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「ま、そろそろかな。」
「え?お兄ちゃんどこか行くの?」
「ちょっとね。」
そう言って、俺も玄関を出た。
「えっと、どちら様ですか?」
渚の家に来たのは、零二ではなく中年の男性。
「突然すみません、ここのアパートの管理人です。あなた部屋のベランダの鍵が壊れているようなので、見にきました。」
「あ、そうでしたか。」
そう言って、渚は玄関のドアを開けた。男は渚の部屋に入る。
「では、失礼します。」
「はい、どうぞ。」
渚は、部屋の中に案内する。
リビングまで来たところで渚は、ふと思った、「あれ?私、管理人の人にベランダの件について話したっけ?…いや、してない!じゃあどうしてこの人、ベランダの事知っているんだろう?」そう考えていると、1つの考えに、行きたった。
「ま、まさか、あなたが…キャ!」
渚が振り向こうとした瞬間、後ろから口を押えられ、ベッドに叩きつけられた。
「ハァ、ハァ、これが渚ちゃんの匂い、やっぱりいい匂いがするぅ、ベットのより濃度が高いなぁ。うっ、もう我慢できない。」
そして、渚の服を脱がし始めた。
「やっ!離して!き、気持ち悪い!たっ、助けて!零二君。」
それを聞いて、男は、反応し、一瞬で殺人鬼のような顔つきになり、渚の首を絞めはじめた。
「また、あの男か!あの忌々しい男、俺の渚ちゃんに手を出しあがって!」
男は首を絞める手に力を入れていく。
「い……いた…い…はなし…て…。」
「ったく、これだから単細胞の下衆は、単純過ぎる。」
部屋の照明がつき、男は渚から手を離し、声のする方を見てギョッとした。
「お、お前は…」
「零二…君。」
「どうして…」
「簡単だ、お前は俺が関わり始めて、渚の部屋に入らなくなった、あらかた盗聴器でも、渚の部屋に仕込んでおいたんだろ、だったら、1週間前の俺たちの会話も聞いていたはずだ、だから、布石をうっておいた。俺は渚に1週間何もなかったら、この件は、降りると言って、渚が、1週間で無防備になると思わせ、襲いやすいようにした。でも、こんなに簡単に引っ掛かってくれるなんて、そういう事しか頭にない奴は助かる。」
「くっ!ガキが、調子に乗るなよ。」
男は、ナイフを出し、零二に斬りかかった。
「あっぶね。」
零二は、ナイフをかわし、男の腹に一発正拳突きを食らわせる。
「あ…う…」
そのまま男は床に倒れた。
初めて、人を素手で気絶させた。
前を見ると、渚が泣き顔になっていた。
「渚さん、もう大丈夫だから。あと怖い思いさせてごめん…」
「ううん。」
そう言って渚は、抱きついてきた。
「怖かった、すごく怖かった。」
「ごめん…」
「もう、殺されるのかと思った。」
「ごめん…」
零二の腹に顔をつけて、いた渚がすっと、こちらを向いた。
「でもね、私、零二君に頼んで良かったと思う。」
その顔に少しドキッとしてしまった。
「そっ、そうかな……、えっとー。」
「あ!ごめん、私何やってんだろう。」
そう言って、渚は零二からはなれた。
そして、渚はこちらを見たまま動かない。その顔は、少し赤くなっている。
「どうした?」
「零二君、君、零二君だよね。」
「そうだけど、なんで?」
「だって、眼鏡かけてなくても、見えてるみたいだから。」
「え?」
それを聞いて、目の部分を触ってみると、眼鏡の感触がなかった。「あれ?」眼鏡がない!周りを見渡すと、すぐ近くに眼鏡が落ちていた。さっき、男に斬りかかられたときに、とんでいったのだろう。
「零二君、眼鏡かけてないほうが、かっこいい…よ。」
渚の顔がどんどん赤くなっていく。
「ごめん、私、何言ってるんだろ。忘れて。」
「う、うん」
ミスったな、完全に見られた、中学の頃の決意をもう無にしてしまった。
それから数分後、やっと落ち着いた渚が聞いてきた。
「そう言えば、どうやって部屋に入ってこれたの?鍵が掛けられてたのに。」
「ああ、そうだった。もう1つ渚さんに謝らないといけないことがあったね。」
そう言って、俺は、渚にポケットの中の物を渡した。
「これは鍵?」
「うん、実は、この前、渚から先に行くように言われた時、合い鍵を作っておいたんだ。だから開けられた、でも、勝手に作って悪いと思ってる。」
「あ、なるほど。」
それから、渚が警察に通報をした。
「じゃあ、僕はそろそろ帰るね。」
「あ、もう、行くの。…もう少し一緒に…」
「ん?何か言った?」
「ううん、なんでもない。本当、ありがとう。」
そう言って、渚は笑った、あの時とは、違う純粋で綺麗な笑顔だった。
零二が出て、すぐに警察が来た。
男は、逮捕された。
警察が撤収して行く時の会話を、渚は、小耳にはさんだ。
「ドアのチェーンが壊れるな。」
「あの男が壊したんだろ。」
渚は、疑問に思った、あの男の人は自分が入れたから、壊してない。
ということは、零二君?でも、零二君は何も持っていなかった。ということは、零二君はチェーンの掛かったドアを素手で開けたってこと!
「零二君、君は一体、何者なの?」
「え?お兄ちゃんどこか行くの?」
「ちょっとね。」
そう言って、俺も玄関を出た。
「えっと、どちら様ですか?」
渚の家に来たのは、零二ではなく中年の男性。
「突然すみません、ここのアパートの管理人です。あなた部屋のベランダの鍵が壊れているようなので、見にきました。」
「あ、そうでしたか。」
そう言って、渚は玄関のドアを開けた。男は渚の部屋に入る。
「では、失礼します。」
「はい、どうぞ。」
渚は、部屋の中に案内する。
リビングまで来たところで渚は、ふと思った、「あれ?私、管理人の人にベランダの件について話したっけ?…いや、してない!じゃあどうしてこの人、ベランダの事知っているんだろう?」そう考えていると、1つの考えに、行きたった。
「ま、まさか、あなたが…キャ!」
渚が振り向こうとした瞬間、後ろから口を押えられ、ベッドに叩きつけられた。
「ハァ、ハァ、これが渚ちゃんの匂い、やっぱりいい匂いがするぅ、ベットのより濃度が高いなぁ。うっ、もう我慢できない。」
そして、渚の服を脱がし始めた。
「やっ!離して!き、気持ち悪い!たっ、助けて!零二君。」
それを聞いて、男は、反応し、一瞬で殺人鬼のような顔つきになり、渚の首を絞めはじめた。
「また、あの男か!あの忌々しい男、俺の渚ちゃんに手を出しあがって!」
男は首を絞める手に力を入れていく。
「い……いた…い…はなし…て…。」
「ったく、これだから単細胞の下衆は、単純過ぎる。」
部屋の照明がつき、男は渚から手を離し、声のする方を見てギョッとした。
「お、お前は…」
「零二…君。」
「どうして…」
「簡単だ、お前は俺が関わり始めて、渚の部屋に入らなくなった、あらかた盗聴器でも、渚の部屋に仕込んでおいたんだろ、だったら、1週間前の俺たちの会話も聞いていたはずだ、だから、布石をうっておいた。俺は渚に1週間何もなかったら、この件は、降りると言って、渚が、1週間で無防備になると思わせ、襲いやすいようにした。でも、こんなに簡単に引っ掛かってくれるなんて、そういう事しか頭にない奴は助かる。」
「くっ!ガキが、調子に乗るなよ。」
男は、ナイフを出し、零二に斬りかかった。
「あっぶね。」
零二は、ナイフをかわし、男の腹に一発正拳突きを食らわせる。
「あ…う…」
そのまま男は床に倒れた。
初めて、人を素手で気絶させた。
前を見ると、渚が泣き顔になっていた。
「渚さん、もう大丈夫だから。あと怖い思いさせてごめん…」
「ううん。」
そう言って渚は、抱きついてきた。
「怖かった、すごく怖かった。」
「ごめん…」
「もう、殺されるのかと思った。」
「ごめん…」
零二の腹に顔をつけて、いた渚がすっと、こちらを向いた。
「でもね、私、零二君に頼んで良かったと思う。」
その顔に少しドキッとしてしまった。
「そっ、そうかな……、えっとー。」
「あ!ごめん、私何やってんだろう。」
そう言って、渚は零二からはなれた。
そして、渚はこちらを見たまま動かない。その顔は、少し赤くなっている。
「どうした?」
「零二君、君、零二君だよね。」
「そうだけど、なんで?」
「だって、眼鏡かけてなくても、見えてるみたいだから。」
「え?」
それを聞いて、目の部分を触ってみると、眼鏡の感触がなかった。「あれ?」眼鏡がない!周りを見渡すと、すぐ近くに眼鏡が落ちていた。さっき、男に斬りかかられたときに、とんでいったのだろう。
「零二君、眼鏡かけてないほうが、かっこいい…よ。」
渚の顔がどんどん赤くなっていく。
「ごめん、私、何言ってるんだろ。忘れて。」
「う、うん」
ミスったな、完全に見られた、中学の頃の決意をもう無にしてしまった。
それから数分後、やっと落ち着いた渚が聞いてきた。
「そう言えば、どうやって部屋に入ってこれたの?鍵が掛けられてたのに。」
「ああ、そうだった。もう1つ渚さんに謝らないといけないことがあったね。」
そう言って、俺は、渚にポケットの中の物を渡した。
「これは鍵?」
「うん、実は、この前、渚から先に行くように言われた時、合い鍵を作っておいたんだ。だから開けられた、でも、勝手に作って悪いと思ってる。」
「あ、なるほど。」
それから、渚が警察に通報をした。
「じゃあ、僕はそろそろ帰るね。」
「あ、もう、行くの。…もう少し一緒に…」
「ん?何か言った?」
「ううん、なんでもない。本当、ありがとう。」
そう言って、渚は笑った、あの時とは、違う純粋で綺麗な笑顔だった。
零二が出て、すぐに警察が来た。
男は、逮捕された。
警察が撤収して行く時の会話を、渚は、小耳にはさんだ。
「ドアのチェーンが壊れるな。」
「あの男が壊したんだろ。」
渚は、疑問に思った、あの男の人は自分が入れたから、壊してない。
ということは、零二君?でも、零二君は何も持っていなかった。ということは、零二君はチェーンの掛かったドアを素手で開けたってこと!
「零二君、君は一体、何者なの?」
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