未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

麗編 悪を生む種子

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<悪>がなぜ生まれるのかについて、ある心理学者はこう述べているそうだ。

『<悪>は、決して自然発生しない。人間こそが<悪>を創り出すのです。誰かを恨む気持ち、誰かを妬む気持ち、それらが<悪を生む種子>となる。

では、<誰かを恨む気持ち><誰かを妬む気持ち>は、なぜ生まれるのでしょう? 

それらの基となるのは、おそらく、<理不尽への憤り>だと私は考えます。理不尽に曝された者の多くは、その理不尽をもたらしたものを恨むでしょう。また、自身が理不尽に虐げられていると感じれば、恵まれた者への妬みも生まれる。

では、その<理不尽>はいかにしてもたらされるのでしょう?

もちろん、理不尽をもたらすものは人間とは限りません。むしろ自然の方が人間よりも圧倒的な力でもって理不尽を成すでしょう。自然災害などはまさに理不尽そのもの。

ですが、自然を相手にどれほど憤っても、人間のできることはたかが知れています。今でこそある程度の気象コントロールさえできるようになった人間ですが、それでもなお、完璧ではない。完璧ではないから、気象をコントロールしようとすれば思わぬところにしわ寄せが行き、結果、手痛いしっぺ返しを食うこともある。

だから多くの人間は、自然を心底憎むということがなかなかできない。

何より、自然には<悪意>がありません。それは単なる<物理現象>に過ぎず、そこには<意図>というのものが介在しないのです。言い方を変えれば、自然現象には<悪意>がない。

けれど、それが人間が介在したものであった場合、人間の手による行為であった場合、そこには<悪意>が存在する場合がある。

<殺人>をはじめとした他人を傷付けようとする犯罪行為の多くはまさに<悪意>によってなされるのです。それはまさに、<悪意による理不尽>に他ならない。

そして人間は、<悪意による理不尽>を強く憎む。

なにしろ、それを成したのは、自分と同じ人間ですからね。自然が相手ではどうすることもできなくても、報復すらできなくても、相手が人間であればまだやりようもある。報復できる可能性がある。けれど、必ずしもそれが成せるとは限らないのも事実。

では、<悪意による理不尽>によって生じた<憎悪>が、対象に向けることが能わないと知った時、やり場のないそれはどこへ向かうのでしょうか? 何を<捌け口>とするのでしょうか?

<自分より弱い者>、<捌け口として都合のいい者>へと向かうのではないでしょうか? 

まさしく、ここに<悪>は成ったのです』

とか何とか。

まあ、細かい部分についてはいろいろ引っかかるところもありつつも、俺も、実感としてはそんなに違わない気がするんだよ。

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