未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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子供達

灯は実に(容赦ない)

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この惑星で群れを形成するタイプの動物の場合、近親婚を避ける為もあってか年頃になると群れから離れて他の群れへと移るのが普通のようだった。

で、それが<巣立ち>な訳だが、その巣立ちの仕方も、自分から群れを出ていく場合と、追い出される場合と、今回の少年のように、若い個体を連れて斥候に出た時に置き去りにする場合とが基本的な巣立ちのようだった。

「……」

仲間に置き去りにされたことに気付いた少年だったが、群れに戻ろうとするんじゃなく、ひかり達の傍から離れようとしなかった。どうやらひかり達のそれを<群れ>と認識して、入れてもらおうと思っているらしい。

「お姉ちゃん、この子も一緒に連れて帰ろうよ」

日が傾き、そろそろ帰還の準備に入ろうとした時、あかりが、少年の手を握ったままそう言いだした。さすがに落ち着いたらしい少年は、真っ直ぐにひかりを見詰めてる。

黙々と撤収作業をしながらひかりは、背中でその声を聴いていた。

「……お父さんが『いい』って言ったらね……」

その言葉を受けて、あかりは、

「パパ、パパ! 見てるんでしょ? この子連れて帰ってもいいよね!?」

と、イレーネに向かって、イレーネのカメラを通じて見ている俺に向かって、縋るみたいにしてそう言った。

するとイレーネがタブレットを掲げて、そこに俺達を表示させてくれた。だから俺も、

「ああ、いいよ。俺達の<群れ>に迎えよう」

って応えさせてもらった。

「やったあ! すっごいね! すっごいよ!!」

少年の手を握ってぶんぶんと振りながら、あかりは満面の笑みを浮かべてた。自分達の<仲間>が増えることに興奮してるんだ。

こうして、<ボノボ人間パパニアンの少年>、じゅんは、俺達の<群れ>に加わることになった。

「? …?」

さすがにローバーに乗る時にはその異様さに怯えてたみたいだが、ひかりあかりも平然としてることで何とか覚悟を決められたのか、おずおずと乗ってきて、しかし初めてローバーに乗った時のひそか達と同じように緊張して小さくなっていた。

「あはは、おちんちん、小さくなってる~!」

などと、じゅんの体の一部を指差しながらあかりは容赦ない。

あかり、それは緊張してる時とかにも小さくなることがあるんだよ。

まあそれはさておき、ひかり達チームBブラボーが帰った時にはすっかり日が暮れて、夕食の用意が整ったところにちょうど戻ってきた。

「ようこそ、私達の<群れ>へ♡」

あかりに手を引かれて戸惑いながら家に入ってきたじゅんを、俺もシモーヌも、

「ようこそ」

「歓迎します」

と温かく迎えたのだった。

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