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幸せ
凛のこれからについて(新のことは吹っ切ったようだ)
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新暦〇〇二二年十二月十六日。
凛は、新と同じで割と大人しい性格の子だった。だから新と気が合ったんだろうなと思ってた。だが同時に、しっかりとライオン人間としての気性の激しさも持ち合わせてる。
獲物を見付けると、獰猛に苛烈に容赦なく襲い掛かる。
狙う獲物は主に、トカゲっぽい小動物か、ブタっぽい小動物だ。ボクサー竜は見かけても狙わない。灯が、レッド、ブルー、イエローと名付けた個体がもうすっかり放し飼いにしている犬のように<庭>に居着いてしまってるからな。しかもそれに倣うように、さらに若い個体がうちの庭に出入りしている。
改めて、犬がどうやって人間と一緒に暮らすようになっていったかを見てるような気がするよ。
凛も、ボクサー竜については獲物とは見做さなくなってるらしい。『襲うな』と教えた訳でもなかったんだが、ボスである俺や、姉である光、自分より強くて外敵に対して隙を見せないエレクシアが、うちに出入りするボクサー竜については敵視してないことを感じ取ってるのかもしれない。
こうやっていろいろなことを普段の生活の中から学び取っていくんだというのも改めて感じるな。
かといって馴れ馴れしく近付いたりもしないが。この辺りは人間のようにペットを可愛がるというメンタリティを持たないが故か?
まあ、下手に馴れ馴れしくされると、俺達の家の周りを縄張りにしている駿の群れのボクサー竜はともかく、それ以外の連中は相変わらず俺達のことを完全に敵だと認識してるからな。野犬に不用意に近付くのが危険なのと同じだろう。だからそうしてもらう方がいい。
と、そんな凛の様子を見ていて、俺は、ふと思いついた。
「凛を草原に連れていってやるのはどうだろう?」
俺の提案に、シモーヌも、
「そうですね。ずっと密林の中で育ってきた彼女が草原に馴染めるかどうかは分かりませんが、物は試しということもありますし」
と承諾してくれた。
そこで、シモーヌとイレーネがコーネリアス号に里帰りする時に、一緒に連れていくことにしたんだ。
「……?」
これまで、殆どローバーに乗る機会がなかった凛だったものの、俺達が普段から当たり前のように乗っているのを見ていたし、小さかった頃にはちょくちょく探検のつもりか、メンテナンスのためにドアを開けておいたりすると勝手に乗り込んだりもしていたからか、それほど怯えることもなくローバーに乗り込んでくれた。
とは言え、どうして自分が乗せられたのかは分かっていなかったようだが。
凛は、新と同じで割と大人しい性格の子だった。だから新と気が合ったんだろうなと思ってた。だが同時に、しっかりとライオン人間としての気性の激しさも持ち合わせてる。
獲物を見付けると、獰猛に苛烈に容赦なく襲い掛かる。
狙う獲物は主に、トカゲっぽい小動物か、ブタっぽい小動物だ。ボクサー竜は見かけても狙わない。灯が、レッド、ブルー、イエローと名付けた個体がもうすっかり放し飼いにしている犬のように<庭>に居着いてしまってるからな。しかもそれに倣うように、さらに若い個体がうちの庭に出入りしている。
改めて、犬がどうやって人間と一緒に暮らすようになっていったかを見てるような気がするよ。
凛も、ボクサー竜については獲物とは見做さなくなってるらしい。『襲うな』と教えた訳でもなかったんだが、ボスである俺や、姉である光、自分より強くて外敵に対して隙を見せないエレクシアが、うちに出入りするボクサー竜については敵視してないことを感じ取ってるのかもしれない。
こうやっていろいろなことを普段の生活の中から学び取っていくんだというのも改めて感じるな。
かといって馴れ馴れしく近付いたりもしないが。この辺りは人間のようにペットを可愛がるというメンタリティを持たないが故か?
まあ、下手に馴れ馴れしくされると、俺達の家の周りを縄張りにしている駿の群れのボクサー竜はともかく、それ以外の連中は相変わらず俺達のことを完全に敵だと認識してるからな。野犬に不用意に近付くのが危険なのと同じだろう。だからそうしてもらう方がいい。
と、そんな凛の様子を見ていて、俺は、ふと思いついた。
「凛を草原に連れていってやるのはどうだろう?」
俺の提案に、シモーヌも、
「そうですね。ずっと密林の中で育ってきた彼女が草原に馴染めるかどうかは分かりませんが、物は試しということもありますし」
と承諾してくれた。
そこで、シモーヌとイレーネがコーネリアス号に里帰りする時に、一緒に連れていくことにしたんだ。
「……?」
これまで、殆どローバーに乗る機会がなかった凛だったものの、俺達が普段から当たり前のように乗っているのを見ていたし、小さかった頃にはちょくちょく探検のつもりか、メンテナンスのためにドアを開けておいたりすると勝手に乗り込んだりもしていたからか、それほど怯えることもなくローバーに乗り込んでくれた。
とは言え、どうして自分が乗せられたのかは分かっていなかったようだが。
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