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春の物語
苦しいんだよ!(ジョナside)
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俺は何やってんだ!
いつまで、ウカの所にいようとしてるんだ。
まだ子供だから知らないだろうけど、大人は絶対に俺が盗賊だって分かるだろう。
盗賊が連れてきたとなればウカも疑われる。
ウカは不思議だ。
最初、俺はウカから金品を盗もうとした。
それでもウカは俺に微笑んだ。
ウカは今頃気づいてるかな。
勝手にいなくなったこと怒ってるかな。
いや、そんなわけない。
風ってこんなに冷たかったけ。
俺は笑っちゃいけない。
ウカの傍にいちゃいけない。
目の前に大きな樹があった。
この樹に上ったらさすがのウカも気づかないよな。
ミカもよく木登りしてたな。
いくら止めても聞かずによく行動してたな。
『ジョナ!ミカちゃんが!!』
『ジョナ!あんたの妹がまたやらかしたよ!!』
何故かミカがやらかすたびに俺はいつも呼ばれていた。
母さんではなく父さんでもない。
いつも俺だった。
『お兄!見てよ、これ!すごいでしょ?(笑)」
俺に話しかけるときいつもどや顔で話しかけてくる。
『お兄、お兄!』
ミカの元気な声が聞こえる。
ミカに会いたいな。
体は生きてるのに心が死んでしまった。
ミカ、ごめんな。
ミカの病気を早く治したい。
俺の命と引き換えにしてもいい。
でも、できない。
ミカの病気を治すために金を稼がないといけない。
でもだるい。すごくだるいんだ。
体が思うように動かない。
ーーーーーーーーーーーー
♪「歌に願いを込めて歌えば」
遠くで歌声が聞こえる。
♪「広場に町に公園に」
村の事を思い出す。
よく村の子供だけで走り回って、探検した。
♪「楽しい歌が小鳥のようにみんなの夢を歌い出す」
それぞれ大人になったら「こうなりたい」「ああなりたい」と言い合っていた。
笑いあって色々やらかして大人に怒られて。
♪「ウンパッパウンパッパ」
♪「誰でも」
そう、誰でもみんな夢があった。
ミカの夢は女騎士になって騎士団に入る事。沢山の人を守る事。
俺の夢はミカが活躍するのを聞いて、笑って妹の自慢をすることだった。
「俺の妹は女らしくないけど。でもこんなに強いんだぞ?すごいだろ!」
何て言って俺が胸を張って言いたかった。
でも自慢することもミカの夢が叶うこともない。
ミカの笑い声も、元気に走り回る姿も見れない。
♪「ウンパッパウンパッパ」
♪「知っている」
何が知っているんだよ。
ミカの何を知っている?俺の何を知っている?
本当の俺を知らないくせに。
ていうか本当の俺ってなんだ?
目から涙が溢れる。
♪「君と僕は友達さ」
・・・友達・・・?
♪「だからウンパッパ」
何が友達だ。
ふざけるな。
友達何ていらない。
もう必要がない。
俺の願いはただ一つだけ。
ミカに元気になってほしい。
もう一度、ミカの笑顔を声をはしゃぐ姿を見たい。
『ジョナさん。いますか?』
『迎えに来ました。出てきてください。』
『お願いです。私を頼ってください。』
『私が助けますから。』
優しい声が聞こえる。
(う、そだろ・・・もしかしてウカなのか?)
この声は俺に笑いかけたウカのものだった。
『お姉ちゃん!お兄ちゃん、まだ?』
小さい男の子の声がする。
『足が痛いよー!お姉ちゃん、おんぶ!!』
女の子の声。
『ずるいー!僕も!』
駄々をこねている。
俺は思わず笑っていた。
ウカの困った顔が浮かぶ。
この時の俺は思わなかった。
ウカが俺に希望をくれる。
俺の苦しみを解き放つ希望の歌の持ち主だった。
いつまで、ウカの所にいようとしてるんだ。
まだ子供だから知らないだろうけど、大人は絶対に俺が盗賊だって分かるだろう。
盗賊が連れてきたとなればウカも疑われる。
ウカは不思議だ。
最初、俺はウカから金品を盗もうとした。
それでもウカは俺に微笑んだ。
ウカは今頃気づいてるかな。
勝手にいなくなったこと怒ってるかな。
いや、そんなわけない。
風ってこんなに冷たかったけ。
俺は笑っちゃいけない。
ウカの傍にいちゃいけない。
目の前に大きな樹があった。
この樹に上ったらさすがのウカも気づかないよな。
ミカもよく木登りしてたな。
いくら止めても聞かずによく行動してたな。
『ジョナ!ミカちゃんが!!』
『ジョナ!あんたの妹がまたやらかしたよ!!』
何故かミカがやらかすたびに俺はいつも呼ばれていた。
母さんではなく父さんでもない。
いつも俺だった。
『お兄!見てよ、これ!すごいでしょ?(笑)」
俺に話しかけるときいつもどや顔で話しかけてくる。
『お兄、お兄!』
ミカの元気な声が聞こえる。
ミカに会いたいな。
体は生きてるのに心が死んでしまった。
ミカ、ごめんな。
ミカの病気を早く治したい。
俺の命と引き換えにしてもいい。
でも、できない。
ミカの病気を治すために金を稼がないといけない。
でもだるい。すごくだるいんだ。
体が思うように動かない。
ーーーーーーーーーーーー
♪「歌に願いを込めて歌えば」
遠くで歌声が聞こえる。
♪「広場に町に公園に」
村の事を思い出す。
よく村の子供だけで走り回って、探検した。
♪「楽しい歌が小鳥のようにみんなの夢を歌い出す」
それぞれ大人になったら「こうなりたい」「ああなりたい」と言い合っていた。
笑いあって色々やらかして大人に怒られて。
♪「ウンパッパウンパッパ」
♪「誰でも」
そう、誰でもみんな夢があった。
ミカの夢は女騎士になって騎士団に入る事。沢山の人を守る事。
俺の夢はミカが活躍するのを聞いて、笑って妹の自慢をすることだった。
「俺の妹は女らしくないけど。でもこんなに強いんだぞ?すごいだろ!」
何て言って俺が胸を張って言いたかった。
でも自慢することもミカの夢が叶うこともない。
ミカの笑い声も、元気に走り回る姿も見れない。
♪「ウンパッパウンパッパ」
♪「知っている」
何が知っているんだよ。
ミカの何を知っている?俺の何を知っている?
本当の俺を知らないくせに。
ていうか本当の俺ってなんだ?
目から涙が溢れる。
♪「君と僕は友達さ」
・・・友達・・・?
♪「だからウンパッパ」
何が友達だ。
ふざけるな。
友達何ていらない。
もう必要がない。
俺の願いはただ一つだけ。
ミカに元気になってほしい。
もう一度、ミカの笑顔を声をはしゃぐ姿を見たい。
『ジョナさん。いますか?』
『迎えに来ました。出てきてください。』
『お願いです。私を頼ってください。』
『私が助けますから。』
優しい声が聞こえる。
(う、そだろ・・・もしかしてウカなのか?)
この声は俺に笑いかけたウカのものだった。
『お姉ちゃん!お兄ちゃん、まだ?』
小さい男の子の声がする。
『足が痛いよー!お姉ちゃん、おんぶ!!』
女の子の声。
『ずるいー!僕も!』
駄々をこねている。
俺は思わず笑っていた。
ウカの困った顔が浮かぶ。
この時の俺は思わなかった。
ウカが俺に希望をくれる。
俺の苦しみを解き放つ希望の歌の持ち主だった。
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