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第一章
ゴールデンウィーク
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ゴールデンウィーク
学校が始まったが、月曜日だというのにクラスのみんなは元気だった。それもそうだろう。なんてったってーー
「明日からゴールデンウィークだ~!」
「浮かれすぎだろ」
そう、GWだ。新しい環境になって大変な皆さんに休暇を与えますと言わんばかりの連休だ。今日を乗り越えれば明日から休みなのだが、そういうわけにもいかない人もいる。今浮かれている麗華もそうだ。
「大会、今週の土曜にあるんだろ」
「そうなんだよ~、GWの終盤にやるなんてひどすぎるよ~。しかも練習もちゃんとあるし...」
陸上部の練習は水、木曜日にあり、金曜日は全力で休息、それから大会に臨むのだそう。麗華の休みは約半分にまで減っている。
「でもここまで来たら頑張るしかないよね~」
麗華はくちではダルそうだが、誰よりもやる気に満ちているのは菊にもわかっていた。
「頑張れよ、あたしも見に行くから」
「ほんとっ!じゃあいいとこ見せなきゃね~」
麗華は目を輝かせていた。これなら部活に関しては問題ないだろう。もう一つ大事なことがあるがそちらは大丈夫なのだろうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「宿題あるのー!?しかもちょっと多い~」
帰りのホームルームでGWの宿題の話が始まり、麗華のみならずクラスの人たちも多かれ少なかれ文句を言っている。
「はい静かに。しっかりやれば終わりますから、遊んでもいいですけどちゃんと取り組んでくださいね」
帰りのホームルームが終わり、みんな少し憂鬱そうな顔を浮かべて帰る中、麗華は奈落にでも落ちたかのように絶望していた。
「ただでさえ練習とかあるのにその中で宿題やれとか遊ばせる気ないでしょ~」
「確かに多いけど、一日費やせば終わるんじゃないのか?少なくともあたしはそうすr」
「じゃあ一緒にやろっ!」
菊の話が終わる前に麗華が誘ってきた。宿題とか勉強にそんなにやる気になっているのは初めて見た。
「珍しいな、麗華からそう言うなんて」
「だって~、こうでもしないときくちゃんと遊べないでしょ~。だから早めに終わらせて残りの時間をめいいっぱい楽しまなくちゃ!」
まあ動機はどうあれやる気になってるんだったらやるまでだ。
「じゃあ明日宿題やるか」
「うん!」
「そういえばいいのか?今日部活あるんじゃないのか?」
「そうだった!じゃあ私行くね~。明日よろしく~」
そういって小走りで陸上部に向かった。明日宿題をやるとき、麗華に教えながらやることになるだろうから先に少しだけ進めておこう。菊も帰ろうと校門まで行ったところで、
「じー」
誰かの視線を感じた。つい最近もこんなことがあった。
「やっぱりあなただったのね、赤崎さん」
「げっ、赤井...」
赤井毬、去年同じクラスで、名前順だとひとつ前だった人。清楚でお堅い性格で安易に近寄れない雰囲気を出しているが、周りからの人気はとても高い。まさに風紀委員といった感じだが委員会には属していない。
席も近くなることが多く、菊の話し方や態度が気に入らないのか、やたらけしかけてきた。菊ももう面倒になり後半のほうになってからは適当に流していた。
「やっぱりってどういうことだよ?」
「あなた、土曜日に金木神社にいたでしょ」
「なんでそんなこと知って...あっ!なんか見られてるなと思ったらお前だったのか!」
「ほんと、あなたのその口は変わらないのね」
「うるせえ」
(赤井のその態度も変わんねえな...)
「ところで...」
毬は、さっきまでとは違う雰囲気で話を切り出した。
「赤崎さんは、神社とか好きなのかしら?」
「えっあたし?いや、たまたまあそこにいたってだけで別に好きとかではないけど」
「...そう。わかったわ」
菊の話を聞いた毬は、いつもの調子に戻り歩き出した。
「それだけ聞きたかっただけだから、さよなら赤崎さん」
「お、おい!」
帰ってしまった。いったい何がしたかったんだろう。だが考えても仕方ないので菊も帰って宿題をした。
そして次の日。麗華の家で宿題を終わらせようの会が始まった。
「もう遅いよ~、なにしてたの?」
「すまんすまん、さあさっさと終わらせるぞ」
「お~!」
思った通り、菊が麗華に教えることとなったが四月初めの時ほどとこずることはなく、思っていたよりも早く進んでいた。いつも授業中寝てばかりと思っていたが、麗華なりに頑張っていたのだろう。必要なところだけ教えながら自分の宿題も終わらせた。
朝から始まり、一日中続くと思われたこの会も夕方ごろに終わりを迎えた。
「お、終わった~」
麗華は終わった途端ペンを放り投げ、床に寝転がった。
「おつかれ、案外早く終わったな」
「私にかかればこんなもんだよ~」
「いつもこれだけやる気になってくれればなー」
「えへへー、それは無理~」
お気楽なやつだ。だが宿題を終わらせたからこのくらいはいいだろう。
「そうだ、ちょっと待ってろ」
「?」
そういって菊は自分の家に一度戻り、急いで戻ってきた。
「ほらこれ、終わらせたご褒美」
「わあ!かわいい~!これ食べていいの?」
「あぁ、そのために買ったんだから」
菊が出したのはコンビニで期間限定で売られているデフォルメされた犬の顔がのったプリンだ。麗華の家に行く前にご褒美を買おうと近くのコンビニに行ったら売っていたのでこれにした。思ってた以上に喜んでくれたので菊もうれしかった。
「いただきま~す、ん!おいし~♪はむっ、ん~。あれ、きくちゃんのは?」
「それ最後の一個だったんだよ。さすが期間限定だよな」
正直食べてみたいとは思った。だが麗華が喜んでくれるだろうと思ってすぐ買ってそのまま出てしまったので自分の分は何もない。あとで何か買いに行こうと思ったところで麗華が食べ終わった。
「あーおいしかった~、でもご褒美がないのはさすがにかわいそうだな~」
「別にいいって」
「...そうだ!」
麗華はバタバタと部屋を出て何か取り出してきた。
「これ半分こしよ~。あとで食べようと思って忘れてた~」
出してきたのはショコラケーキだった。チョコクリームとココアパウダーが乗った定番のものだがとてもおいしそうだった。
「この一切れ丸々もらえるもんじゃないのか?」
「だって私も食べたいも~ん」
麗華が元々食べようとしたものだ。それもそうだろうがよく食べれるなと菊はある意味感動していた。うまい具合に一切れのケーキを半分に切って食べた。
「このケーキうまいな!」
「ね~、プリンもおいしかったけどこっちもおいし~!」
一切れのケーキを半分に切ったので菊はすぐ食べ終わったが、麗華は最後の一口をこちらに差し出してきた。
「はい、あ~ん」
「はあ!?なんのつもりだよ!」
「きくちゃんだって頑張ったでしょ、だからご褒美♪」
いやそれは恥ずかしいだろと菊は顔を真っ赤にして驚いていると、麗華も少し赤くなって最後の一口を自分で食べた。
「はい、時間切れ~。私からのご褒美はなしね~」
「べっ別にいいし!」
「ほんとに~?恥ずかしがっちゃってーホントは欲しかったんじゃないの~?」
「麗華だって、顔赤いじゃねえか!」
「そんなことないも~ん。よ~し明日の練習に備えてゆっくり休むぞ~。ほら帰った帰った」
「っておい押すなよわかったから」
麗華から無理やり帰り支度を済まされ玄関の外まで引っ張られた。麗華の顔は良く見えなかったが恥ずかしかっていたんじゃないだろうか。
「今日はありがとねそれじゃっ!」
早口でそう言って玄関のドアを閉めた。
「あいつ、何だったんだ?」
菊が扉の外で立ち尽くしているとき、麗華は扉の内側に寄りかかって座っていた。
(私なにしてるんだよ~!?)
自分のやったことに自分で驚きながらその場にうずくまり、まだ口の中に残ってるケーキの味をかみしめた。今まで食べた中で一番美味しかったような気がした。
続く
学校が始まったが、月曜日だというのにクラスのみんなは元気だった。それもそうだろう。なんてったってーー
「明日からゴールデンウィークだ~!」
「浮かれすぎだろ」
そう、GWだ。新しい環境になって大変な皆さんに休暇を与えますと言わんばかりの連休だ。今日を乗り越えれば明日から休みなのだが、そういうわけにもいかない人もいる。今浮かれている麗華もそうだ。
「大会、今週の土曜にあるんだろ」
「そうなんだよ~、GWの終盤にやるなんてひどすぎるよ~。しかも練習もちゃんとあるし...」
陸上部の練習は水、木曜日にあり、金曜日は全力で休息、それから大会に臨むのだそう。麗華の休みは約半分にまで減っている。
「でもここまで来たら頑張るしかないよね~」
麗華はくちではダルそうだが、誰よりもやる気に満ちているのは菊にもわかっていた。
「頑張れよ、あたしも見に行くから」
「ほんとっ!じゃあいいとこ見せなきゃね~」
麗華は目を輝かせていた。これなら部活に関しては問題ないだろう。もう一つ大事なことがあるがそちらは大丈夫なのだろうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「宿題あるのー!?しかもちょっと多い~」
帰りのホームルームでGWの宿題の話が始まり、麗華のみならずクラスの人たちも多かれ少なかれ文句を言っている。
「はい静かに。しっかりやれば終わりますから、遊んでもいいですけどちゃんと取り組んでくださいね」
帰りのホームルームが終わり、みんな少し憂鬱そうな顔を浮かべて帰る中、麗華は奈落にでも落ちたかのように絶望していた。
「ただでさえ練習とかあるのにその中で宿題やれとか遊ばせる気ないでしょ~」
「確かに多いけど、一日費やせば終わるんじゃないのか?少なくともあたしはそうすr」
「じゃあ一緒にやろっ!」
菊の話が終わる前に麗華が誘ってきた。宿題とか勉強にそんなにやる気になっているのは初めて見た。
「珍しいな、麗華からそう言うなんて」
「だって~、こうでもしないときくちゃんと遊べないでしょ~。だから早めに終わらせて残りの時間をめいいっぱい楽しまなくちゃ!」
まあ動機はどうあれやる気になってるんだったらやるまでだ。
「じゃあ明日宿題やるか」
「うん!」
「そういえばいいのか?今日部活あるんじゃないのか?」
「そうだった!じゃあ私行くね~。明日よろしく~」
そういって小走りで陸上部に向かった。明日宿題をやるとき、麗華に教えながらやることになるだろうから先に少しだけ進めておこう。菊も帰ろうと校門まで行ったところで、
「じー」
誰かの視線を感じた。つい最近もこんなことがあった。
「やっぱりあなただったのね、赤崎さん」
「げっ、赤井...」
赤井毬、去年同じクラスで、名前順だとひとつ前だった人。清楚でお堅い性格で安易に近寄れない雰囲気を出しているが、周りからの人気はとても高い。まさに風紀委員といった感じだが委員会には属していない。
席も近くなることが多く、菊の話し方や態度が気に入らないのか、やたらけしかけてきた。菊ももう面倒になり後半のほうになってからは適当に流していた。
「やっぱりってどういうことだよ?」
「あなた、土曜日に金木神社にいたでしょ」
「なんでそんなこと知って...あっ!なんか見られてるなと思ったらお前だったのか!」
「ほんと、あなたのその口は変わらないのね」
「うるせえ」
(赤井のその態度も変わんねえな...)
「ところで...」
毬は、さっきまでとは違う雰囲気で話を切り出した。
「赤崎さんは、神社とか好きなのかしら?」
「えっあたし?いや、たまたまあそこにいたってだけで別に好きとかではないけど」
「...そう。わかったわ」
菊の話を聞いた毬は、いつもの調子に戻り歩き出した。
「それだけ聞きたかっただけだから、さよなら赤崎さん」
「お、おい!」
帰ってしまった。いったい何がしたかったんだろう。だが考えても仕方ないので菊も帰って宿題をした。
そして次の日。麗華の家で宿題を終わらせようの会が始まった。
「もう遅いよ~、なにしてたの?」
「すまんすまん、さあさっさと終わらせるぞ」
「お~!」
思った通り、菊が麗華に教えることとなったが四月初めの時ほどとこずることはなく、思っていたよりも早く進んでいた。いつも授業中寝てばかりと思っていたが、麗華なりに頑張っていたのだろう。必要なところだけ教えながら自分の宿題も終わらせた。
朝から始まり、一日中続くと思われたこの会も夕方ごろに終わりを迎えた。
「お、終わった~」
麗華は終わった途端ペンを放り投げ、床に寝転がった。
「おつかれ、案外早く終わったな」
「私にかかればこんなもんだよ~」
「いつもこれだけやる気になってくれればなー」
「えへへー、それは無理~」
お気楽なやつだ。だが宿題を終わらせたからこのくらいはいいだろう。
「そうだ、ちょっと待ってろ」
「?」
そういって菊は自分の家に一度戻り、急いで戻ってきた。
「ほらこれ、終わらせたご褒美」
「わあ!かわいい~!これ食べていいの?」
「あぁ、そのために買ったんだから」
菊が出したのはコンビニで期間限定で売られているデフォルメされた犬の顔がのったプリンだ。麗華の家に行く前にご褒美を買おうと近くのコンビニに行ったら売っていたのでこれにした。思ってた以上に喜んでくれたので菊もうれしかった。
「いただきま~す、ん!おいし~♪はむっ、ん~。あれ、きくちゃんのは?」
「それ最後の一個だったんだよ。さすが期間限定だよな」
正直食べてみたいとは思った。だが麗華が喜んでくれるだろうと思ってすぐ買ってそのまま出てしまったので自分の分は何もない。あとで何か買いに行こうと思ったところで麗華が食べ終わった。
「あーおいしかった~、でもご褒美がないのはさすがにかわいそうだな~」
「別にいいって」
「...そうだ!」
麗華はバタバタと部屋を出て何か取り出してきた。
「これ半分こしよ~。あとで食べようと思って忘れてた~」
出してきたのはショコラケーキだった。チョコクリームとココアパウダーが乗った定番のものだがとてもおいしそうだった。
「この一切れ丸々もらえるもんじゃないのか?」
「だって私も食べたいも~ん」
麗華が元々食べようとしたものだ。それもそうだろうがよく食べれるなと菊はある意味感動していた。うまい具合に一切れのケーキを半分に切って食べた。
「このケーキうまいな!」
「ね~、プリンもおいしかったけどこっちもおいし~!」
一切れのケーキを半分に切ったので菊はすぐ食べ終わったが、麗華は最後の一口をこちらに差し出してきた。
「はい、あ~ん」
「はあ!?なんのつもりだよ!」
「きくちゃんだって頑張ったでしょ、だからご褒美♪」
いやそれは恥ずかしいだろと菊は顔を真っ赤にして驚いていると、麗華も少し赤くなって最後の一口を自分で食べた。
「はい、時間切れ~。私からのご褒美はなしね~」
「べっ別にいいし!」
「ほんとに~?恥ずかしがっちゃってーホントは欲しかったんじゃないの~?」
「麗華だって、顔赤いじゃねえか!」
「そんなことないも~ん。よ~し明日の練習に備えてゆっくり休むぞ~。ほら帰った帰った」
「っておい押すなよわかったから」
麗華から無理やり帰り支度を済まされ玄関の外まで引っ張られた。麗華の顔は良く見えなかったが恥ずかしかっていたんじゃないだろうか。
「今日はありがとねそれじゃっ!」
早口でそう言って玄関のドアを閉めた。
「あいつ、何だったんだ?」
菊が扉の外で立ち尽くしているとき、麗華は扉の内側に寄りかかって座っていた。
(私なにしてるんだよ~!?)
自分のやったことに自分で驚きながらその場にうずくまり、まだ口の中に残ってるケーキの味をかみしめた。今まで食べた中で一番美味しかったような気がした。
続く
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