未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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新世代

翔編 ちゃぶ台返し

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俺としては、龍然りゅうぜんを殺すつもりはない。ただ、俺の家族の命が奪われるとなれば容赦はしない。それを改めて自分に言い聞かせつつ、

「行くぞ! エレクシア!」

俺が応援に向かうことを予測していたエレクシアが用意を済ませていたローバーに乗り込んで、出発する。

今日、イレーネは、あかりやビアンカと一緒に調査に行ってる。なら、エレクシアを応援に向かわせるためにはこうして一緒に出るか、光莉ひかり号に閉じこもるしかない。

緊急性が高ければ光莉ひかり号に閉じこもってエレクシアだけを向かわせるところだが、アリゼとドラゼならそこまで心配する必要もないからな。家の方は、ひかりがいれば大丈夫だろう。万が一対処ができないようなことがあればそれこそ家族で光莉ひかり号に逃げ込んでもらうことになってる。

もっとも、普段はエレクシアかイレーネが常駐し、レオンであるしんやマンティアンであるえいボクサー竜ボクサーであるレッド達がいて、ドーベルマンDK-aが周囲を警戒している俺達の<家>を襲うような無謀な動物は、少なくとも早期警戒網の範囲内にはいないのは確認されてるが。

そんなわけで家は任せ、俺とエレクシアはアリゼドラゼ村へと向かった。

もちろんその間も、タブレットで戦況を確認する。

戦闘開始からすでに十分近く経つというのに龍然りゅうぜんの猛攻はやまず、アリゼが龍然りゅうぜんのすさまじい蹴りを受けて吹っ飛んだ。体格的には十代前半の子供程度、重量もせいぜい成人女性並みのアリゼじゃ踏ん張りも利かないということか。

「アリゼ!!」

思わず声を上げてしまったものの、ロボットであるアリゼはそんなことでは致命的なダメージにはならない。四本の腕と四本の脚を器用に使ってすぐさま体を起こし、再び龍然りゅうぜんに向かっていく。

実包を込めた自動小銃はすでに撃ちつくしてる。他に武器といえばナイフを装備してるものの、それもマンティアンには大して効果は望めない。『生身の人間よりは強い』という程度のパワーも、龍然りゅうぜんが相手ではまったく話にならない。

一方、ドラゼの方も、警備用ということで体格もパワーもアリゼとは比べ物にならないが、スピードの点で龍然りゅうぜんに及ばない、捕まえることができれば押さえ付けることもできるのに、捕まえることができないんだ。

確実に龍然りゅうぜんに勝っているのは、パワーと、ロボットであるがゆえに電力さえ確保できればほぼ無限に等しい稼働時間と、みずちの攻撃でさえ破壊されない(計算上は)頑健さだけか。いや、普通に考えればそれだけ勝ってれば十分なはずなんだけどな。

だが、エレクシアが駆けつければ、それらすべてを<ちゃぶ台返し>できる。龍然りゅうぜんがどれほどマンティアンとしては規格外だろうと、エレクシアの前では首輪とリードでつながれた子犬と同じだ。

申し訳ないが今度こそ痛い目に遭ってもらって、アリゼドラゼ村に近付くのは危険だと認識してもらう。

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