92 / 804
ロボットメイド、アリシアの優雅な日常
アリシア、人間になる?
しおりを挟む
その事故は、火星に人類が入植を始めてからの重大事件として必ず上位に挙げられる程のものであった。さらに上位となれば、三回に及ぶ火星全土を巻き込んだ戦争と、火星のテラフォーミングのきっかけとなった、ドーム型都市の殆どの住人が死亡した忌まわしい事故くらいになってくるだろう。
だが当時、既に宇宙船の技術は円熟の域に達していて、死亡事故などもう何十年も起こっていない状態だった。にも拘らず、その事故は起こってしまった。しかも、事故原因そのものはいまだに完全には特定されていない。テロだという説もあったりはしたが、それさえ結局は推測の域を出ないものであった。
突然、両親を喪った千堂は、当然、打ちひしがれた。彼は両親にとても愛され、彼もまた両親を尊敬していた。多少の反感を覚えたりしたこともあったが、それは誰しもが通る道だったろう。それ故に、彼はとても苦しんだ。しかし、周囲の支えもあり、やがて自分を取り戻した千堂は、当時JAPAN-2社の役員だった星谷に見出され、技術者としてJAPAN-2社に入社したのだった。それから今日まで、彼はより安全で、より人間を幸せにする技術を、商品を、生み出すことに力を注いできたつもりだった。
戦う為の道具であるランドギアの開発とて、戦闘が避けられないものであるなら最小の損害でそれを終わらせることが出来るものをと願ってより優れたものを作ってきたつもりだった。
そんな自分の前に現れた、<心>を持ったロボット。
最初は、砂漠の真ん中でメイド服を着た少女が笑顔でゲリラを殺傷していくその異様さに戦慄さえ覚え、不気味だと思ってしまった。人間の幸せの為には仕方ないと割り切って作っていた筈の、人間を殺戮する為のロボットの本当の姿に打ちのめされた。ロボットが人を殺すということがどういうものなのかという現実を、分かっているようで分かっていなかったことを思い知らされた。それを千堂に突きつけたのが、他でもない、今は千堂アリシアと名付けられた彼女なのである。
しかし彼女は、決して人を殺すことを楽しんだりはしていなかった。それどころか、本当は人を殺したくなどなかった。彼女はあくまで、ロボットとして人間に幸せになって欲しいと願っていただけだった。彼女はただ、千堂を守る為に自分に出来る最大限のことをやっただけだ。ロボットである自分にはそれしか出来なかったのだから。
だが、人間である千堂を守る為に人間を殺すという矛盾は、ロボットである彼女にとってすらあまりにも大きすぎるものだった。その矛盾は、彼女のメインフレームの中に処理出来ない無数の不正なファイルとなって澱のように溜まり、やがてデータ処理に少なくない影響を与えるに至ったのである。しかも彼女のシステムはそれでもなおその影響を最小限にとどめようと複雑なデータ処理を行うようになり、それがついに閾値を超え、<思考の揺らぎ=心のようなもの>を生じさせたのであった。
もっともそれはあくまで、技術的な面から『恐らくそういうことであろう』と類推されただけの仮説であって、正解かどうかはいまだ解明されていない。だが千堂にとっては、そういう理屈は大事ではなかった。彼女に、自分を守る為にそれほどまでの矛盾に引き裂かれつつ戦ってくれた彼女に<心>があるというのなら、彼女を苦しめてしまったその償いをしたいと思っただけなのだ。
本心では、彼女にもう戦いをさせたくはなかった。だが彼女が自分の傍にいたいと言うのなら、こういうことに巻き込まれることもあるというのも分かっていた。そしてそれは彼女自身も分かっていた。それを覚悟した上で、千堂の傍にいることを望んだ。千堂を守る為ならば、それが人間を守ることになるのならば、例えどれほど苦しくても、彼女は戦うことを選びたいと思った。それこそが自分なのだと思った。
千堂アリシアは、ただの人形ではない。ロボットではない。心を持ち、自らの意志で自分の行動を律することが出来るようになった唯一の存在なのだ。そして彼女は、自らの意志で千堂を守ることを誓った。千堂を守る為に人間と戦うことになるのだとしても、それを受け入れることを決めた。
それを改めて確認した後、千堂の部屋に設けられた簡易のメンテナンスルームで、彼女は眠っていた。眠りながらも、何らかの異常があった場合に即座に対応出来るように機能している部分で、千堂の寝息を聞いていた。落ち着いてゆったりとしたリズムを刻むそれを聞いていると、彼女も深い眠りに入っていられる気がした。
ただその時、ふと、本来は休止状態にある筈の領域で、微かなデータ処理が行われていた。決して大量のデータではない。明確な像を結ぶ程の情報量ではなく、非常に曖昧で、抽象的なものだった。その所為か、彼女は自分の体の情報について正確な処理が行えなかった。何故か、自分の体が人間のそれになっていたのだった。
それは柔らかくて、ひどく頼りない脆弱な体だった。ロボットの腕が当たった程度で破壊されそうな気がした。実際、人間の体などその程度で壊れてしまうようなものである。なのに、暖かくて、途方もない存在感があった。ロボットの体とは桁違いの情報がそこにはあった。休止状態にすれば殆ど何も動かないロボットのそれとは違って、人間の体は常に動いていた。活動していた。エネルギーを欲し、同時にそれを発していた。心臓が絶え間なく鼓動を刻み、血が流れ、数十兆を数える細胞と言う名の動力源が、休むことなく活動していた。
『これが、人間の体…?』
その時のアリシアは、何も身に纏っていなかった。ラブドールのショールームで見た愛錬達と同じ姿をしていた。だけどロボットである愛錬達とは違う、人間の体がそこにはあった。自分にはない筈の、それを連想させる膨らみがあるだけの筈の胸の部分に、柔らかな二つの膨らみがあった。乳房だった。
アリシアはそれにそっと触れてみた。すごく柔らかくて、強く握ったら潰れてしまいそうな頼りない肉の塊だった。けれど、温かい。そして、何故か分からないがすごく愛おしい。彼女はその感触を確かめるように僅かに動かしてみた。不思議な弾力があった。
さらにアリシアはハッとなった。まさかと思って下腹部に触れてみた。すると、自分の体では再現されていない筈の手触りが確かにあった。それに気付いた途端、何だかかあっと体が熱くなった。温度を上げるような操作はしていない筈なのに体温が上がるのを感じた。顔にも温度を感じる。それどころか、本来は温度を感じることのない筈の耳まで熱い…?
胸の中でどきどきと音を立てているのは心臓か? 明らかにそのペースが速い。体が興奮状態にあるということだろうか。
『そうか。これが、恥ずかしいっていうこと…?』
自分は今、裸でいることを恥ずかしいと感じてるんだと、アリシアは思った。人間は裸でいることを恥ずかしいと感じるんだと思い出した。特に胸を晒していることが恥ずかしくて、両腕を絡ませるようにして隠そうとした。そこでやっと気が付いた。自分はどうして、こんなところで裸でいるんだろう?
そう考えた瞬間、周囲の様子が見えてきた。オレンジ色の淡い光にうっすらと照らし出されたそこは、見慣れた部屋。ベッドがあり、机があり、クローゼットがあった。どれも見慣れたものだった。
『ここ、千堂様の寝室…!』
それに気付いた瞬間、声を掛けられた。
「アリシア…」
慌てて振り返ったそこにいたのは……
「千堂様…!」
そう、千堂だった。いつもと変わらない穏やかな表情で自分を見詰めてくれる彼がそこにいた。それなのに、彼もやはり裸だった。すると彼がスッと体を寄せてきて、ふわりとアリシアを抱き締めた。
そして抱き締められた途端、アリシアはさらに自分の体がかあっと熱くなるのを感じたのだった。
だが当時、既に宇宙船の技術は円熟の域に達していて、死亡事故などもう何十年も起こっていない状態だった。にも拘らず、その事故は起こってしまった。しかも、事故原因そのものはいまだに完全には特定されていない。テロだという説もあったりはしたが、それさえ結局は推測の域を出ないものであった。
突然、両親を喪った千堂は、当然、打ちひしがれた。彼は両親にとても愛され、彼もまた両親を尊敬していた。多少の反感を覚えたりしたこともあったが、それは誰しもが通る道だったろう。それ故に、彼はとても苦しんだ。しかし、周囲の支えもあり、やがて自分を取り戻した千堂は、当時JAPAN-2社の役員だった星谷に見出され、技術者としてJAPAN-2社に入社したのだった。それから今日まで、彼はより安全で、より人間を幸せにする技術を、商品を、生み出すことに力を注いできたつもりだった。
戦う為の道具であるランドギアの開発とて、戦闘が避けられないものであるなら最小の損害でそれを終わらせることが出来るものをと願ってより優れたものを作ってきたつもりだった。
そんな自分の前に現れた、<心>を持ったロボット。
最初は、砂漠の真ん中でメイド服を着た少女が笑顔でゲリラを殺傷していくその異様さに戦慄さえ覚え、不気味だと思ってしまった。人間の幸せの為には仕方ないと割り切って作っていた筈の、人間を殺戮する為のロボットの本当の姿に打ちのめされた。ロボットが人を殺すということがどういうものなのかという現実を、分かっているようで分かっていなかったことを思い知らされた。それを千堂に突きつけたのが、他でもない、今は千堂アリシアと名付けられた彼女なのである。
しかし彼女は、決して人を殺すことを楽しんだりはしていなかった。それどころか、本当は人を殺したくなどなかった。彼女はあくまで、ロボットとして人間に幸せになって欲しいと願っていただけだった。彼女はただ、千堂を守る為に自分に出来る最大限のことをやっただけだ。ロボットである自分にはそれしか出来なかったのだから。
だが、人間である千堂を守る為に人間を殺すという矛盾は、ロボットである彼女にとってすらあまりにも大きすぎるものだった。その矛盾は、彼女のメインフレームの中に処理出来ない無数の不正なファイルとなって澱のように溜まり、やがてデータ処理に少なくない影響を与えるに至ったのである。しかも彼女のシステムはそれでもなおその影響を最小限にとどめようと複雑なデータ処理を行うようになり、それがついに閾値を超え、<思考の揺らぎ=心のようなもの>を生じさせたのであった。
もっともそれはあくまで、技術的な面から『恐らくそういうことであろう』と類推されただけの仮説であって、正解かどうかはいまだ解明されていない。だが千堂にとっては、そういう理屈は大事ではなかった。彼女に、自分を守る為にそれほどまでの矛盾に引き裂かれつつ戦ってくれた彼女に<心>があるというのなら、彼女を苦しめてしまったその償いをしたいと思っただけなのだ。
本心では、彼女にもう戦いをさせたくはなかった。だが彼女が自分の傍にいたいと言うのなら、こういうことに巻き込まれることもあるというのも分かっていた。そしてそれは彼女自身も分かっていた。それを覚悟した上で、千堂の傍にいることを望んだ。千堂を守る為ならば、それが人間を守ることになるのならば、例えどれほど苦しくても、彼女は戦うことを選びたいと思った。それこそが自分なのだと思った。
千堂アリシアは、ただの人形ではない。ロボットではない。心を持ち、自らの意志で自分の行動を律することが出来るようになった唯一の存在なのだ。そして彼女は、自らの意志で千堂を守ることを誓った。千堂を守る為に人間と戦うことになるのだとしても、それを受け入れることを決めた。
それを改めて確認した後、千堂の部屋に設けられた簡易のメンテナンスルームで、彼女は眠っていた。眠りながらも、何らかの異常があった場合に即座に対応出来るように機能している部分で、千堂の寝息を聞いていた。落ち着いてゆったりとしたリズムを刻むそれを聞いていると、彼女も深い眠りに入っていられる気がした。
ただその時、ふと、本来は休止状態にある筈の領域で、微かなデータ処理が行われていた。決して大量のデータではない。明確な像を結ぶ程の情報量ではなく、非常に曖昧で、抽象的なものだった。その所為か、彼女は自分の体の情報について正確な処理が行えなかった。何故か、自分の体が人間のそれになっていたのだった。
それは柔らかくて、ひどく頼りない脆弱な体だった。ロボットの腕が当たった程度で破壊されそうな気がした。実際、人間の体などその程度で壊れてしまうようなものである。なのに、暖かくて、途方もない存在感があった。ロボットの体とは桁違いの情報がそこにはあった。休止状態にすれば殆ど何も動かないロボットのそれとは違って、人間の体は常に動いていた。活動していた。エネルギーを欲し、同時にそれを発していた。心臓が絶え間なく鼓動を刻み、血が流れ、数十兆を数える細胞と言う名の動力源が、休むことなく活動していた。
『これが、人間の体…?』
その時のアリシアは、何も身に纏っていなかった。ラブドールのショールームで見た愛錬達と同じ姿をしていた。だけどロボットである愛錬達とは違う、人間の体がそこにはあった。自分にはない筈の、それを連想させる膨らみがあるだけの筈の胸の部分に、柔らかな二つの膨らみがあった。乳房だった。
アリシアはそれにそっと触れてみた。すごく柔らかくて、強く握ったら潰れてしまいそうな頼りない肉の塊だった。けれど、温かい。そして、何故か分からないがすごく愛おしい。彼女はその感触を確かめるように僅かに動かしてみた。不思議な弾力があった。
さらにアリシアはハッとなった。まさかと思って下腹部に触れてみた。すると、自分の体では再現されていない筈の手触りが確かにあった。それに気付いた途端、何だかかあっと体が熱くなった。温度を上げるような操作はしていない筈なのに体温が上がるのを感じた。顔にも温度を感じる。それどころか、本来は温度を感じることのない筈の耳まで熱い…?
胸の中でどきどきと音を立てているのは心臓か? 明らかにそのペースが速い。体が興奮状態にあるということだろうか。
『そうか。これが、恥ずかしいっていうこと…?』
自分は今、裸でいることを恥ずかしいと感じてるんだと、アリシアは思った。人間は裸でいることを恥ずかしいと感じるんだと思い出した。特に胸を晒していることが恥ずかしくて、両腕を絡ませるようにして隠そうとした。そこでやっと気が付いた。自分はどうして、こんなところで裸でいるんだろう?
そう考えた瞬間、周囲の様子が見えてきた。オレンジ色の淡い光にうっすらと照らし出されたそこは、見慣れた部屋。ベッドがあり、机があり、クローゼットがあった。どれも見慣れたものだった。
『ここ、千堂様の寝室…!』
それに気付いた瞬間、声を掛けられた。
「アリシア…」
慌てて振り返ったそこにいたのは……
「千堂様…!」
そう、千堂だった。いつもと変わらない穏やかな表情で自分を見詰めてくれる彼がそこにいた。それなのに、彼もやはり裸だった。すると彼がスッと体を寄せてきて、ふわりとアリシアを抱き締めた。
そして抱き締められた途端、アリシアはさらに自分の体がかあっと熱くなるのを感じたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる