歌の光花

古川優亜

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まぶしい笑顔と明るい夏

君はアモン

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あれから数日。
レイはどうしてもランのことが心配なのかずっとそばにいる。
ランは恥ずかしそうにいつもレイと話してるし。
私がはいる隙ないなぁ。
「あんたいつまでここで見てるわけ?」
「うるさいなぁ。てか、君に関しては誰よ?」
ランの時にどうすればいいのかを教えてくれた謎の少年があれからずっと家に住み着いてる。
名前も何も教えずにただ私を観察するようにそばにいるだけ。
「名前は何?」
「さぁ?」
はぁ、とわざと聞こえるようにため息をつく。
どんなに、聞いてもはぐらかされるばかリ。
私はとりあえず子供たちの面倒で忙しくてこれ以上何も言えてない。
洗濯物を干すために外に出れば私の可愛い子供たちは今日も楽しそうに遊んでる。
レイの時と同様ランが暇にならないようにちょくちょく交代で見に行ったり外から何かを拾ってきたり。
優しい子供になってくれて私も嬉しいなぁ。
「ふふ。」
小さく笑うとレイが部屋から出てきた。
「姉さん!!なぜか知らないけど最近元気なんだ!!」
レイは元気になった体で走るのを最近楽しそうにしている。
私は何となくどうしてなのかわかる。
きっとランの魔力に充てられて体が丈夫になったんだ。
レイはもともと魔力が少なくてきつかったんだろう。
ランの魔力は私が歌いながら料理を作って栄養たっぷりのを作ってるから大丈夫だろう。



しばらく子供たちの様子を見守ってると謎の少年が隣に来た。
「君の名前は?」
「飽きないね。」
「当り前よ。」
最近の日課ともいえる会話をする私たち。
草の上に座る私を見下ろすように彼は見続ける。
「どうしてあんたはここに居続けるの。」
少年は子供たちを見ながら静かに言った。
「私は会いたい人がいるの。その人のおかげで今の私がここにいる。だから、次は私が誰かの心に寄り添えるようになりたい。彼が寄り添ってくれたようにね。」
私はただ子供たちの様子を見守る。
走り回ってる様子は微笑ましいもので思わず笑みが零れる。
後、少ししたらランも交じることができる。
そうすれば、きっとみんな仲良く遊んでくれる。
「変な奴。」
少年はぼそりと言うと私に寄りかかるように座る。
なんとなくだけどわかる。
この子もきっと愛情を求めている。
でも、彼はどんな風に求めているのか私にはわからない。
だけど、今の彼に一番必要なものは。
「よし、遊ぼう!!」
私はそう言うと彼の腕を引っ張る。
「は、ちょ!?」
立ち上がった彼を回す。
私と彼でぐるぐると周り、少しづつ彼が浮き上がる。
「おい!!!」
私は笑う。
ただ、子供に戻ったようで。
小さな子供になったようで、ただ口を開けて笑う。
そしたら、彼も笑う。
幼い年相応の顔で笑う。
疲れたのとバランスを崩して地面に倒れこむ。
「はははは!!!!」
「あはははあは!!!」
私たちはお互い声をあげて笑った。
「ずるい!!私もさっきのしてよ、ウカ姉さん!!」
アンが走って私の所にくる。
「俺も、俺も!!」
チョコも笑いながら走ってくる。
ラムや慌ててアンの後を追いかけてレイはただ走ることを楽しんでいた。
「これからも家にいなさい、アモン。」
「あ、もん?」
私は思いついた名前を言えば彼は不思議そうに言った。
「だって、名前を教えてくれないじゃない。私がつけるしかないでしょう?」
私がそう言って笑えばアモンも嬉しそうに笑った。
「これからも、よろしくな、ウカ姉さん!!」
私の手を嬉しそうに受け止めるアモンはようやく私に心を開いてくれた。
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