異世界と剣と魔法とダルマな彼女

ユタポンヌ

文字の大きさ
40 / 54
異世界と哀れな少年

第13話 火神

しおりを挟む
  マリア視点

  私は歩いていたのだけど思わずジャンプした!

  ご主人様が心配そうに私を見て、バランスを崩して私が転びやしないかと心配して両手を広げてくださる。
  それを見てわざとバランスを崩して御主人様の腕の中に包まれたくなるけど、我慢してちゃんと着地した。

  「スッゴく調子良いです!御主人様!」

  と私が言うとご主人様は広げてた手を元に戻して、「そっか良かった!」そう言って喜んでくださった。

  今まではウッドパヘットという魔物の体を利用した義手と義足を使っていたのだけど、今はウェアウルフの体組織とオーガの皮を使用した物で俊敏性と力が凄く高くなった。

  その分当然高価なのだけど、ご主人様は笑って購入してくださった。

  「一生大事にしますね!」

  ご主人様は、「気にしないで」と言いながら手を『パタパタ』と振った。
 
  その手を取って抱き寄せて、私の胸に押し当てるとご主人様は頬を緩めてだらしない顔をして、

  「でも本当にマリアの手と足が無いのは生まれつきじゃあ無いのかもね」

  と言った。
  と云うのは、私が義手と義足を付ける時に、『リハビリは大変だろう』と言われた。何故なら、手と足が生まれつき無い場合は手と足を使った経験が無いので凄くリハビリに時間が掛かる事が多いらしい。
  それに比べて、手と足の欠損が生まれつきで無いのなら、手と足を動かした経験があるので、リハビリも早く進むらしい。

  そして私は自分の手と足の欠損は生まれつきだと思っていたのだけど、義手と義足に成れるのが私はとても早くって、ご主人様が使う『ハシ』はまだ無理だけど、スプーンやフォーク、ナイフは全然問題なく使うことが出来た。
 
  それに今も高くジャンプする事が出来たし、義手の指をご主人様の指に絡ませる事が今も難なく出来る。

  じゃあ、私の手と足の欠損は生まれつきじゃあ無いのかというと少し疑問がある。

  ご主人様が掛けてくださる、『エクストラヒール』で手と足の欠損が治らないからだ。

  義手と義足のリハビリは早く進むから、手と足の欠損は生まれつきではない。しかし、どんなに傷でも治せるエクストラヒールで手と足の欠損が治らない。
  そんな事があるのか?

  というとあるらしい。

  私にリハビリをしてくれているドワーフの夫婦がおしえてくれた。

  『代償』もしくは、『呪い』か『にえ』らしい。

  『代償』はレベルの低い者が無理矢理高位の魔法を使おうとした時に起きたり、MPの無い状態で無理矢理魔法を唱えるとなるもので。その代償として体に欠損が出来てしまう。そしてこの時に居った傷はエクストラヒールでも決して治せないらしい。

  そして、『呪い』は闇魔法の使い手が使う事が出来るもので、神聖魔法を使って傷を直すことを妨害できる。

  あとは、『贄』これも闇魔法の使い手が使う回復魔法で、対象の傷を生け贄を神に捧げる事で別対象の傷を癒すものらしい。
  そしてその贄になった腕や足は治す事が出来ないらしい。

  で、私にどれか心当たりがありがとういうと、
  全く無い。

  「明日王宮に行った時に色々聞いてみようよ」

  とご主人様が言う。

  「そうですね」

  明日この国の王様に会って、その後エルムガルドの聖女と呼ばれる女性と合う約束をいていた。
  その聖女はエルフらしくって知識も豊富らしかった。

  その人に聞けば私の手と足が無い‘理由も分かるかもしれない。

  とは言っても新しい義手と義足もあるから別に本当の手と足なんて要らないのだけど。
  というか、本物の手と足なんかが付いてしまったら、ご主人様に私の体を洗って貰えなくなるではないか。
  それはあまりにも残念過ぎる。

  ご主人様に私の体を洗って頂いたり、カップラーメンをご主人様が『フーフー』して私に食べさせてくれるあれが無くなってしまうのだ。

  いつまでもご主人様に甘える為にも手と足は無くても良いなって思っていた。

  それでも戦闘中にご主人様に甘える訳にはいかない。
  その為の新しい義手と義足でもある、戦闘中にご主人様のお力に成るためにこれからは私自身が強くなる必要があった。

  ご主人様の茹でに胸を押し当てながら歩き、冒険者ギルドに到着すると、ご主人様が木製のドアを押して開けてくださった。

  そこにはギルドの受付嬢をしているカーンティさんがいて、今日もスレンダーな体に合わせてピッタリとしたシャツを着ている。

  「おはようございます」

  と私が言うと、「おはよっ。おっ義手と義足を新しくしたのかい?」とカーンティさんが聞いてきた。

  「はい!ご主人様のお力に成るために新しくしたんです!」

  私がそう言うとカーンティさんは腕を組んで、「それは良いが、いいかげん火の神殿には行ったのか?」と言ってご主人様を睨んだ。

  ご主人様は、『やべ』って顔をして、ポーチの中からコラコーラを出してカーンティさんの前に置くと、カーンティさんのご主人様を睨んでいた目が緩む。

  私の適正をカーンティさんに見て貰った時に、火の魔法への適正がかなり高く、絶対に火の神様の神殿に行くようにとカーンティさんに言われていた。
  だけど、私にとって神様とはご主人様の事なので他に誰かを崇める気には成れなかった。

  カーンティさんは「はぁ」とため息をついてから大事そうにコラコーラを隠しながら、「マリアがタナカの力になりたいのなら何よりまず一番最初に火の神様の神へ行くべきだ」そう言って再びご主人様を睨む。

  ご主人様は、『ガクガク』と頷いて、「じ、じゃあそうしよっか?」と言った。

  「レオンには言っておく!」

  という言葉に私は手を振って答えた。

 本当は今日からご主人様と一緒に剣術をレオンさんに習う予定だったのだけどしょうがない。
  火の神様の神殿の方へと歩き始めた。

  「でも、イヤです。ご主人様以外のかたを神様として崇めるなんて、、」

  「イヤイヤイヤ、僕は神様じゃ無いから」

  「いえ!ご主人様が私にとっての神様です!」

  私を助けてくれたのは神様じゃあない。
  私が尊敬して敬うべきなのはご主人様だ。

  「いや、だって僕を崇めても良いこと無いよ?」

  「え?ありますよ?」

  「え?」

  っとご主人様が驚かれるので実際に祈ってみる事にする。

  「どうかぁ、ご主人様~、マリアにエッチな事をしたまぇ~。どうかぁ、どうかぁ。あんなプレイ、こんなプレイをしたまぇ」

  そう祈ってからご主人様をちらりと見ると、「よかろぅ~。どんなプレイが所望じゃ~」と言う。

  「痴漢電車プレイィ~、痴漢電車プレイィ~」

  「よかろぅ~」

  「神様はぁ~、逆にぃ~、どんなプレイがしたいてすかぁ~」

  と私が聞くと、

  「女教師プレイィ~。メガネ女教師プレイィ~お仕置きされたいぃ~」

  「よかろぅ~。妾の承諾無しにイったらお仕置きじゃ~」

  「有りがたき幸せぇ」 とご主人様は言ってから、「いやいや、神様の立場逆転してない?」

  「あれ?おかしいですね?」

  と私が言うとご主人様は笑った。

  (はう!)

  ご主人様ったらほんとカワイイ!!
  ほんと、優しい素敵なお顔をしている。
  そしていつもの優しいお顔も素敵だけれど、凛々しいご主人様はまた格別!
  ほんと、このご主人様の目で見られたら私なんてイチコロよ!
  メロメロメロリンだよ!
  ご主人様の事をオークとドワーフを足して2で掛けた様な顔だと言う、ギルドの受付嬢のカーンティさんはご主人様の笑顔を『別の意味で皆イチコロよね』って言ってた。
  ちょっとムカつくけど、良かった。皆にご主人様の良さが分からなくって。
  ご主人様を独占出来る。
  
  そして火の神様の神殿の前に来ると何だか少し緊張した。

  さっきはふざけてしまったが、何の誇張も無く私にとって神様とはご主人様の事だし、はっきり言って他の神様なんてどうでもいい。
  というか、むしろ嫌い。
  だって私を助けてくれたのはただ一人ご主人様だけだもん。
  それでも、もし信者になるならご主人様の適正が一番高い創造神様の神殿の信者が良かったのだけど、私にはあいにく神聖魔法の適正は全く無かった。

  火の神様の神殿は、創造神様の神殿よりあまりお金が掛かってない感じで、ほぼ木造でむしろ火にはとても弱そうな造りだ。
  大丈夫なのかな?

  その神殿の木製の扉をご主人様がゆっくり開ける。

  『ギギギ』

  って音を立てて開く扉。

  建物自体大きくなく、開いた扉の一番向こうにおそらく火の神様であろう像が見てとれた。
  神殿に中は空気が澄んでいて、

  何故だろう。

  心がザワザワする。

  『・・・ッ!・・ッ・・・』

  「何か聞こえる、、、」

  火の神様の像の方からだ。

  『・・キテ・、・リア・・テ・・!』

  なんだろう?
  何て言っているんだろ?

  火の神様の像は木製で長い髪の毛の長身の女性の様だ。
  大きな胸に、綺麗な面立ちをしている。

  ゆっくり歩いて近づいて。

  像に触れようとしたら私の視界が火に包まれた。

  とても暖かった。

  既に記憶の彼方だが、きっと母に抱かれた様なそんな感触なんだと思う。
しおりを挟む
感想 14

あなたにおすすめの小説

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。

もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。 異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。 ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。 残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、 同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、 追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、 清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……

八百万の神から祝福をもらいました!この力で異世界を生きていきます!

トリガー
ファンタジー
神様のミスで死んでしまったリオ。 女神から代償に八百万の神の祝福をもらった。 転生した異世界で無双する。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【本編完結】転生したら第6皇子冷遇されながらも力をつける

そう
ファンタジー
転生したら帝国の第6皇子だったけど周りの人たちに冷遇されながらも生きて行く話です

処理中です...