DECIDE

yuri

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寝ぐせ良し、服装良し、眼鏡良し。見出し並みを確認し自分の部屋を出る。
昨日は、本当災難だった…どうしよう渚に会いずらいな。朝から憂鬱な気分でリビングに向かう。
「おはようー」
「あ、おはようー、お兄ちゃん!」
「おはようございます…」
部屋には、小雪と渚は2人とも席についていた。俺もいつもの席についた。
[[[いただきます]]]
それからは気まずい沈黙の時間が続いた。
「ねえ、零二君…」
先に会話を切り出したのは、渚だった。
「昨日の夜の事…」
ギクッ
「ああ、昨日の事か…あれは…その…ごめんなさい。」
「いや、もう気にしてないから。零二君も忘れて。」
「そうか…じゃあ…そうさせていただきます。」
でも、あれは俺じゃなくて、小雪が仕向けたことだろ。俺に非がないわけではないが、なんか…理不尽。


「では、行ってらっしゃい。」
なんだろういつも笑顔で見送ってくれる小雪の顔が今日は引きつってる気がする。
[[行ってきま…]]
バンッ!
2人が言い終わる前にドアを閉められてしまった。
「じゃあ、行こ…」
ちょっと待て、2人で登校しているのを見られると困る。
「あのさ、渚さん。」
「ん?」
「先に行ってくれないかな、2人で登校しているところ見られると困るだろ。」
「…うん、そうだね。」
そう言って、渚は先に学校へ向かった。




俺が教室に着いた時、渚は葵と話していた。
「あ!零二君!」
葵が手を振ってきた。ていうか、あまりそういうのは、しないで欲しい。
「おはよう。」
「うん、おはよう。」
俺は、席について、いつもどうりラノベを読む。
「もう、またそんな長い題名の本読んで。」
「ほっとけ。」
長い題名のラノベは、大体面白いんだよ。

休み時間、葵がいなくなったところで俺は渚の肩を揺すった。
「渚さん、今日帰りに渚さんの家に寄っていかないか?」
「うん、そうだね、私もそのつもりだった。」
「そうか、じゃあ放課後、渚さんの家に集合で。」
「うん、了解。」
「うん…。」
会話終了…なんで渚は即答してくるの!話が1分持たなかったよ!


そして放課後…渚の家に着くとドアを開けたまま立ち止まっている渚がいた。
「どうした?入らないの?」
俺の声に気付いて、渚がこちらを見る。その顔は、呆然としていた。
「あ…ええっと…部屋の中が…」
「ん?………は?」
部屋の中を見ると、昨日最後に家を出たときと同じつまり、何者かが部屋に入った痕跡がなかった。
「これは…」
「今日は来なかったのか。渚さん、今までに来なかった日ってあった?」
「いいえ、なかったと思います。」
「つまり、初めて来なかったってことか…なんで?」
「分かりません。」
「まあ、可能性があるとすれば、第三者が関わってきたから…かな。」
「でも、どうやって知ったのかな?」
恐らくあれだな定番の。
「あのさ、渚さん、もし1週間何もなかったら俺は、降りてもいいかな。渚も
「…そうだね、分かった。」
「うん、じゃあ今日のところは帰ろうか?」
「うん。」


それから、1週間毎日渚の家に寄ったが、何も起きなかった…

「今日も何もなかった…」
「俺が関わったことで、もうやばいと思ったんじゃないの、まあこの1週間なにもなかったから、約束道理俺は降りさせてもらうよ。」
「…うん、じゃあ零二君の家に泊まるのも今日までかな。」
「そうだな、取り合えず、家に帰るか。」
「うん」
そう言って、2人は一旦俺の家に向かった。
その帰り道は会話がなかった。


「今まで、お世話になりました。」
そう言って、玄関前で渚はお辞儀をする。俺と小雪は見送りをする。
「うん、なんかあったらすぐ連絡してくれ。」
「うん。」
「なぎさん、また来てくださいね。」
小雪は意味深な笑顔で言う。
「う、うん」
渚も笑顔だが引きつってるように見える。
「送っていこうか?」
「ううん、大丈夫。じゃあね。」
そう言って渚は玄関を出ていく。


渚は家に入ると、ベランダの方が気になった。
「寝てる時に入って来たりしないよね…」
渚はベランダのカーテンを閉め、ベッドに寝転んだ。
「零二君、なんか素気なかったな。急に降りるなんて、…冷たい。」
その時、玄関の方からインターホンがなった。
渚は反射的に起き上がった。
「零二君かな?」
そう思い、玄関のドアを開けた。

「…え?」

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