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猫ホスト
会員番号4~後編~
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ータイガの部屋ー
「結貴さんの願い叶いました」
「本当ですか?」
「……」
タイガが無言で頷くと結貴は嬉しさで再び涙が流れた。
「泣かないで」
そう言ってタイガが手で涙を拭うと結貴が口を開いた。
「ありがとうございました、私、帰ります」
「送ろうか」
「1人で帰ります」
そう言って結貴はタイガにお辞儀をし部屋を出ていった。
「……」
タイガが不安そうな顔でベッドに座ると茶トラのミキオが現れた。
「女性は?」
「帰った」
「1人で帰らせていいのか」
「結貴さんの願いを叶えたから大丈夫だろ」
「そのわりには不安そうな顔してるな」
「……」
「様子を見に行ったら」
「何かあったらここに来るだろ」
そう言って人間からサバトラ猫のタイガに戻ると部屋を出ていき店に向かった。
茶トラ猫のミキオも部屋を出ていき店に向かった。
その頃、結貴は秘書を辞めることを言いに行くため智一の自宅に向かっていた。
ー智一の自宅ー
智一の自宅の前に着いた結貴がインターホンを鳴らそうとしたその時、妹の恵美が泣きながら出てきた。
「恵美!」
「お姉ちゃん…」
結貴と目が合うと恵美は泣きながら走ってその場を離れていった。
そこへ智一が現れ結貴は智一に近づき頬を叩いた。
「妹に手を出さないでと言ったじゃない」
「お前が俺を裏切るから悪いんだ」
「私は裏切ってない」
そう結貴が口にしたその時、智一に壁ドンされた。
「樹海で会ったあの男に恋してるだろ」
「恋してません」
「キスしたくせに嘘をつくな」
「願い叶ってないじゃない」
「願い?」
「タイガさんにあなたから離れられるように願ったんです」
「そんなに俺から離れたいのか」
「あなたは私をおもちゃとしか見ていない、それが嫌なんです」
そう言って結貴の目から涙が流れると智一の顔つきが優しい顔つきなり手で結貴の涙を拭った。
「俺はお前をおもちゃとして見ていない、俺はお前に惚れてる」
「そんなの嘘です」
「嘘じゃない」
「信じられない」
「樹海でお前がキスをされているのを見てから俺の心はイラついてた…だから俺は妹さんの身体を奪った」
「……」
「結貴、俺は本気で結貴を愛している」
「……」
「結貴が俺の秘書を辞めたいと言うなら俺はそれに従う」
「私を優しく抱いてください」
「約束する、仕事が終わったら優しく抱いてやる」
「智一さん、私を抱いてください」
「良いのか?」
「……」
無言で結貴が頷くと智一は結貴をお姫様抱っこしそのまま部屋に向かうとベッドで身体を重ねた。
その頃、恵美はヤクザのボスに泣きながら訴えていた。
「恵美、そいつの自宅の場所を教えろ」
「紙に書く」
そう言って紙に智一の自宅の場所を書くと恵美はその紙をボスに渡した。
「恵美、俺の自宅で俺の帰りを待ってろ」
「わかりました」
そう言って恵美が事務所を出ていくとボスは宮下を呼んだ。
「お呼びでしょうか」
「紙に書かれている自宅の住人をここに連れてこい」
「わかりました」
ボスから紙を受け取り宮下が部屋を出ていくとボスはスマホで結貴にメールを送った。
ー智一の自宅ー
ベッドで智一と愛し合っていた結貴はスマホを手に取りメールを読んだ。
「……」
「結貴、何してる」
「智一さん、用事ができたので帰ります」
そう言って結貴は全裸でベッドからおり服を着ると智一の自宅を出た。
30分後、指定された喫茶店に着くと結貴は中に入り奥の席に座っているボスに近づいた。
「恵美のことで話があるとか」
「結貴さんなら知ってるかなと思って」
「……」
「恵美が泣きながら言ったんだ、結貴さんが働いているオーナーに身体を奪われたと…本当ですか?」
「本当です…私のせいです…ゴメンなさい」
そう言って結貴が立ったままお辞儀をするとボスは席から立ち結貴を連れて喫茶店を出た。
「あの?」
「車に乗って」
「……」
無言で結貴が助手席に乗り込むとボスも運転席に乗り込み車を走らせた。
「どこに行くんですか?」
「……」
結貴の問いに答えずボスは運転を続けた。
2時間後、ボスが運転する車は車が通らない駐車場に停車した。
その後、ボスと結貴は車からおり現れた樹海に近づいた。
「ここは…」
驚く結貴にボスが話しかけた。
「行こうか」
そう言ってボスと結貴は樹海の中に入りスーツ姿の司に遭遇した。
「久しぶりだな、司」
「隆史、どうしてここに」
「今、良いか」
「俺の部屋で」
そう言って司は隆史を連れて部屋に向かった。
1人になった結貴は前方に見える猫のホストクラブに近づいた。
「私が来たときホストクラブなんてなかったような」
そう言って結貴がドアを開こうとしたその時、ドアが開きサバトラ猫のタイガが現れた。
「猫ちゃん」
「結貴さん」
「え…」
「俺です、タイガです」
「タイガさん?」
「この姿が俺の本当の姿です」
「驚きです」
「そうですよね、結貴さんが見たのはこの姿ですもんね」
そう言ってタイガはサバトラ猫からスーツ姿のタイガに変身した。
「タイガさん」
「はい」
「話があります」
「わかりました、俺の部屋で」
そう言ってタイガは結貴を連れて部屋に向かい中に入ると結貴から願いは叶えられていなかったことを聞き妹の恵美が被害にあったことを聞いた。
「そんな…」
「タイガさん」
「もう1度、やります」
「私のことは良いから妹の恵美をお願いします」
「どういう意味ですか?」
「オーナーは私をおもちゃとして扱っていなかったんです、私を愛してくれていました…だから私はオーナーの秘書を続けます」
「……」
「妹に酷いことをしてしまったオーナーと妹の恋人、隆史さんを助けてあげてください、それが私の願いです」
「わかりました」
「私は帰ります」
そう言って結貴がお辞儀をし部屋を出ていくと司が隆史を連れて部屋に現れた。
「結貴さんの願い叶いました」
「本当ですか?」
「……」
タイガが無言で頷くと結貴は嬉しさで再び涙が流れた。
「泣かないで」
そう言ってタイガが手で涙を拭うと結貴が口を開いた。
「ありがとうございました、私、帰ります」
「送ろうか」
「1人で帰ります」
そう言って結貴はタイガにお辞儀をし部屋を出ていった。
「……」
タイガが不安そうな顔でベッドに座ると茶トラのミキオが現れた。
「女性は?」
「帰った」
「1人で帰らせていいのか」
「結貴さんの願いを叶えたから大丈夫だろ」
「そのわりには不安そうな顔してるな」
「……」
「様子を見に行ったら」
「何かあったらここに来るだろ」
そう言って人間からサバトラ猫のタイガに戻ると部屋を出ていき店に向かった。
茶トラ猫のミキオも部屋を出ていき店に向かった。
その頃、結貴は秘書を辞めることを言いに行くため智一の自宅に向かっていた。
ー智一の自宅ー
智一の自宅の前に着いた結貴がインターホンを鳴らそうとしたその時、妹の恵美が泣きながら出てきた。
「恵美!」
「お姉ちゃん…」
結貴と目が合うと恵美は泣きながら走ってその場を離れていった。
そこへ智一が現れ結貴は智一に近づき頬を叩いた。
「妹に手を出さないでと言ったじゃない」
「お前が俺を裏切るから悪いんだ」
「私は裏切ってない」
そう結貴が口にしたその時、智一に壁ドンされた。
「樹海で会ったあの男に恋してるだろ」
「恋してません」
「キスしたくせに嘘をつくな」
「願い叶ってないじゃない」
「願い?」
「タイガさんにあなたから離れられるように願ったんです」
「そんなに俺から離れたいのか」
「あなたは私をおもちゃとしか見ていない、それが嫌なんです」
そう言って結貴の目から涙が流れると智一の顔つきが優しい顔つきなり手で結貴の涙を拭った。
「俺はお前をおもちゃとして見ていない、俺はお前に惚れてる」
「そんなの嘘です」
「嘘じゃない」
「信じられない」
「樹海でお前がキスをされているのを見てから俺の心はイラついてた…だから俺は妹さんの身体を奪った」
「……」
「結貴、俺は本気で結貴を愛している」
「……」
「結貴が俺の秘書を辞めたいと言うなら俺はそれに従う」
「私を優しく抱いてください」
「約束する、仕事が終わったら優しく抱いてやる」
「智一さん、私を抱いてください」
「良いのか?」
「……」
無言で結貴が頷くと智一は結貴をお姫様抱っこしそのまま部屋に向かうとベッドで身体を重ねた。
その頃、恵美はヤクザのボスに泣きながら訴えていた。
「恵美、そいつの自宅の場所を教えろ」
「紙に書く」
そう言って紙に智一の自宅の場所を書くと恵美はその紙をボスに渡した。
「恵美、俺の自宅で俺の帰りを待ってろ」
「わかりました」
そう言って恵美が事務所を出ていくとボスは宮下を呼んだ。
「お呼びでしょうか」
「紙に書かれている自宅の住人をここに連れてこい」
「わかりました」
ボスから紙を受け取り宮下が部屋を出ていくとボスはスマホで結貴にメールを送った。
ー智一の自宅ー
ベッドで智一と愛し合っていた結貴はスマホを手に取りメールを読んだ。
「……」
「結貴、何してる」
「智一さん、用事ができたので帰ります」
そう言って結貴は全裸でベッドからおり服を着ると智一の自宅を出た。
30分後、指定された喫茶店に着くと結貴は中に入り奥の席に座っているボスに近づいた。
「恵美のことで話があるとか」
「結貴さんなら知ってるかなと思って」
「……」
「恵美が泣きながら言ったんだ、結貴さんが働いているオーナーに身体を奪われたと…本当ですか?」
「本当です…私のせいです…ゴメンなさい」
そう言って結貴が立ったままお辞儀をするとボスは席から立ち結貴を連れて喫茶店を出た。
「あの?」
「車に乗って」
「……」
無言で結貴が助手席に乗り込むとボスも運転席に乗り込み車を走らせた。
「どこに行くんですか?」
「……」
結貴の問いに答えずボスは運転を続けた。
2時間後、ボスが運転する車は車が通らない駐車場に停車した。
その後、ボスと結貴は車からおり現れた樹海に近づいた。
「ここは…」
驚く結貴にボスが話しかけた。
「行こうか」
そう言ってボスと結貴は樹海の中に入りスーツ姿の司に遭遇した。
「久しぶりだな、司」
「隆史、どうしてここに」
「今、良いか」
「俺の部屋で」
そう言って司は隆史を連れて部屋に向かった。
1人になった結貴は前方に見える猫のホストクラブに近づいた。
「私が来たときホストクラブなんてなかったような」
そう言って結貴がドアを開こうとしたその時、ドアが開きサバトラ猫のタイガが現れた。
「猫ちゃん」
「結貴さん」
「え…」
「俺です、タイガです」
「タイガさん?」
「この姿が俺の本当の姿です」
「驚きです」
「そうですよね、結貴さんが見たのはこの姿ですもんね」
そう言ってタイガはサバトラ猫からスーツ姿のタイガに変身した。
「タイガさん」
「はい」
「話があります」
「わかりました、俺の部屋で」
そう言ってタイガは結貴を連れて部屋に向かい中に入ると結貴から願いは叶えられていなかったことを聞き妹の恵美が被害にあったことを聞いた。
「そんな…」
「タイガさん」
「もう1度、やります」
「私のことは良いから妹の恵美をお願いします」
「どういう意味ですか?」
「オーナーは私をおもちゃとして扱っていなかったんです、私を愛してくれていました…だから私はオーナーの秘書を続けます」
「……」
「妹に酷いことをしてしまったオーナーと妹の恋人、隆史さんを助けてあげてください、それが私の願いです」
「わかりました」
「私は帰ります」
そう言って結貴がお辞儀をし部屋を出ていくと司が隆史を連れて部屋に現れた。
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