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春の物語
怖い顔の裏には2
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ミカさんって誰だろう・・・。
「もう少しで村にたどり着くからな。」
ジョナさんは前を向いて言った。
私は周りをきょろきょろしていたら急に腕を掴まれた。
「危ねぇ!」
私の足元には蛇がいた。
噛もうとしていたみたいで、とがった歯が見える。
「毒蛇だ、ここにいるのは珍しい。」
ジョナさんは小さく呟いた。
私はジョナさんに抱えられて蛇とはかなりの高さがあった。
「ジョ、ジョナさん・・・。」
話しかけるけどジョナさんは何か考え込んでいて何も言わなかった。
しかも蛇を見る目が冷たい。
蛇を踏みつぶしてまた歩き出す。
ジョナさんは早歩きでどんどん前に進んでいく。
私はジョナさんの肩の上で何をどうしたらいいのか分からずに、大人しくしていた。
「着いたぞ。」
ジョナさんにやっと下ろしてもらえた。
目の前にある村は広くてのどかだった。
沢山の人が笑っていて小さい子たちの元気な姿が見える。
私は木の陰で目を細めていた。
すると一人の女の子が転んで泣いた。
その女の子は大きな声で泣いている。
私とジョナさんはすぐに女の子の所に駆け付けた。
私は女の子の足の血をハンカチで抑える。
どうしても泣き止んでほしくて。でもどうしたらいいのか分からずにいた。
するとジョナさんが「ちょっと、どいてくれ。」と言った。
私がどくとジョナさんは女の子を「高い、高~い!」と言って持ち上げた。
「ジョナさん⁉」
私が止めようとするけど身長が足りない。
でも女の子は泣き止んでくれて笑っている。
「楽しい!もっともっと~!」
すると周りの子供たちは「ずるい!僕も!」と言って騒いでる。
私は驚いてなんだか可笑しくなって笑った。
「駄目だよ!次はこのおねぇちゃんだから!」
と一人の子が言い出した。
「え、私?」
思わず同じことを言いながら自分を指さす。
すると「うん。だってさっきお兄ちゃんにお願いしてたもん!」
と言われて。私はただ笑った。
「順番だもんね!」
他の子が言い出す。
「え~と、私はいいかなぁ。皆で楽しんでね」
私がそう言うと子供たちは「えぇ~!」と言った。
「やぁだ!おねぇちゃんも遊ぶの!」
「おねぇちゃんも遊ばないならさっちゃん遊ばない!」
駄々をこねられて私はどうしたらいいのか分からずにいた。
するとジョナさんは急に
「よし。鬼ごっごするぞ!お兄さんが鬼で皆が逃げるんだぞ。」
と言い出した。
子供たちは「キャ――!」と言って逃げていった。
ジョナさんは私に「これなら動かなくていいだろ?」と言った。
私は頷きながら「ありがとうございます。」と伝えた。
ジョナさんも頷きながらゆっくりと10数えだした。
「よし。探しに行くか。」
ジョナさんは立ち上がると子供たちを探しに行った。
数分後。
子供たちは早く、でも時間をかけて見つかった。
私はジョナさんの子供好きに驚いた。
楽しそうに笑うジョナさんは初めて会った頃とは別人だった。
(こんな優しい表情できるんだな。)
私もつられて笑う。
皆元気で走り回ってる。
・・・私も走りたいな。
皆みたいに走りたい。って私、普通に走ってた。
「おねぇちゃん!一緒に隠れよう!」
私は小さい男の子に手を引っ張られた。
「どこに隠れるの?」
私は男の子に聞きながら一緒に隠れた。
(そういえばジョナさん、子供の扱い慣れてたな。どうしてだろう。)
この時の私はまだ知らなかった。
ジョナさんの抱えてる闇もどうして盗賊をしていたのかも。
「もう少しで村にたどり着くからな。」
ジョナさんは前を向いて言った。
私は周りをきょろきょろしていたら急に腕を掴まれた。
「危ねぇ!」
私の足元には蛇がいた。
噛もうとしていたみたいで、とがった歯が見える。
「毒蛇だ、ここにいるのは珍しい。」
ジョナさんは小さく呟いた。
私はジョナさんに抱えられて蛇とはかなりの高さがあった。
「ジョ、ジョナさん・・・。」
話しかけるけどジョナさんは何か考え込んでいて何も言わなかった。
しかも蛇を見る目が冷たい。
蛇を踏みつぶしてまた歩き出す。
ジョナさんは早歩きでどんどん前に進んでいく。
私はジョナさんの肩の上で何をどうしたらいいのか分からずに、大人しくしていた。
「着いたぞ。」
ジョナさんにやっと下ろしてもらえた。
目の前にある村は広くてのどかだった。
沢山の人が笑っていて小さい子たちの元気な姿が見える。
私は木の陰で目を細めていた。
すると一人の女の子が転んで泣いた。
その女の子は大きな声で泣いている。
私とジョナさんはすぐに女の子の所に駆け付けた。
私は女の子の足の血をハンカチで抑える。
どうしても泣き止んでほしくて。でもどうしたらいいのか分からずにいた。
するとジョナさんが「ちょっと、どいてくれ。」と言った。
私がどくとジョナさんは女の子を「高い、高~い!」と言って持ち上げた。
「ジョナさん⁉」
私が止めようとするけど身長が足りない。
でも女の子は泣き止んでくれて笑っている。
「楽しい!もっともっと~!」
すると周りの子供たちは「ずるい!僕も!」と言って騒いでる。
私は驚いてなんだか可笑しくなって笑った。
「駄目だよ!次はこのおねぇちゃんだから!」
と一人の子が言い出した。
「え、私?」
思わず同じことを言いながら自分を指さす。
すると「うん。だってさっきお兄ちゃんにお願いしてたもん!」
と言われて。私はただ笑った。
「順番だもんね!」
他の子が言い出す。
「え~と、私はいいかなぁ。皆で楽しんでね」
私がそう言うと子供たちは「えぇ~!」と言った。
「やぁだ!おねぇちゃんも遊ぶの!」
「おねぇちゃんも遊ばないならさっちゃん遊ばない!」
駄々をこねられて私はどうしたらいいのか分からずにいた。
するとジョナさんは急に
「よし。鬼ごっごするぞ!お兄さんが鬼で皆が逃げるんだぞ。」
と言い出した。
子供たちは「キャ――!」と言って逃げていった。
ジョナさんは私に「これなら動かなくていいだろ?」と言った。
私は頷きながら「ありがとうございます。」と伝えた。
ジョナさんも頷きながらゆっくりと10数えだした。
「よし。探しに行くか。」
ジョナさんは立ち上がると子供たちを探しに行った。
数分後。
子供たちは早く、でも時間をかけて見つかった。
私はジョナさんの子供好きに驚いた。
楽しそうに笑うジョナさんは初めて会った頃とは別人だった。
(こんな優しい表情できるんだな。)
私もつられて笑う。
皆元気で走り回ってる。
・・・私も走りたいな。
皆みたいに走りたい。って私、普通に走ってた。
「おねぇちゃん!一緒に隠れよう!」
私は小さい男の子に手を引っ張られた。
「どこに隠れるの?」
私は男の子に聞きながら一緒に隠れた。
(そういえばジョナさん、子供の扱い慣れてたな。どうしてだろう。)
この時の私はまだ知らなかった。
ジョナさんの抱えてる闇もどうして盗賊をしていたのかも。
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