未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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子供達

ボクサー竜の子供と陸号機(これはいったい?)

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新暦〇〇一〇年二月九日。



何だかんだで気持ちがざわついたりもしたものの、過ぎてしまえばまあどうってこともない。ここではほとんどすべてが『そういうもの』っていうことで受け入れるしかないからな。

いくら俺にとって都合が悪い現実だと嘆いてみたところでどうなるものでもないんだ。

なんてことを考えながらも子供達の元気な姿に安堵しつつ、のんびりと時間を過ごしていた。

すると俺の視界の隅を横切る影が。

ドーベルマンDK-aだった。あれは、ろく号機かな。だが、

「…ん? なんだ、あれ?」

と思わず声に出てしまう。

ドーベルマンDK-aの後ろを、小さな影がちょこちょことついて歩いてるんだ。

ボクサー竜ボクサーの子供、でしょうか…?」

シモーヌが言う。

「確かに、そう見えるな」

俺がそんな風に呟いた時、すごいスピードで奔り抜けたのがいた。じんだ。じんが明らかに捕食者プレデターの動きでボクサー竜ボクサーの子供目掛けて走ったんだ。

だが―――――

その気配を察したのか、ボクサー竜ボクサーの子供は、ピョンとドーベルマンDK-aに飛び乗り、フレームが剥き出しのせいで隙間だらけのそのボディーの中に隠れてしまったのだった。

そうするとさすがのじんもこの怪しい<何か>に対しては強く警戒しているみたいで、急制動を掛けて止まってしまう。

「これは、どういうことなのかな…?」

俺も正直、戸惑うしかできない。何だかよく分からないが、何故かボクサー竜ボクサーの子供がドーベルマンDK-aに懐いてしまっているらしいということだけは何とか理解できた気がする。

「もしかすると、インプリンティングかもしれませんね」

「インプリンティング? って、あれか? 卵から孵った雛とかが、生まれて初めて見た動くものを親だと思い込んだりするっていうあれか?」

「はい。と言っても必ず初めて見た動くものを親だと認識するとは限らないんですが、確かにそういう習性を持った生き物はいるんです」

という訳で、ドーベルマンDK-aろく号機の映像情報を確認してみると、なるほど、周囲を哨戒中に地面に落ちていた卵を発見。しかしそれには構わず哨戒を続けようとした時にちょうど卵が孵って、生まれたボクサー竜ボクサーの赤ん坊が陸号機の後をついて回る様子が記録されてた。

「しかし、なんであんなところに卵が?」

疑問を口にする俺に対して、シモーヌは答えてくれたのだった。

「もしかすると、他の動物が食べる為に持ち去って、でも落とすか忘れるかして残されていたところに通りかかったのかもしれません」

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