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猫ホスト
会員番号2~前編~
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ー樹海ー
司が立ったまま空を見つめていると灰色ハチワレのシラタマが近づいてきた。
「おはよう」
「おはよう、シラタマ」
「何、してんだ?」
「困っている人が居ないか見てるんだ」
「……」
「どこかに行くのか」
「ミクに鮭を買ってきてと頼まれたから買いに行ってくる」
「気をつけて」
「あぁ」
返事をし灰色ハチワレ猫からスーツ姿の男性に変身するとシラタマは樹海を歩いていった。
ー大学ー
授業を終え帰りの支度をしている天(てん)の元に友達の井上和歌(わか)が近づいてきた。
「天、カラオケに行かないか」
「今から?」
「バイトか」
「バイトは休み」
「なら良いじゃん、カラオケ行こうぜ」
「俺は歌わないぞ」
「下手だもんな」
「お前も下手だろ」
そう言って天が椅子から立ち上がり鞄を掴んだその時、和歌のスマホが鳴った。
「ちょっとゴメン」
そう言って和歌は天から少し離れスマホを耳にあて喋り始めた。
「……」
鞄からスマホを取り出すと天はスマホを弄りながら和歌の電話が終わるのを待った。
10分後、電話を終えた和歌がスマホをポケットに入れ天に話しかけた。
「天、行こうか」
「うん」
スマホを鞄の中に入れ和歌に近づくと天は和歌と共に大学を離れカラオケ屋に向かって歩き出した。
「大学から近いのか」
「1時間ぐらいかな」
「そんなにかかるのか」
「会話をしながら歩いていたらすぐ着くさ」
「そうだな」
返事後、天と和歌は歩きながら会話をし1時間後、カラオケ屋に着いた。
その後、和歌と天は中に入り受付に向かった。
「久保菜々は来てるでしょうか?」
「予約者の方ですね」
「はい」
「来てますよ…この廊下を真っ直ぐ行ったら部屋があります」
「わかりました」
返事をすると和歌と天は廊下を真っ直ぐ歩き部屋に向かった。
その後、和歌と天は部屋の中に入りドアを閉めた。
「待ったか」
長いソファーに座っている菜々の側に和歌が座ると菜々が口を開いた。
「俺も今、来たところだ」
そう言って菜々は立っている天に目を向け話しかけた。
「立ってないで座ったら」
「……」
「天」
和歌が手招きすると天は和歌に近づき和歌の隣に座った。
「天、紹介するよ、バイト仲間の久保菜々…菜々、大学の友達の桜井天」
「桜井天です」
「よろしく」
「……」
菜々の視線にたえられない天は鞄を持ったままソファーから立ち上がり和歌に向かって話しかけた。
「和歌、俺、帰るよ」
そう言って天がドアに近づき部屋から出ようとしたその時、菜々にハンカチで口を塞がれ眠らされ倒れた。
その後、菜々は天をお姫様抱っこしソファーに近づき天を仰向けで寝かせた。
「和歌」
「わかってる」
ソファーから立ち上がると和歌はビデオカメラをセットし録音ボタンを押した。
「準備できたぞ」
「……」
和歌の合図後、菜々は天の服を脱がせ全裸にし自分の服も脱ぎ全裸になった。
その後、菜々は天に覆い被さり身体を奪い始めた。
それから暫くして部屋のドアが開き鮭が入った袋を持ったシラタマが現れた。
「……」
「何のようだ、出ていけ」
和歌が追い出そうとしたその時、シラタマは一瞬で和歌を眠らせ和歌が倒れるとシラタマは菜々に近づき天から離れさせた。
「何だ、てめえ」
「痛い目に遭いたくなかったら出ていけ」
「何だと」
「……」
怖い顔でシラタマが睨みつけると菜々はビビリ自分の服を持って部屋を出ていった。
シラタマは天の鞄と服を掴み天をお姫様抱っこすると部屋を出ていき別の部屋の中に入った。
その後、シラタマはソファーに近づき天を仰向けで寝かせると鞄をソファーに置き服を着せた。
その後、シラタマはソファーに座り天の目覚めを見守った。
「ミク、怒るだろうな」
袋に入った鮭を見つめながらシラタマが口にすると天が目を覚ました。
「……」
身体を起こしまわりを見渡すとシラタマに目を向け話しかけた。
「あの?」
「目が覚めたか」
「和歌と久保菜々さんは?」
「1人は逃げて1人は部屋で眠ってる」
そう言ってシラタマが袋を持ってソファーから立ち上がると天が話しかけた。
「助けてくれてありがとうございました」
「友達は選んだ方がいい」
そう言ってシラタマが部屋を出ようとしたその時、スマホを見ながら天が口を開いた。
「何だよ、これ」
「どうした」
天に近づきスマホに目を向けたシラタマは菜々が天を襲っている動画が流れていた。
「俺が眠らされている間に…」
天の目から涙が流れるとシラタマはスマホを天から取りあげスマホを壊した。
「……」
驚いた顔で天が見つめるとシラタマは天の手を掴み部屋を出ると樹海に向かった。
「あの?」
「……」
天の問いかけにシラタマは返事をせず天の手を掴んだまま歩いた。
ー樹海ー
空を見つめながら司が「シラタマの考えはわからない」と口にすると三毛猫のミクが現れた。
「シラタマのヤツ遅い、何してんだ」
「シラタマならもうすぐ帰ってくるよ」
「司、本当」
「ほら」
「……」
指を指す司の指先を見た三毛猫のミクは天を連れて歩いてくるシラタマに驚いた。
「何でシラタマが勝手に人間を連れてくるんだよ」
「ミク、中に入ってろ」
「あぁ」
慌てて三毛猫のミクが店の中に入ると司は落ち着いた口調でシラタマに話しかけた。
「シラタマ、何かあったのか?」
「話す前に彼を休ませてほしいんだが」
「わかった」
そう言って司は天に近づき優しく話しかけた。
「お名前は?」
「桜井天です」
「桜井天さん、こちらへ」
そう言って司は天を連れて猫のホストクラブの中に入ると奥に行き螺旋階段をあがった。
そして部屋の前に立ち司が話しかけた。
「この部屋で休んでください」
「すみません」
「何か用事があるときは部屋の中にボタンがあるので押してください」
「わかりました」
司にお辞儀をし天が部屋の中に入りドアを閉めると司は螺旋階段をおり奥から姿を見せると茶トラのミキオに話しかけれた。
「ミクから聞いたんだがシラタマが人間を勝手に連れてきたんだって」
「何かあるからシラタマは勝手に連れてきたんだろ」
そう言って店から出ていくと司はシラタマに近づいた。
「勝手に連れてきた訳があるんだろ」
「鮭を買って帰ろうと道を歩いていたらカラオケ屋から男性のダメージの気を感じたんだ、行ってみたら男性が男性を襲っている姿をもう1人の男性がビデオカメラで録画してたんだ」
「襲われた男性が彼?」
「あぁ」
「彼の顔を見て思ったんだが、涙を流すほどのことがあったんじゃないのか、だからお前は彼をここに連れてきた」
「ビデオカメラを壊したのにスマホに動画が流れたんだ、それを見て彼が…だから俺は勝手に連れてきた…すまない…」
「スマホは?」
「壊した」
「他のメンバーには俺から話しておくからお前は彼の側に居てやれ」
「わかった、これ」
鮭が入った袋を司に渡すとシラタマは店の中に入り奥に行き螺旋階段をあがり部屋の前に立ち話しかけた。
「入って良いかな」
「どうぞ」
「……」
天の許可を得るとシラタマはドアを開き中に入りドアを閉めた。
「今はここで休むと良いよ」
「……」
「明日、自宅に帰りたかったら俺が自宅まで送るよ」
「……」
ベッドに座っていた天は無言で立ち上がりシラタマに近づいた。
そしてシラタマの顔を見つめながら天は涙を流し口を開いた。
「大学には和歌が居る、和歌に会ったら俺…」
「……」
涙を流しながら口にする天の姿にシラタマは何も考えず天を抱きしめその後、唇を重ねた。
その光景を水晶玉で話を終えた司が店の外で険しい顔で見つめていた。
司が立ったまま空を見つめていると灰色ハチワレのシラタマが近づいてきた。
「おはよう」
「おはよう、シラタマ」
「何、してんだ?」
「困っている人が居ないか見てるんだ」
「……」
「どこかに行くのか」
「ミクに鮭を買ってきてと頼まれたから買いに行ってくる」
「気をつけて」
「あぁ」
返事をし灰色ハチワレ猫からスーツ姿の男性に変身するとシラタマは樹海を歩いていった。
ー大学ー
授業を終え帰りの支度をしている天(てん)の元に友達の井上和歌(わか)が近づいてきた。
「天、カラオケに行かないか」
「今から?」
「バイトか」
「バイトは休み」
「なら良いじゃん、カラオケ行こうぜ」
「俺は歌わないぞ」
「下手だもんな」
「お前も下手だろ」
そう言って天が椅子から立ち上がり鞄を掴んだその時、和歌のスマホが鳴った。
「ちょっとゴメン」
そう言って和歌は天から少し離れスマホを耳にあて喋り始めた。
「……」
鞄からスマホを取り出すと天はスマホを弄りながら和歌の電話が終わるのを待った。
10分後、電話を終えた和歌がスマホをポケットに入れ天に話しかけた。
「天、行こうか」
「うん」
スマホを鞄の中に入れ和歌に近づくと天は和歌と共に大学を離れカラオケ屋に向かって歩き出した。
「大学から近いのか」
「1時間ぐらいかな」
「そんなにかかるのか」
「会話をしながら歩いていたらすぐ着くさ」
「そうだな」
返事後、天と和歌は歩きながら会話をし1時間後、カラオケ屋に着いた。
その後、和歌と天は中に入り受付に向かった。
「久保菜々は来てるでしょうか?」
「予約者の方ですね」
「はい」
「来てますよ…この廊下を真っ直ぐ行ったら部屋があります」
「わかりました」
返事をすると和歌と天は廊下を真っ直ぐ歩き部屋に向かった。
その後、和歌と天は部屋の中に入りドアを閉めた。
「待ったか」
長いソファーに座っている菜々の側に和歌が座ると菜々が口を開いた。
「俺も今、来たところだ」
そう言って菜々は立っている天に目を向け話しかけた。
「立ってないで座ったら」
「……」
「天」
和歌が手招きすると天は和歌に近づき和歌の隣に座った。
「天、紹介するよ、バイト仲間の久保菜々…菜々、大学の友達の桜井天」
「桜井天です」
「よろしく」
「……」
菜々の視線にたえられない天は鞄を持ったままソファーから立ち上がり和歌に向かって話しかけた。
「和歌、俺、帰るよ」
そう言って天がドアに近づき部屋から出ようとしたその時、菜々にハンカチで口を塞がれ眠らされ倒れた。
その後、菜々は天をお姫様抱っこしソファーに近づき天を仰向けで寝かせた。
「和歌」
「わかってる」
ソファーから立ち上がると和歌はビデオカメラをセットし録音ボタンを押した。
「準備できたぞ」
「……」
和歌の合図後、菜々は天の服を脱がせ全裸にし自分の服も脱ぎ全裸になった。
その後、菜々は天に覆い被さり身体を奪い始めた。
それから暫くして部屋のドアが開き鮭が入った袋を持ったシラタマが現れた。
「……」
「何のようだ、出ていけ」
和歌が追い出そうとしたその時、シラタマは一瞬で和歌を眠らせ和歌が倒れるとシラタマは菜々に近づき天から離れさせた。
「何だ、てめえ」
「痛い目に遭いたくなかったら出ていけ」
「何だと」
「……」
怖い顔でシラタマが睨みつけると菜々はビビリ自分の服を持って部屋を出ていった。
シラタマは天の鞄と服を掴み天をお姫様抱っこすると部屋を出ていき別の部屋の中に入った。
その後、シラタマはソファーに近づき天を仰向けで寝かせると鞄をソファーに置き服を着せた。
その後、シラタマはソファーに座り天の目覚めを見守った。
「ミク、怒るだろうな」
袋に入った鮭を見つめながらシラタマが口にすると天が目を覚ました。
「……」
身体を起こしまわりを見渡すとシラタマに目を向け話しかけた。
「あの?」
「目が覚めたか」
「和歌と久保菜々さんは?」
「1人は逃げて1人は部屋で眠ってる」
そう言ってシラタマが袋を持ってソファーから立ち上がると天が話しかけた。
「助けてくれてありがとうございました」
「友達は選んだ方がいい」
そう言ってシラタマが部屋を出ようとしたその時、スマホを見ながら天が口を開いた。
「何だよ、これ」
「どうした」
天に近づきスマホに目を向けたシラタマは菜々が天を襲っている動画が流れていた。
「俺が眠らされている間に…」
天の目から涙が流れるとシラタマはスマホを天から取りあげスマホを壊した。
「……」
驚いた顔で天が見つめるとシラタマは天の手を掴み部屋を出ると樹海に向かった。
「あの?」
「……」
天の問いかけにシラタマは返事をせず天の手を掴んだまま歩いた。
ー樹海ー
空を見つめながら司が「シラタマの考えはわからない」と口にすると三毛猫のミクが現れた。
「シラタマのヤツ遅い、何してんだ」
「シラタマならもうすぐ帰ってくるよ」
「司、本当」
「ほら」
「……」
指を指す司の指先を見た三毛猫のミクは天を連れて歩いてくるシラタマに驚いた。
「何でシラタマが勝手に人間を連れてくるんだよ」
「ミク、中に入ってろ」
「あぁ」
慌てて三毛猫のミクが店の中に入ると司は落ち着いた口調でシラタマに話しかけた。
「シラタマ、何かあったのか?」
「話す前に彼を休ませてほしいんだが」
「わかった」
そう言って司は天に近づき優しく話しかけた。
「お名前は?」
「桜井天です」
「桜井天さん、こちらへ」
そう言って司は天を連れて猫のホストクラブの中に入ると奥に行き螺旋階段をあがった。
そして部屋の前に立ち司が話しかけた。
「この部屋で休んでください」
「すみません」
「何か用事があるときは部屋の中にボタンがあるので押してください」
「わかりました」
司にお辞儀をし天が部屋の中に入りドアを閉めると司は螺旋階段をおり奥から姿を見せると茶トラのミキオに話しかけれた。
「ミクから聞いたんだがシラタマが人間を勝手に連れてきたんだって」
「何かあるからシラタマは勝手に連れてきたんだろ」
そう言って店から出ていくと司はシラタマに近づいた。
「勝手に連れてきた訳があるんだろ」
「鮭を買って帰ろうと道を歩いていたらカラオケ屋から男性のダメージの気を感じたんだ、行ってみたら男性が男性を襲っている姿をもう1人の男性がビデオカメラで録画してたんだ」
「襲われた男性が彼?」
「あぁ」
「彼の顔を見て思ったんだが、涙を流すほどのことがあったんじゃないのか、だからお前は彼をここに連れてきた」
「ビデオカメラを壊したのにスマホに動画が流れたんだ、それを見て彼が…だから俺は勝手に連れてきた…すまない…」
「スマホは?」
「壊した」
「他のメンバーには俺から話しておくからお前は彼の側に居てやれ」
「わかった、これ」
鮭が入った袋を司に渡すとシラタマは店の中に入り奥に行き螺旋階段をあがり部屋の前に立ち話しかけた。
「入って良いかな」
「どうぞ」
「……」
天の許可を得るとシラタマはドアを開き中に入りドアを閉めた。
「今はここで休むと良いよ」
「……」
「明日、自宅に帰りたかったら俺が自宅まで送るよ」
「……」
ベッドに座っていた天は無言で立ち上がりシラタマに近づいた。
そしてシラタマの顔を見つめながら天は涙を流し口を開いた。
「大学には和歌が居る、和歌に会ったら俺…」
「……」
涙を流しながら口にする天の姿にシラタマは何も考えず天を抱きしめその後、唇を重ねた。
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