(完)恋なんてのは忌まわしいだけだが必要だよ

川なみな

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「 2ー21 」僕の物だよ

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少年は、想いの相手と肌を重ねて吐息をつく。まるで、夢のようだ。相手が嫌悪で身を固くしていても。


「嬉しい。ずっと、やりたかったんだ。君の素肌に触れる事を。こんな日が来るなんて、神様が願いを叶えてくれたんだね。」


(1人で、やってろ。こっちは、恐ろしいだけなんだ。Xるなら、さっさとXれよ!)


「じゃあ、初めよっかな。僕達の初めての儀式を。クックククク!」


やめろーと心の中で叫んだ鮎次郎。その感情の爆発で呪縛が解けた。力のままに、保を攻撃する。


バシュッ、バシュッ、バシュッ、ババババババババ!


降り注ぐ氷の刃。それらが保の上に降り注ぐのだ。これでは、無事で済まないだろう。


「チッチッチッチッ、電線にチョロリンが2匹とまってる。それを魔法で打ってさ、煮てさ、食ってさ。おっとっとーー♪」


平気で唄っております。ついでに、踊っている。鮎次郎は、唖然。何で平気なんだ。打ち付けた刃は、何処に?保は、ニッコリした。


「術が解けたんだ、緩かったかな。仕方ないよ。だって、卵から孵ったばかりだから。力も安定しないしね。」


食っちゃった男の記憶の中で鮎次郎への恋心がウザクて。想いを叶える事にしただけだから。保は鮎次郎の手を取った。震えてるけど気にしない。


(僕は、何とも思ってないけどね。そいつが、大好きなだけだから。)


保は鮎次郎の人差し指をペロッと舐めた。その瞬間、電気のようなピリッとした痛みが走る。鮎次郎は噛みつかれたと思った。

引き抜いてシゲシゲと眺めるが傷は無い。何をしたんだ、こいつは。手を花下保は、クルリと背を向ける。そして、床の上のシャツを拾い上げた。


「じゃあね、鮎次郎さん。」


そう言うと歩き出した保は消え去った。残された鮎次郎は戸惑う。そりゃ、そうだ。夜這いに来たんじゃないのか?

やるなら、やって帰れ。こっちは、覚悟してたんだそ!
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