未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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新世代

走・凱編 単身赴任

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『アリスシリーズとドライツェンシリーズの試作機も実用レベルにまで仕上がってきてる』

その通りだった。

外見上は、アリスシリーズの試験機は大きさ的にもドーベルマンDK-aとほとんど変わりなく、対してドライツェンシリーズのそれは、ドーベルマンDK-aよりも一回り大きいだけでやはり似通った印象はあるものの、その機能はかなり完成に近付いてきていた。後は実地で運用して細かい部分を詰めていくだけになってきている。

現状でも、十分、ビアンカのサポートとしては使えるだろう。

「シモーヌとしてはどう思う?」

一応、同じコーネリアス号乗員としての記憶を持つシモーヌにも意見を求める。すると彼女は、

「ビアンカは優秀なスタッフです。その彼女が『できる』と判断したのなら、私は反対する理由がありません……」

とのことだった。

もっとも、口ではそう言ってたものの本音では心配だったらしいけどな。それでも、ビアンカが望むのならということだ。

だから俺も、

「分かった……これから当面の間、ビアンカにそう達の警護をお願いする」

と承認させてもらったんだ。







新暦〇〇二九年九月十日。



そして早速、ビアンカはコーネリアス号に駐在しそう達の警護に当たるため、準備を済ませた。俺達も、コーネリアス号のAIに対してビアンカの受け入れ及びアリスシリーズの試作機とドライツェンシリーズの試作機の準備を命じる。

「気を付けてね、ビアンカ」

せっかく友達になれたのに、半年から一年を目処とはいえビアンカと離れ離れになるあかりは寂しそうだった。

そんなあかりに、ビアンカも、

「うん。もちろん気を付けるよ。でも、あかりこそ無茶しないでね」

と返した。

荷物の積み込みも終わってローバーに乗り込み、彼女はそう達を守るために出発する。

ものはついでということで、イレーネとセシリアもメンテナンスのために同行した。イレーネとセシリアについてはすぐに帰ってくるが。

本当はイレーネかセシリアもビアンカと一緒に駐在させようとも考えたんだが、それだと、メイフェアがメンテナンスを受けるためにほまれ達の警護を離れる際の交代要員がいなくなってしまうし、家のメンテナンスや家事、諸々の雑用をエレクシア一人でこなさなければいけなくなるので、迷惑は掛けられないとビアンカが断ったんだ。

「アリスシリーズとドライツェンシリーズの運用実験にもなりますし、コーネリアス号もありますから」

ってことで。

確かに。

そう達がいればビアンカも寂しくないだろう。タブレットでお互いの顔を見ながらやり取りもできる。ちょっとした単身赴任のようなものだ。

だが、あと数十分で到着という時、事件は起こった。

そうの群れが、侵入してきたライオン人間レオンの群れと衝突。かいが負傷したようです」

ドーベルマンDK-aからの報告を受けたエレクシアが、そう告げてきたんだ。

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