機動を実現しました。あ! アーマー部分は着脱可能ですから、普段は普通のメイド服として使っていますよ」
普通のメイド服にホバー機能とか無いから! なんつーか、君の発想についていけません。
「ナカノ~」
「はい!」
「これってもう全員着ているとか……」
「はい。普段から着ています。移動に便利ですよ」
「これ着たメイド隊って、どれ位強い?」
「そうですね、メイドの中では最強かと」
「比べるもんが違うだろ! グリセンティ、戦力計算したらどのくらい強いんだ?」
「まあ、装備と戦術にもよりますが精強を誇るクレンカレ帝国の騎士団なら……」
「なら?」
「殲滅出来ます」
うっわ~、マジかよ。なんか今確実にここに向かってきているメリーさんよりも強くね?
「エイブル、ノボリト、このメイド服の技術情報は絶対に外に出すなよ。メイド隊以外の着用は禁止する」
「せ、戦争の様相が一変しますよね?」と顔を強張らせるノボリト。
「それどころではありません……世界が変わります。ええ、義雄様の仰りたい事はわかります」うなづくナカノ。
「……そうだ。世界が変わる」
真顔で答える二人には申し訳ないが、多分君たちの考えている事とちょっとちがうんだ。想像しちゃったんだよ、それ着て戦場を疾駆するおっさんの群れを……
「義雄様、メリーの攻撃パターンとか無いのですか?」
手を軽くあげ、グリセンティが質問を投げかける。そうだね、敵を知るのは良い事だぞ。
「うーん、こうやって姿を見せずに徐々に近づいてきて、最後は後ろに立っているんだ。で……『今、あなたの後ろにいるのおおぉ!』って言われる」
「……」
あれ? 怖くない? メリーさんのセリフのところ頑張ってみたんだけどなあ。つか、グリさん、メリーさんを呼び捨てですか?
「欺瞞情報で翻弄して、背後に回り込むとか古典的な戦法ですね。単騎でやるにはいささか陳腐かと」
「え? ああ、そうだね」
「余程足に自信があるのかな~?」
「手の内が知れているのに何も改善せずにいるとか、よほどの愚か者か自信家なのでしょう」
なにげにディスられているメリーさん。ん、噂をすればメリーさんからの定時連絡がきたよ(笑
「私、メリー! もうすぐそっちに行くわね!」
だいぶ近づいたのか明瞭に聞こえる。もしかしたらもう、見えるかな? 西の稜線を眺めてみるが暗くて見えない。試しに赤外線暗視ゴーグルをつけて……見えるわけないか、幽霊だもんなあ。そうこうしていたら。
「来ました」とナカノ。
「アレかなぁ」とサイガ。
「え、見えるの?」
「狩りは先に獲物を見つける事が大事ですよー。ほら」
サイガの指差す方向に目を凝らすと、やがて夜闇にぼんやりと青白い人影が浮かび上がる! 来たああああああぁっ!? え? あれがメリーさん? いやいや、姿見せたらダメだろ。まあ、こんだけ見晴らしが良いと隠れようがないけどさあ。
203高地山嶺を見れば、こっちに向かって、無線機を背負ってソイツは突っ込んで来ていた! おお!スゲー、全力ダッシュだ。無線機を手にしている俺を通話の相手だと認識したのだろう、俺を真っ直ぐに睨みつけ迷う事なく突き進む。
メリーさん、キター!!
「お前かああああああああぁぁっ!!」
「ゲゲッ!!」
もはや無線機無しでも十分な大きさの声で叫びながらメリーさんが突っ込んで来る!!
「散開! 戦闘開始!! 対象名はメリー! エイブル戦闘団出撃!!」
「いいでしょう、教育してやります」
「一騎がけ……嫌いじゃないですね」
「鎧袖」
「一触」
「狩りの時間だよ~!」
「はわわわわ~!」
「皆さん、怪我しちゃダメですよ~」
メリーさんの雄叫びに思わずビビって一瞬の遅れをとった俺に代わり、素早く反応したエイブルの指揮で一気に飛び出すメイド達。なんか好きな事言ってるよ。
高速機動でたちまちにメリーさんを包囲するエイブルメイド隊、いやエイブル戦闘団とか行ったよね? 包囲網が完成するや全てのMP5改が火を吹く!
「うきゃああああぁーっ!?」
いきなりのメイド隊の全力射撃にメリーさんから、らしからぬ悲鳴が上がる。それでも、なおも接近するメリーさん。あ、メリーさん泣いてる?
「チッ! ちょこまかと!! エイブルコレダー!!」
いつのまにか変身していたらしいマジカルエイブルさん。アレやってくれないとわからねーよ。構えたマジカルワンドから多連装ビームの様に光魔法がメリーさんに打ち込まれる!
「んきゃああああああああああああああぁ! あああぁぁっ!?」
そのまま悲鳴をあげながら、なんか神技的な機動力と柔軟なアクションで次々と打ち込まれる魔法弾をかわし、俺の目前まで来るやいなや。
「殺す気かああああぁぁっ!!」と涙目で叫ぶメリーさん。
「死んどるやんけええぇっ!!」と叫ぶ俺。
壮絶なボケとツッコミが火花を散らした!! 刹那、俺の脳髄にスパークが走る!
俺の眼前で動きを止めたメリーさん。好機とばかりに向けられた銃口を、両手をいっぱいに広げ、庇うようにみんなに向けて叫んだ。
「撃つな! 敵じゃない!」
「ええっ?」×ALL
俺がメリーさんの前に立ち塞がる形となり、反射的に銃口をはずすも納得出来ないのか、マジカルワンドにかけた指をそのままにエイブルが口を開く。
「どういう事です義雄様? 彼女は敵ですよね?」
「敵はボケん!」
「ええ~っ!?」×ALL
俺の力強い返答とはうらはらに、彼女たちにはあまりに意味不明な理由に、従うというより呆気にとられるメイド隊一同。あっ、双子だけが納得顔で頷いている。さすがうちのボケ担当だな。
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