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関税の罠——カーティスの第二手
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ヨハンが羊皮紙の小さな巻物を持ってきた。レオンハルトの従者が使う暗号——簡素だが確実な情報伝達手段。文面は短かった。
「『関税法、通商委員会で可決。本会議に移行。反対票は余を含め七名のみ。見通しは厳しい。しかし諦めない。——L』」
七名。議会の総議席数は五十。圧倒的な少数派だ。ノーヴァルの根回しが、こちらの想像以上に徹底していたことになる。
紙の端に「L」とだけ署名されている。レオンハルトの頭文字。急いで書いたのだろう、文字が少し右に傾いている。しかし「諦めない」の三文字だけは力強い筆跡だった。この男は——本当に不器用だ。
「……通常の三倍の関税、ですか」
呟いた。手元の帳簿を開く。現在のヘルムガルド産品の価格競争力を計算する。ヘルムガルド鋼は王都の同等品より二割安い。薬草は一割五分安い。しかし関税が三倍になれば——価格優位性は完全に消滅する。むしろ割高になる。
ギュンターが渋い顔で茶を啜っている。
「嬢ちゃん。先物取引の契約はヴォルフスハイムのクラウスが昨日承認した。リンデンブルクも来週には返答が来る。だが——王都向けの販路が関税で潰されれば、近隣三領地だけでは吸収しきれん」
「わかっています」
わかっている。先物取引は時間稼ぎだ。根本的な解決ではない。ノーヴァルは流通封鎖、関税、取引先への圧力と、三重の包囲網を敷いている。一つを潰しても、残り二つが効いてくる。
しかし——私は経理出身だ。税の仕組みは、裏も表も知っている。
「ギュンター殿。関税がかかるのは、どの品目ですか」
「法案の文面では『辺境特産品』だ。鉱石、薬草、鋼材が対象になる」
「鋼材——ですか。では、鋼材を加工した『製品』はどうでしょう」
ギュンターの目が光った。
「……関税は原材料にかかる。加工品は品目が変わるから——」
「そうです。ヘルムガルド鋼を『鋼材』として出荷すれば三倍関税。しかし『農具』『台所刃物』『建築金物』として出荷すれば、品目分類が変わります。加工品への関税は通常税率のまま。つまり——」
「原材料を売るな。製品を売れ、ということか」
「以前学んだ知識ですが、関税の品目分類を変えることで実質的な税負担を変える手法があります。脱法ではありません。法の範囲内での最適化です。商務大臣が自分で作った法の穴を突かれるのは、自業自得というものですわ」
少しだけ溜飲が下がった。帳簿は武器だ。そして法律もまた、読む者の目によって味方にも敵にもなる。
エミルが窓辺で小さく笑った。「前世で」と言いかけたのを聞き逃さなかったのだろう。しかし何も言わなかった。
ギュンターが立ち上がった。
「マルクスに相談だ。農具や刃物なら——あの男の腕で作れば、王都のどの職人にも負けん」
「もう一つあります」
地図を広げた。山岳ルートの線。
「関税は王都の管轄区域でかかります。しかし東の港町エーリヒスハーフェンは——」
「王都の関税管轄外だ」
ギュンターが膝を打った。
「山岳ルートで港町に運び、海外の商人に直接売れば、王都の関税は一切関係ない。ノーヴァルがいくら議会で法律を通しても、海の向こうまでは手が届かねえ」
「ええ。関税がかからない形で売ればいい——それだけの話ですわ」
声は冷静だった。しかし胸の内では計算が高速で回っている。前世で嫌というほど見てきた税制の仕組みを、この世界に翻訳している。違法ではない。法の盲点を突くのでもない。ただ、相手が想定していなかった販路を使うだけだ。
カーティスは王都の中でしか考えていない。王都の議会、王都のギルド、王都の関税。全てが「王都の中」の論理だ。しかし世界は王都だけではない。海の向こうにも市場はある。視野の狭さが、あの男の最大の弱点だ。
しかし——問題もある。
「ただし、山岳ルートはまだ開通していません。ルキウス殿の護衛隊が偵察に出ていますが、安全が確認されるまでは使えません。それまでの間——」
「耐えるしかねえ、か」
「加工品への転換で時間を稼ぎましょう。マルクス殿に農具と台所刃物の試作を依頼します。鋼材のまま売るより利益率は低いかもしれませんが、関税三倍よりはましです」
帳簿の余白に計算を走らせた。鋼材の場合の関税負担額。農具に加工した場合の関税負担額。その差額。そして加工にかかる追加コスト。数字を並べていく。前世の経理部で毎日やっていた作業だ。あの頃は何の感情もなく数字を弾いていたが、今はこの数字の一つ一つが領民の明日を左右する。
「……三割は救えます。完全な解決にはなりませんが、破綻までの時間を二ヶ月に延ばせる」
「二ヶ月。それだけあれば、山岳ルートの開通に間に合う」
ギュンターが帽子を被り直した。
「俺は港町の旧い知り合いに連絡を入れる。三十年前の取引相手がまだ生きているかどうかわからんが——」
「ギュンター殿の人脈は三十年経っても錆びていないでしょう」
「ふん。嬢ちゃんに言われるまでもねえ」
ギュンターが扉に手をかけた時、振り返った。
「嬢ちゃん。一つだけ言っておく」
「何でしょう」
「三十年前、俺がノーヴァルに負けた時——俺は一人だった。味方が一人もいなかった。だがお前には……こんなに大勢いる。それだけで、もう半分勝ってるようなもんだ」
老商人の目に、若い日の悔恨と、今この瞬間の充足が重なっていた。そして扉が閉まった。
ギュンターが出ていった後、エミルが近づいてきた。
「セラフィーナ様。関税回避の策、見事でした。しかし一つ気になることがあります」
「何でしょう」
「カーティスは若いですが、馬鹿ではありません。加工品への転換は遅かれ早かれ気づかれます。その時——品目分類の変更を求める追加法案が出る可能性があります」
「わかっています。だからこそ、山岳ルートの開通を急がなければなりません。加工品転換は時間稼ぎ。本命は海外交易ルートの確立です」
エミルが頷いた。銀縁の眼鏡の奥の目が、考え込んでいた。
「もう一つ。レオンハルト殿下が議会で孤立しています。七名の反対では、殿下の政治的立場が危うくなる。『王太子が勘当された公爵令嬢に肩入れしている』という噂は、既に広がっているようです」
胸が痛んだ。レオンハルトは私のために政治力を使っている。その代償が彼の立場を削っている。
「殿下には——これ以上、無理をしないでほしいのですが」
「無理をしないと言って、聞く方だと思いますか」
エミルの問いに、答えられなかった。あの不器用で真っ直ぐな男は、聞かないだろう。自分が正しいと信じたら、王宮中を敵に回してでも動く。それがレオンハルト・アウレリウスという人間で——前世のゲームでは見えなかった、生身の王太子の姿だ。
フリッツの鴉便にはもう一行、追記があった。「殿下は本会議でも反対演説をされる予定です。ただし、ノーヴァル側から『王太子の辺境への不自然な関心』を追及する動きがあります。ご注意ください」。
フリッツは忠実な従者だ。主人の行動に懸念を抱きつつも、セラフィーナへの情報提供を怠らない。その小さな忠誠が、今は王都と辺境を繋ぐ命綱になっている。
窓の外で、訓練場から若者たちの掛け声が聞こえてきた。ルキウスの護衛隊訓練が始まっている。剣と剣がぶつかる金属音。マルクスの鍛冶場からは槌音。二つの金属音が重なって、ヘルムガルドの空気を振動させている。
リリアーヌが小走りに執務室に入ってきた。
「セラフィーナ様、マルクス殿に農具の試作を相談してきました。マルクス殿は『農具か。まあ、鉄は鉄だ』とおっしゃっていました」
「早いですわね」
「あと、港町の商人向けの見本帳を作っています。ヘルムガルド鋼の製品一覧と、薬草の効能表。絵も入れてみました」
リリアーヌが差し出した冊子を見て、驚いた。きちんとした装丁で、商品ごとに価格と特徴が整理されている。挿絵は素朴だが、商品の形がわかる程度には正確だ。
「……これは、見本帳というより商品カタログですわね」
「かたろぐ?」
「いえ、何でもありません。素晴らしい出来です」
ゲームのリリアーヌには決してなかった才能。この子が辺境に来なければ、眠ったままだった資質。商家の娘としての血が、ここで花開いている。
しかし同時に、この子の手がまた淡い光を帯びていないか、つい確認してしまう。今のところは大丈夫だ。聖女の力は、まだ眠っている。
一人になった執務室で、低い声で呟いた。
「関税が三倍? なら、関税がかからない形で売ればいいだけの話でしょう」
帳簿を開いた。加工品の原価計算を始める。農具一本あたりの鋼材使用量、加工時間、マルクスの工房の生産能力。数字が並んでいく。
ふと、ペンが止まった。レオンハルトの鴉便をもう一度読み返す。「諦めない」。この三文字が、妙に胸に残る。
あの夜、「余が許さない」と言った男。今は王都の議会で一人戦っている。不器用で、直情的で、政治的に賢いとは言えない戦い方だ。しかし——その真っ直ぐさに、救われている自分がいる。
ペンを握り直した。数字は私の味方だ。どんな敵が来ても、数字だけは裏切らない。そして今は——数字だけではなく、人も味方にいる。
「『関税法、通商委員会で可決。本会議に移行。反対票は余を含め七名のみ。見通しは厳しい。しかし諦めない。——L』」
七名。議会の総議席数は五十。圧倒的な少数派だ。ノーヴァルの根回しが、こちらの想像以上に徹底していたことになる。
紙の端に「L」とだけ署名されている。レオンハルトの頭文字。急いで書いたのだろう、文字が少し右に傾いている。しかし「諦めない」の三文字だけは力強い筆跡だった。この男は——本当に不器用だ。
「……通常の三倍の関税、ですか」
呟いた。手元の帳簿を開く。現在のヘルムガルド産品の価格競争力を計算する。ヘルムガルド鋼は王都の同等品より二割安い。薬草は一割五分安い。しかし関税が三倍になれば——価格優位性は完全に消滅する。むしろ割高になる。
ギュンターが渋い顔で茶を啜っている。
「嬢ちゃん。先物取引の契約はヴォルフスハイムのクラウスが昨日承認した。リンデンブルクも来週には返答が来る。だが——王都向けの販路が関税で潰されれば、近隣三領地だけでは吸収しきれん」
「わかっています」
わかっている。先物取引は時間稼ぎだ。根本的な解決ではない。ノーヴァルは流通封鎖、関税、取引先への圧力と、三重の包囲網を敷いている。一つを潰しても、残り二つが効いてくる。
しかし——私は経理出身だ。税の仕組みは、裏も表も知っている。
「ギュンター殿。関税がかかるのは、どの品目ですか」
「法案の文面では『辺境特産品』だ。鉱石、薬草、鋼材が対象になる」
「鋼材——ですか。では、鋼材を加工した『製品』はどうでしょう」
ギュンターの目が光った。
「……関税は原材料にかかる。加工品は品目が変わるから——」
「そうです。ヘルムガルド鋼を『鋼材』として出荷すれば三倍関税。しかし『農具』『台所刃物』『建築金物』として出荷すれば、品目分類が変わります。加工品への関税は通常税率のまま。つまり——」
「原材料を売るな。製品を売れ、ということか」
「以前学んだ知識ですが、関税の品目分類を変えることで実質的な税負担を変える手法があります。脱法ではありません。法の範囲内での最適化です。商務大臣が自分で作った法の穴を突かれるのは、自業自得というものですわ」
少しだけ溜飲が下がった。帳簿は武器だ。そして法律もまた、読む者の目によって味方にも敵にもなる。
エミルが窓辺で小さく笑った。「前世で」と言いかけたのを聞き逃さなかったのだろう。しかし何も言わなかった。
ギュンターが立ち上がった。
「マルクスに相談だ。農具や刃物なら——あの男の腕で作れば、王都のどの職人にも負けん」
「もう一つあります」
地図を広げた。山岳ルートの線。
「関税は王都の管轄区域でかかります。しかし東の港町エーリヒスハーフェンは——」
「王都の関税管轄外だ」
ギュンターが膝を打った。
「山岳ルートで港町に運び、海外の商人に直接売れば、王都の関税は一切関係ない。ノーヴァルがいくら議会で法律を通しても、海の向こうまでは手が届かねえ」
「ええ。関税がかからない形で売ればいい——それだけの話ですわ」
声は冷静だった。しかし胸の内では計算が高速で回っている。前世で嫌というほど見てきた税制の仕組みを、この世界に翻訳している。違法ではない。法の盲点を突くのでもない。ただ、相手が想定していなかった販路を使うだけだ。
カーティスは王都の中でしか考えていない。王都の議会、王都のギルド、王都の関税。全てが「王都の中」の論理だ。しかし世界は王都だけではない。海の向こうにも市場はある。視野の狭さが、あの男の最大の弱点だ。
しかし——問題もある。
「ただし、山岳ルートはまだ開通していません。ルキウス殿の護衛隊が偵察に出ていますが、安全が確認されるまでは使えません。それまでの間——」
「耐えるしかねえ、か」
「加工品への転換で時間を稼ぎましょう。マルクス殿に農具と台所刃物の試作を依頼します。鋼材のまま売るより利益率は低いかもしれませんが、関税三倍よりはましです」
帳簿の余白に計算を走らせた。鋼材の場合の関税負担額。農具に加工した場合の関税負担額。その差額。そして加工にかかる追加コスト。数字を並べていく。前世の経理部で毎日やっていた作業だ。あの頃は何の感情もなく数字を弾いていたが、今はこの数字の一つ一つが領民の明日を左右する。
「……三割は救えます。完全な解決にはなりませんが、破綻までの時間を二ヶ月に延ばせる」
「二ヶ月。それだけあれば、山岳ルートの開通に間に合う」
ギュンターが帽子を被り直した。
「俺は港町の旧い知り合いに連絡を入れる。三十年前の取引相手がまだ生きているかどうかわからんが——」
「ギュンター殿の人脈は三十年経っても錆びていないでしょう」
「ふん。嬢ちゃんに言われるまでもねえ」
ギュンターが扉に手をかけた時、振り返った。
「嬢ちゃん。一つだけ言っておく」
「何でしょう」
「三十年前、俺がノーヴァルに負けた時——俺は一人だった。味方が一人もいなかった。だがお前には……こんなに大勢いる。それだけで、もう半分勝ってるようなもんだ」
老商人の目に、若い日の悔恨と、今この瞬間の充足が重なっていた。そして扉が閉まった。
ギュンターが出ていった後、エミルが近づいてきた。
「セラフィーナ様。関税回避の策、見事でした。しかし一つ気になることがあります」
「何でしょう」
「カーティスは若いですが、馬鹿ではありません。加工品への転換は遅かれ早かれ気づかれます。その時——品目分類の変更を求める追加法案が出る可能性があります」
「わかっています。だからこそ、山岳ルートの開通を急がなければなりません。加工品転換は時間稼ぎ。本命は海外交易ルートの確立です」
エミルが頷いた。銀縁の眼鏡の奥の目が、考え込んでいた。
「もう一つ。レオンハルト殿下が議会で孤立しています。七名の反対では、殿下の政治的立場が危うくなる。『王太子が勘当された公爵令嬢に肩入れしている』という噂は、既に広がっているようです」
胸が痛んだ。レオンハルトは私のために政治力を使っている。その代償が彼の立場を削っている。
「殿下には——これ以上、無理をしないでほしいのですが」
「無理をしないと言って、聞く方だと思いますか」
エミルの問いに、答えられなかった。あの不器用で真っ直ぐな男は、聞かないだろう。自分が正しいと信じたら、王宮中を敵に回してでも動く。それがレオンハルト・アウレリウスという人間で——前世のゲームでは見えなかった、生身の王太子の姿だ。
フリッツの鴉便にはもう一行、追記があった。「殿下は本会議でも反対演説をされる予定です。ただし、ノーヴァル側から『王太子の辺境への不自然な関心』を追及する動きがあります。ご注意ください」。
フリッツは忠実な従者だ。主人の行動に懸念を抱きつつも、セラフィーナへの情報提供を怠らない。その小さな忠誠が、今は王都と辺境を繋ぐ命綱になっている。
窓の外で、訓練場から若者たちの掛け声が聞こえてきた。ルキウスの護衛隊訓練が始まっている。剣と剣がぶつかる金属音。マルクスの鍛冶場からは槌音。二つの金属音が重なって、ヘルムガルドの空気を振動させている。
リリアーヌが小走りに執務室に入ってきた。
「セラフィーナ様、マルクス殿に農具の試作を相談してきました。マルクス殿は『農具か。まあ、鉄は鉄だ』とおっしゃっていました」
「早いですわね」
「あと、港町の商人向けの見本帳を作っています。ヘルムガルド鋼の製品一覧と、薬草の効能表。絵も入れてみました」
リリアーヌが差し出した冊子を見て、驚いた。きちんとした装丁で、商品ごとに価格と特徴が整理されている。挿絵は素朴だが、商品の形がわかる程度には正確だ。
「……これは、見本帳というより商品カタログですわね」
「かたろぐ?」
「いえ、何でもありません。素晴らしい出来です」
ゲームのリリアーヌには決してなかった才能。この子が辺境に来なければ、眠ったままだった資質。商家の娘としての血が、ここで花開いている。
しかし同時に、この子の手がまた淡い光を帯びていないか、つい確認してしまう。今のところは大丈夫だ。聖女の力は、まだ眠っている。
一人になった執務室で、低い声で呟いた。
「関税が三倍? なら、関税がかからない形で売ればいいだけの話でしょう」
帳簿を開いた。加工品の原価計算を始める。農具一本あたりの鋼材使用量、加工時間、マルクスの工房の生産能力。数字が並んでいく。
ふと、ペンが止まった。レオンハルトの鴉便をもう一度読み返す。「諦めない」。この三文字が、妙に胸に残る。
あの夜、「余が許さない」と言った男。今は王都の議会で一人戦っている。不器用で、直情的で、政治的に賢いとは言えない戦い方だ。しかし——その真っ直ぐさに、救われている自分がいる。
ペンを握り直した。数字は私の味方だ。どんな敵が来ても、数字だけは裏切らない。そして今は——数字だけではなく、人も味方にいる。
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