DECIDE

yuri

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また、1人の下校だ。今向かっているは渚の家。と、その前に…


「あー、寄り道したら結構時間かかったな。」
コンコンと音を立てながら、渚の号室に続く階段を上っている。そして、玄関の前に来て渚から、借りた鍵を出す…ん?何だろ、足音?階段を上がる足音じゃない、いったいどこから?…!俺は音源を探した。
「まさか!」
俺は、急いで玄関のドアを開け、中に入った。が、中には誰もいなかった。変わりに昨日来た時と同じく、寝室だけが、荒らされている。
確かに足音は、渚の部屋から聞こえたはずなのに。足音が隣からだったのか確かめるため、隣の「炭野(すみの)」という人を訪ねた。
しかし、いくらインターホンを鳴らしても出てくる気配がない。
「まあ、まだこの時間だから、仕事してるのかもな。」
俺は、渚の部屋に戻った。
それから、数分後、家のインターホンが鳴り、ドアを開けると渚が立っていた。
「お、おかえり。」
「え!あ、ただいま。」
「あ、鍵返しとくよ。」
「うん。」
そう言って、渚は寝室に向かう。渚は自分の部屋を見るなり、すぐにため息をした。
「やっぱり、今日も…」
見てられないな。話題を変えないと。
「あ、あのさ、渚さん。隣の人って何してる人なの?」
渚は、すぐにいつもの顔に戻った。
「ごめん、よく知らないんだ。入居した時に、一度見かけただけだから。」
「そっか、じゃあこの部屋少し見せてもらっていいかな。」
「まあ、そのために呼んだんだし。」
そう言って渚は了承してくれた。
玄関には鍵が掛かっていたってことは玄関からは入ってきていないから、あとはベランダから?そう思いベランダの方に行く。あれ?
「あのさ、ベランダに鍵かけてないの?」
「うん、そこの鍵壊れてて掛けられないから。」
「へー」
どう考えてもここから入ったとしか思えない。ベランダに出て下をみると車が止めてあった。駐車場か…はしごを使えば上がれないこともないが…
その後も、部屋を見たが、不自然なことなかった。

「まあ、ベランダから入ってきているのは確実だな。」
「うん…」
「ベランダに鍵が掛けられない言って以上、犯人が来ない保証はない。その上で聞くけど、少しの間だけ俺の家に来てもいいよ。」
「え?」


それから、なんやかんやで渚は俺の家に泊まることになった。
俺は今、自分の家に向かっている、渚と!こんなのクラスの奴に見つかったら、また変な噂をたてられる。俺は少しさっきの自分の発言に後悔した。

「妹がいるけど、あんまり気にしなくていいから。」
そう言って玄関のドアを開けた。
「ただいまー、お!今日はハンバーグか。」
「お、お邪魔します。」
「あ、お兄ちゃんお…か…え…り。」
小雪は渚を見るなり動きが止まった。
「お兄ちゃん、この人…誰?」
なんだろう、小雪の目からいつもの輝きが無くなてる気がする。
「こんにちは、零二君のクラスメイトの笹柳渚といいます。」
俺が言う前に渚が自己紹介を済ませた。
「どうも!茅野宮小雪です。」
小雪、やつれてる?
「渚は…そのいろいろあって少しの間うちに泊まることになったから。」
「よろしくね小雪ちゃん。」
「うっ!よ、よろしく、です。」
それから渚に部屋を案内した。
「うちは、住人少ないから空き部屋が多いんだよな。」
「そうなんだ。」
そんな雑談をしている間に2階に着いた。渚の部屋を決めて、荷物を置き1階に戻る。食卓に向かうと小雪が座ってまっていた。テーブルの上には、出来立てのハンバーグと小物が置いてある。
3人が椅子に座った。
「じゃあ、食べようか。」
[[[いただきます。]]]
3人は夕食を食べはじめた。
「小雪ちゃんこのハンバーグすごくおいしい。」
「うん、やっぱり小雪のご飯は、おいしいな。」
「そうかな、えへへ。」
あからさまに照れている妹、ほっこりする。
夕食を食べ終えて次は風呂ということになった。水道管の工事は今日の朝に終わったらしい。
「じゃあ、先に渚さんからいいいよ。」
「いや、私は最後でいいよ。」
「遠慮しなくいいよ。」
「そうだよ、渚さん。」
小雪も言う、さっきまで、やつれてたのに急にどうした?
「そ、そう?じゃあお言葉に甘えて。」
そう言って、渚は着替えを取りにいき、降りてきてちらに会釈して風呂場にいった。
俺は自分の食器を片付け部屋に向かった。

「お兄ちゃん、渚さん上がったってよー」
部屋に戻って数分後、小雪が呼びにきた。
「はいよー」
そういって、俺は着替えを持って、風呂場に向かった。
服を脱いで風呂場のドアを開けると…渚が風呂に漬かっていた。渚がこちらに気付き目が合った。
「え?」
「え?」
ぼーっとこちらを見つめていた渚が状況を理解したのか、みるみる顔が赤くなっていく。
「キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
「アーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
それから俺は電光石火の速さでドアを閉めた。
「おい!小雪上がったんじゃなかったのかよ。」
俺は服を着なおして、小雪の所へむかった。
「お兄ちゃんが浮気するのがいけないんです。」
「浮気なんてしてないし!そもそも付き合っていない!」
「ふん!」
小雪はそっぽを向いた。
少しして、渚が風呂から上がった、俺はすぐに謝りに行った。
「ほんとごめん、小雪の悪ふざけで入ってるなんて知らなかたんだ!」
「まあ、いいけど…見た?私の体…。」
渚は恥ずかしそうに言う。俺は頭を上げ言った。
「見てないです。」
「うっ」
ん?なんだその変態を見る目は。
「どうした?」
「いや、だって零二君…鼻血出てるよ。」
「へ?」
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