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異世界と哀れな少年
第13話 火神
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マリア視点
私は歩いていたのだけど思わずジャンプした!
ご主人様が心配そうに私を見て、バランスを崩して私が転びやしないかと心配して両手を広げてくださる。
それを見てわざとバランスを崩して御主人様の腕の中に包まれたくなるけど、我慢してちゃんと着地した。
「スッゴく調子良いです!御主人様!」
と私が言うとご主人様は広げてた手を元に戻して、「そっか良かった!」そう言って喜んでくださった。
今まではウッドパヘットという魔物の体を利用した義手と義足を使っていたのだけど、今はウェアウルフの体組織とオーガの皮を使用した物で俊敏性と力が凄く高くなった。
その分当然高価なのだけど、ご主人様は笑って購入してくださった。
「一生大事にしますね!」
ご主人様は、「気にしないで」と言いながら手を『パタパタ』と振った。
その手を取って抱き寄せて、私の胸に押し当てるとご主人様は頬を緩めてだらしない顔をして、
「でも本当にマリアの手と足が無いのは生まれつきじゃあ無いのかもね」
と言った。
と云うのは、私が義手と義足を付ける時に、『リハビリは大変だろう』と言われた。何故なら、手と足が生まれつき無い場合は手と足を使った経験が無いので凄くリハビリに時間が掛かる事が多いらしい。
それに比べて、手と足の欠損が生まれつきで無いのなら、手と足を動かした経験があるので、リハビリも早く進むらしい。
そして私は自分の手と足の欠損は生まれつきだと思っていたのだけど、義手と義足に成れるのが私はとても早くって、ご主人様が使う『ハシ』はまだ無理だけど、スプーンやフォーク、ナイフは全然問題なく使うことが出来た。
それに今も高くジャンプする事が出来たし、義手の指をご主人様の指に絡ませる事が今も難なく出来る。
じゃあ、私の手と足の欠損は生まれつきじゃあ無いのかというと少し疑問がある。
ご主人様が掛けてくださる、『エクストラヒール』で手と足の欠損が治らないからだ。
義手と義足のリハビリは早く進むから、手と足の欠損は生まれつきではない。しかし、どんなに傷でも治せるエクストラヒールで手と足の欠損が治らない。
そんな事があるのか?
というとあるらしい。
私にリハビリをしてくれているドワーフの夫婦がおしえてくれた。
『代償』もしくは、『呪い』か『贄』らしい。
『代償』はレベルの低い者が無理矢理高位の魔法を使おうとした時に起きたり、MPの無い状態で無理矢理魔法を唱えるとなるもので。その代償として体に欠損が出来てしまう。そしてこの時に居った傷はエクストラヒールでも決して治せないらしい。
そして、『呪い』は闇魔法の使い手が使う事が出来るもので、神聖魔法を使って傷を直すことを妨害できる。
あとは、『贄』これも闇魔法の使い手が使う回復魔法で、対象の傷を生け贄を神に捧げる事で別対象の傷を癒すものらしい。
そしてその贄になった腕や足は治す事が出来ないらしい。
で、私にどれか心当たりがありがとういうと、
全く無い。
「明日王宮に行った時に色々聞いてみようよ」
とご主人様が言う。
「そうですね」
明日この国の王様に会って、その後エルムガルドの聖女と呼ばれる女性と合う約束をいていた。
その聖女はエルフらしくって知識も豊富らしかった。
その人に聞けば私の手と足が無い‘理由も分かるかもしれない。
とは言っても新しい義手と義足もあるから別に本当の手と足なんて要らないのだけど。
というか、本物の手と足なんかが付いてしまったら、ご主人様に私の体を洗って貰えなくなるではないか。
それはあまりにも残念過ぎる。
ご主人様に私の体を洗って頂いたり、カップラーメンをご主人様が『フーフー』して私に食べさせてくれるあれが無くなってしまうのだ。
いつまでもご主人様に甘える為にも手と足は無くても良いなって思っていた。
それでも戦闘中にご主人様に甘える訳にはいかない。
その為の新しい義手と義足でもある、戦闘中にご主人様のお力に成るためにこれからは私自身が強くなる必要があった。
ご主人様の茹でに胸を押し当てながら歩き、冒険者ギルドに到着すると、ご主人様が木製のドアを押して開けてくださった。
そこにはギルドの受付嬢をしているカーンティさんがいて、今日もスレンダーな体に合わせてピッタリとしたシャツを着ている。
「おはようございます」
と私が言うと、「おはよっ。おっ義手と義足を新しくしたのかい?」とカーンティさんが聞いてきた。
「はい!ご主人様のお力に成るために新しくしたんです!」
私がそう言うとカーンティさんは腕を組んで、「それは良いが、いいかげん火の神殿には行ったのか?」と言ってご主人様を睨んだ。
ご主人様は、『やべ』って顔をして、ポーチの中からコラコーラを出してカーンティさんの前に置くと、カーンティさんのご主人様を睨んでいた目が緩む。
私の適正をカーンティさんに見て貰った時に、火の魔法への適正がかなり高く、絶対に火の神様の神殿に行くようにとカーンティさんに言われていた。
だけど、私にとって神様とはご主人様の事なので他に誰かを崇める気には成れなかった。
カーンティさんは「はぁ」とため息をついてから大事そうにコラコーラを隠しながら、「マリアがタナカの力になりたいのなら何よりまず一番最初に火の神様の神へ行くべきだ」そう言って再びご主人様を睨む。
ご主人様は、『ガクガク』と頷いて、「じ、じゃあそうしよっか?」と言った。
「レオンには言っておく!」
という言葉に私は手を振って答えた。
本当は今日からご主人様と一緒に剣術をレオンさんに習う予定だったのだけどしょうがない。
火の神様の神殿の方へと歩き始めた。
「でも、イヤです。ご主人様以外のかたを神様として崇めるなんて、、」
「イヤイヤイヤ、僕は神様じゃ無いから」
「いえ!ご主人様が私にとっての神様です!」
私を助けてくれたのは神様じゃあない。
私が尊敬して敬うべきなのはご主人様だ。
「いや、だって僕を崇めても良いこと無いよ?」
「え?ありますよ?」
「え?」
っとご主人様が驚かれるので実際に祈ってみる事にする。
「どうかぁ、ご主人様~、マリアにエッチな事をしたまぇ~。どうかぁ、どうかぁ。あんなプレイ、こんなプレイをしたまぇ」
そう祈ってからご主人様をちらりと見ると、「よかろぅ~。どんなプレイが所望じゃ~」と言う。
「痴漢電車プレイィ~、痴漢電車プレイィ~」
「よかろぅ~」
「神様はぁ~、逆にぃ~、どんなプレイがしたいてすかぁ~」
と私が聞くと、
「女教師プレイィ~。メガネ女教師プレイィ~お仕置きされたいぃ~」
「よかろぅ~。妾の承諾無しにイったらお仕置きじゃ~」
「有りがたき幸せぇ」 とご主人様は言ってから、「いやいや、神様の立場逆転してない?」
「あれ?おかしいですね?」
と私が言うとご主人様は笑った。
(はう!)
ご主人様ったらほんとカワイイ!!
ほんと、優しい素敵なお顔をしている。
そしていつもの優しいお顔も素敵だけれど、凛々しいご主人様はまた格別!
ほんと、このご主人様の目で見られたら私なんてイチコロよ!
メロメロメロリンだよ!
ご主人様の事をオークとドワーフを足して2で掛けた様な顔だと言う、ギルドの受付嬢のカーンティさんはご主人様の笑顔を『別の意味で皆イチコロよね』って言ってた。
ちょっとムカつくけど、良かった。皆にご主人様の良さが分からなくって。
ご主人様を独占出来る。
そして火の神様の神殿の前に来ると何だか少し緊張した。
さっきはふざけてしまったが、何の誇張も無く私にとって神様とはご主人様の事だし、はっきり言って他の神様なんてどうでもいい。
というか、むしろ嫌い。
だって私を助けてくれたのはただ一人ご主人様だけだもん。
それでも、もし信者になるならご主人様の適正が一番高い創造神様の神殿の信者が良かったのだけど、私にはあいにく神聖魔法の適正は全く無かった。
火の神様の神殿は、創造神様の神殿よりあまりお金が掛かってない感じで、ほぼ木造でむしろ火にはとても弱そうな造りだ。
大丈夫なのかな?
その神殿の木製の扉をご主人様がゆっくり開ける。
『ギギギ』
って音を立てて開く扉。
建物自体大きくなく、開いた扉の一番向こうにおそらく火の神様であろう像が見てとれた。
神殿に中は空気が澄んでいて、
何故だろう。
心がザワザワする。
『・・・ッ!・・ッ・・・』
「何か聞こえる、、、」
火の神様の像の方からだ。
『・・キテ・、・リア・・テ・・!』
なんだろう?
何て言っているんだろ?
火の神様の像は木製で長い髪の毛の長身の女性の様だ。
大きな胸に、綺麗な面立ちをしている。
ゆっくり歩いて近づいて。
像に触れようとしたら私の視界が火に包まれた。
とても暖かった。
既に記憶の彼方だが、きっと母に抱かれた様なそんな感触なんだと思う。
私は歩いていたのだけど思わずジャンプした!
ご主人様が心配そうに私を見て、バランスを崩して私が転びやしないかと心配して両手を広げてくださる。
それを見てわざとバランスを崩して御主人様の腕の中に包まれたくなるけど、我慢してちゃんと着地した。
「スッゴく調子良いです!御主人様!」
と私が言うとご主人様は広げてた手を元に戻して、「そっか良かった!」そう言って喜んでくださった。
今まではウッドパヘットという魔物の体を利用した義手と義足を使っていたのだけど、今はウェアウルフの体組織とオーガの皮を使用した物で俊敏性と力が凄く高くなった。
その分当然高価なのだけど、ご主人様は笑って購入してくださった。
「一生大事にしますね!」
ご主人様は、「気にしないで」と言いながら手を『パタパタ』と振った。
その手を取って抱き寄せて、私の胸に押し当てるとご主人様は頬を緩めてだらしない顔をして、
「でも本当にマリアの手と足が無いのは生まれつきじゃあ無いのかもね」
と言った。
と云うのは、私が義手と義足を付ける時に、『リハビリは大変だろう』と言われた。何故なら、手と足が生まれつき無い場合は手と足を使った経験が無いので凄くリハビリに時間が掛かる事が多いらしい。
それに比べて、手と足の欠損が生まれつきで無いのなら、手と足を動かした経験があるので、リハビリも早く進むらしい。
そして私は自分の手と足の欠損は生まれつきだと思っていたのだけど、義手と義足に成れるのが私はとても早くって、ご主人様が使う『ハシ』はまだ無理だけど、スプーンやフォーク、ナイフは全然問題なく使うことが出来た。
それに今も高くジャンプする事が出来たし、義手の指をご主人様の指に絡ませる事が今も難なく出来る。
じゃあ、私の手と足の欠損は生まれつきじゃあ無いのかというと少し疑問がある。
ご主人様が掛けてくださる、『エクストラヒール』で手と足の欠損が治らないからだ。
義手と義足のリハビリは早く進むから、手と足の欠損は生まれつきではない。しかし、どんなに傷でも治せるエクストラヒールで手と足の欠損が治らない。
そんな事があるのか?
というとあるらしい。
私にリハビリをしてくれているドワーフの夫婦がおしえてくれた。
『代償』もしくは、『呪い』か『贄』らしい。
『代償』はレベルの低い者が無理矢理高位の魔法を使おうとした時に起きたり、MPの無い状態で無理矢理魔法を唱えるとなるもので。その代償として体に欠損が出来てしまう。そしてこの時に居った傷はエクストラヒールでも決して治せないらしい。
そして、『呪い』は闇魔法の使い手が使う事が出来るもので、神聖魔法を使って傷を直すことを妨害できる。
あとは、『贄』これも闇魔法の使い手が使う回復魔法で、対象の傷を生け贄を神に捧げる事で別対象の傷を癒すものらしい。
そしてその贄になった腕や足は治す事が出来ないらしい。
で、私にどれか心当たりがありがとういうと、
全く無い。
「明日王宮に行った時に色々聞いてみようよ」
とご主人様が言う。
「そうですね」
明日この国の王様に会って、その後エルムガルドの聖女と呼ばれる女性と合う約束をいていた。
その聖女はエルフらしくって知識も豊富らしかった。
その人に聞けば私の手と足が無い‘理由も分かるかもしれない。
とは言っても新しい義手と義足もあるから別に本当の手と足なんて要らないのだけど。
というか、本物の手と足なんかが付いてしまったら、ご主人様に私の体を洗って貰えなくなるではないか。
それはあまりにも残念過ぎる。
ご主人様に私の体を洗って頂いたり、カップラーメンをご主人様が『フーフー』して私に食べさせてくれるあれが無くなってしまうのだ。
いつまでもご主人様に甘える為にも手と足は無くても良いなって思っていた。
それでも戦闘中にご主人様に甘える訳にはいかない。
その為の新しい義手と義足でもある、戦闘中にご主人様のお力に成るためにこれからは私自身が強くなる必要があった。
ご主人様の茹でに胸を押し当てながら歩き、冒険者ギルドに到着すると、ご主人様が木製のドアを押して開けてくださった。
そこにはギルドの受付嬢をしているカーンティさんがいて、今日もスレンダーな体に合わせてピッタリとしたシャツを着ている。
「おはようございます」
と私が言うと、「おはよっ。おっ義手と義足を新しくしたのかい?」とカーンティさんが聞いてきた。
「はい!ご主人様のお力に成るために新しくしたんです!」
私がそう言うとカーンティさんは腕を組んで、「それは良いが、いいかげん火の神殿には行ったのか?」と言ってご主人様を睨んだ。
ご主人様は、『やべ』って顔をして、ポーチの中からコラコーラを出してカーンティさんの前に置くと、カーンティさんのご主人様を睨んでいた目が緩む。
私の適正をカーンティさんに見て貰った時に、火の魔法への適正がかなり高く、絶対に火の神様の神殿に行くようにとカーンティさんに言われていた。
だけど、私にとって神様とはご主人様の事なので他に誰かを崇める気には成れなかった。
カーンティさんは「はぁ」とため息をついてから大事そうにコラコーラを隠しながら、「マリアがタナカの力になりたいのなら何よりまず一番最初に火の神様の神へ行くべきだ」そう言って再びご主人様を睨む。
ご主人様は、『ガクガク』と頷いて、「じ、じゃあそうしよっか?」と言った。
「レオンには言っておく!」
という言葉に私は手を振って答えた。
本当は今日からご主人様と一緒に剣術をレオンさんに習う予定だったのだけどしょうがない。
火の神様の神殿の方へと歩き始めた。
「でも、イヤです。ご主人様以外のかたを神様として崇めるなんて、、」
「イヤイヤイヤ、僕は神様じゃ無いから」
「いえ!ご主人様が私にとっての神様です!」
私を助けてくれたのは神様じゃあない。
私が尊敬して敬うべきなのはご主人様だ。
「いや、だって僕を崇めても良いこと無いよ?」
「え?ありますよ?」
「え?」
っとご主人様が驚かれるので実際に祈ってみる事にする。
「どうかぁ、ご主人様~、マリアにエッチな事をしたまぇ~。どうかぁ、どうかぁ。あんなプレイ、こんなプレイをしたまぇ」
そう祈ってからご主人様をちらりと見ると、「よかろぅ~。どんなプレイが所望じゃ~」と言う。
「痴漢電車プレイィ~、痴漢電車プレイィ~」
「よかろぅ~」
「神様はぁ~、逆にぃ~、どんなプレイがしたいてすかぁ~」
と私が聞くと、
「女教師プレイィ~。メガネ女教師プレイィ~お仕置きされたいぃ~」
「よかろぅ~。妾の承諾無しにイったらお仕置きじゃ~」
「有りがたき幸せぇ」 とご主人様は言ってから、「いやいや、神様の立場逆転してない?」
「あれ?おかしいですね?」
と私が言うとご主人様は笑った。
(はう!)
ご主人様ったらほんとカワイイ!!
ほんと、優しい素敵なお顔をしている。
そしていつもの優しいお顔も素敵だけれど、凛々しいご主人様はまた格別!
ほんと、このご主人様の目で見られたら私なんてイチコロよ!
メロメロメロリンだよ!
ご主人様の事をオークとドワーフを足して2で掛けた様な顔だと言う、ギルドの受付嬢のカーンティさんはご主人様の笑顔を『別の意味で皆イチコロよね』って言ってた。
ちょっとムカつくけど、良かった。皆にご主人様の良さが分からなくって。
ご主人様を独占出来る。
そして火の神様の神殿の前に来ると何だか少し緊張した。
さっきはふざけてしまったが、何の誇張も無く私にとって神様とはご主人様の事だし、はっきり言って他の神様なんてどうでもいい。
というか、むしろ嫌い。
だって私を助けてくれたのはただ一人ご主人様だけだもん。
それでも、もし信者になるならご主人様の適正が一番高い創造神様の神殿の信者が良かったのだけど、私にはあいにく神聖魔法の適正は全く無かった。
火の神様の神殿は、創造神様の神殿よりあまりお金が掛かってない感じで、ほぼ木造でむしろ火にはとても弱そうな造りだ。
大丈夫なのかな?
その神殿の木製の扉をご主人様がゆっくり開ける。
『ギギギ』
って音を立てて開く扉。
建物自体大きくなく、開いた扉の一番向こうにおそらく火の神様であろう像が見てとれた。
神殿に中は空気が澄んでいて、
何故だろう。
心がザワザワする。
『・・・ッ!・・ッ・・・』
「何か聞こえる、、、」
火の神様の像の方からだ。
『・・キテ・、・リア・・テ・・!』
なんだろう?
何て言っているんだろ?
火の神様の像は木製で長い髪の毛の長身の女性の様だ。
大きな胸に、綺麗な面立ちをしている。
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