未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

文字の大きさ
904 / 2,978
新世代

來編 強迫観念

しおりを挟む
そうだ。人間は、自身の欲望のままに郡体化して力を発揮すれば、いくつもの惑星の資源を貪りつくすことができてしまう生き物だ。

だから、数が増えすぎないように様々な<抑制装置>が仕掛けられているんだろう。

<非婚化>や<同性愛>もその一つだろうな。

でも、非婚や同性愛によって子供ができなくても、他人と関わることで自分がこの世界で生きた事実を残すことができるのも、人間という生き物の特徴なんじゃないかな。

誰かの力になることで、自分の<想い>をその人に託すこともできる。自分の想いを誰かが引き継いでくれる。

今の人間社会は、そういう形でも成り立ってると思う。

以前にも触れた、僅か百年の間に地球の人口が半分近くまで減ってしまった<人口爆縮>の際、多くの国が、

『結婚と妊娠・出産を義務化』

して何とか持ち直そうとした。

けれど、その時点ではもう、

『結婚するのも子供を作るのも個人の自由』

というのが長く続いてたから、当然、受け入れられるわけもなく、結婚して子供を作って<国民>を増やしたい政府と、『結婚なんかしたくない』『子供なんかいらない』と考える者達の間で軋轢が生じ、結婚と妊娠・出産を義務化した政府に対するデモが頻発。時には治安部隊と衝突して流血の惨事となったことも数多くあったそうだ。

人間がいかに、

『相手の都合を一方的に押し付けられることを嫌う生き物か』

ってことの証明だよな。

まあ、幸か不幸か、『結婚と妊娠・出産を義務化』するのと平行して行われてたAIとロボットの高性能化・高機能化の方は、『結婚と妊娠・出産の義務化を押し付けられたくない』技術者達(いや、もちろん、全員が全員そういうモチベーションでやってたわけじゃないだろうが)の努力もあって急速に進歩、失われた労働力の肩代わりを受け持ち、同時に、人手不足により停滞していた基礎研究の分野や、多くの人があまりやりたがらない種類の労働を担ってくれたことで、

『宇宙という新天地へのロマン』

に目を向けさせるだけの精神的な余裕を取り戻させたという話もある。

それが結果として人間の生物としての本能を刺激したのか、出産率が上昇に転じたそうだ。

と、この話は以前にもやったか?

まあとにかく、本当の原因は今もって判然としてないらしいが、たぶんいろいろな要因が絡み合ってのことだろうが、なんにせよその頃から出産率が上向いて、

『種としての人間が途絶える危機』

は脱したそうだ。

それから数千年。地球を拠点とする<総合政府>が把握しているだけでも二百億。完全に独立し敢えて積極的な交流を行っていないことで詳細がよく分からない惑星も含めれば一説には三百億近いとも言われるくらいに増えたこともあってか、生涯未婚者や子供を持たない夫婦や同姓婚の割合は高いレベルにあり、それによって急激な人口増加が抑えられているというのも事実らしい。

だからとにかく、

『子供を生まなきゃ!』

っていう強迫観念みたいなものは、一般的にはないはずなんだ。

ただ、それも所詮は一般論でしかなく、あくまで個人的に、

『この人の子供なら生みたい』

と思う女性がいないわけじゃないんだよな。

この時のビアンカのように……

しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

国外追放だ!と言われたので従ってみた

れぷ
ファンタジー
 良いの?君達死ぬよ?

処理中です...