Seedsss「異世界転生したので、出会った仲間と共に旅をしながらスキルを使って生きて行く!!」

あらら

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第八話【クルツとパーティー】

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 異世界転生三日目の朝、今朝も昨日同様、鐘が一つなる頃には目が覚めていた。
宿屋の朝食を食べて、足取り重くギルドへ向かった。

ギルド前に到着すると、昨日湯屋にいたクルツが入口近くで待っていた。
クルツの装備は少し重そうな鎧と小手、すね当て、そして腰に装備している長剣だった。

「おはよう、ナギ!昨日はちゃんと眠れたかい?」

相変わらず軽そうな奴で俺は苦笑いしながら手を上げた。

「じゃあナギ、一緒にギルドに入ろうかー」

俺はクルツに付いてトボトボとギルドの中に入って行った。
ギルドに入るとかなりの人達が受付カウンターに並んでいた。

「ナギ!先にこっそりパーティー登録しようか。」

クルツに言われ、ギルド登録した左側の受付に向かった。
そこにはギルドマスターのドズルさんが居た。

「来たな2人共、早速パーティー登録するからカードを出せ!ガハハッ」

ドズルさんに言わるがまま俺達はカードを提出した。
依頼受付にあった装置と似た様な物があり、ドズルさんはそれぞれのカードを
装置に当てていた。

「よし、これで登録完了だ!バリバリ討伐しても大丈夫だぞ!ガハハッ」
「そら!頑張って今日も討伐して来い!ガハハッ」

カウンター越しにドズルさんから肩を叩かれ、俺は少しよろめいた。

「さあ、それじゃ依頼板で何か探そうか。」

クルツに言われ俺達は依頼板に向かった。
朝早い事もあり、依頼板には昨日よりも沢山の依頼表が残っていた。

「ん~~、これなんてどうだい?」

クルツは一枚の依頼表を指差した。

「モーア鳥討伐依頼、、、」

依頼表に描かれていたイラストはダチョウの様な絵だった。

「討伐報酬は、、一体五万ギルド?!卵がある場合は追加で一万ギルド、、、」

高額な報酬に、俺はかなり面を食らってしまった。
卵の報酬にもびっくりしたが、高額な報酬と言う事はそれだけ難しい依頼だと
言う事だ。

「大丈夫、大丈夫!僕達なら行けるよ~」

軽い、、、こいつ大丈夫か?と俺は呆れてしまった。

「じゃあこの依頼で決定ね!」

「おい!まだ了承してないぞ!!」

俺がそう言う前にクルツは空いている依頼受付に行ってしまった、、、


「はい!討伐受付終わったよ~、じゃあ行こうか~」

討伐対象のモーア鳥は草原の奥にある森林地帯に生息しているとの事だった。
北門で昨日同様受付をして、俺達はまず草原へ向かった。

「ナギのスキルは昨日のうちにマスターから聞いているけど、身体強化使えるよね?」

俺は返事をせず、首を縦に振るだけにした。

「それじゃ行くよー、身体強化!」

クルツの体から青いゆらぎが立ったと思った次の瞬間、あっと言う間に
草原の方へ消えて行った。

「クルツ、待てよ!!」

俺も身体強化を発動して奴の後を追いかける事にした。
クルツの背中は見えているが、なかなか追い付く事が出来なかった。
装備は明らかにこちらの方が軽い筈だ。
同じ身体強化でもレベルがあるのかと思ってしまった。
五分位草原を進むと、森林地帯が見えて来た。
森林地帯の入口まで来た時に、クルツは足を止めた。
後を追いかけていた俺も少し遅れて到着した。

「さて到着だよ、ここからは少しゆっくり行こうか。」

「クルツ、お前も身体強化を使えるんだな。」

「うん、使えるよ、身体強化を習得している冒険者は以外と多いよー」

スキルの中でも身体強化は以外とポピュラーの様だった。

「さてナギ、探索の出番たよ!この先がモーア鳥のエリアだからサクッと
探索しちゃって。」

クルツはドズルさんから俺のスキルの話しを聞いている様で、探索をする様に促して来た。

「はいはい、わかったよ、、、探索!」

俺は集中して森林の前方を探索した。

「右斜め前方にモーア鳥の反応がある。一体いる見たいだ!」

「了解、ナギのスキルは便利だねーじゃあ行って見ようかー」

そう言うと再びクルツの体が青くゆらいだ。
そしていきなりジャンプして、近くにある木の枝へと飛び乗った。

「ナギ、付いて来て」

木の上からこちらに来る様にと促して来た。

「はいはい」

俺はまた軽く返事をして身体強化を発動した。

「よっと!登ったけどこれからどうするんだ?」

「こうするのさっと!」

クルツはそう言うと、枝から枝へとまるで猿の様に上空を渡り歩いていた。

「本当、猿かよ」

俺は奇しくも少し笑ってしまった。


◇◇◇


暫く木々を渡り歩いているとクルツが移動するのをやめた。
そして指で下を指していたので、俺は下を見てみた。
指を差した先にはダチョウとは比べ物にならない位大きな鳥が一体いた。
体長はざっと五メートル程ありそうだ。
クルツは腰からそっと剣を抜き始めた。
俺もそれに合わせてさやからナイフを抜いた。

クルツが枝をバネにしてモーア鳥に向かって急速落下して行った。
俺もナイフを右手に持ちモーア鳥へと向かった。

「ザクッ!!ボトッン!!」

クルツの剣がモーア鳥の首をねた!
首から大量の血が噴き出し、モーア鳥の巨体が地面に倒れ込んだ。

「強い、、、」

俺はクルツの剣技と強さに圧倒されていた。

「クルツ強すぎだ!」

俺は言いたくも無いセリフを無意識に発していた。

「いやー、それ程でもあるよー」

俺はその言葉を聞いて、やっぱり好きになれないかもしれないと思ってしまった。

「じゃあこの後はナギの出番だねー、収納よろしくね。」

俺は荷物運びか?!本当、嫌いになりそう。
強いし悪い奴では無いと理解はしているが、人には相性があると自分に言い聞かせていた。

「また時間もあるし、次行って見ようーナギ!」

「はいはい、探索班行きまーす、、、」

何処かのアニメ見たいなセリフを吐きつつ俺は再度探索を発動させた。

「?!、なんか変だ?!」

俺は周囲を沢山の何かに囲われている事を感知した。

「一〇体以上の何かに囲われているぞ!!」

クルツにそう言うとクルツは木の上を指してこう言った。

「ナギ!直ぐに木の上にあがるんだ!」

クルツにそう言われ俺は全力で木の上にジャンプした。七メートルは上がっただろうか?

「ナギもっと上だ!」

そう言われ再びジャンプしようとした瞬間、突然登っていた木が大きく揺れて
俺は枝から足を踏み外してしまった。

「ナギー!!」

上の方からクルツの声が大きく響いていた。
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