未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

モニカとハートマン編 道化じゃない

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また少し時間は戻って、メイガスの件の一方で起こってたことについて詳しく触れていこう。

で、

新暦〇〇三三年九月十日。



ルコアを保護してから半年。あたると<あたるの嫁(仮)>のことも気になりつつ、俺達は彼女を見守っていた。

ルコアは順調に今の環境に馴染みつつあると思う。

それはなにより、ビアンカと、モニカと、ハートマンのおかげだった。

ビアンカはルコアの母親役をしっかりと務めてくれて、そのビアンカとルコアが穏やかに暮らせるサポートを、モニカとハートマンがしてくれていたんだ。

モニカは、アリス初号機。

ハートマンは、ドライツェン初号機。

共にビアンカが名付け親で、名前の由来は実家で飼っていたネコの名前だという。

製造された当初はそれこそただひたすらロボット然としていた二体だが、経験を重ね、加えて、母艦ドローンやワイバーン一型・二型、ドーベルマンMPMらに搭載し試験を重ねて改良を加えた<朋群ほうむ製AI>を改めて搭載、コーネリアス号のAI内に作られた<仮想AI>のデータをコピーして限りなく自律行動に近いそれができるようになったことで、なんとなく人間味が増した気がする。

ちなみに、

『限りなく自律行動に近い』

というのは、万が一に備えてコーネリアス号のAIが補助的にリンクしているので、完全なそれじゃないという意味だ。

メイトギア達がまだ<アンドロイド>と称されていた頃には主流の方式で、実は、今の<朋群ほうむ製AI>でも完全な自律行動は可能なんだが、まだまだ実際の運用での検証が十分じゃないということもあり、念のために、な。

こう言うと<フラグ>のようにも聞こえるかもしれないものの、これまでもそうだったように、人生というものはそんな都合よく展開するものじゃない。良い方向にも悪い方向にも。

<人生>ってのはエンターテイメントじゃないんだ。

<客>を面白がらせて消費されるためにあるんじゃない。

他人の人生をエンターテイメントと捉え、『面白い』だの『つまらない』だの評する<サイコパス気質>の連中を喜ばせるために俺達は生まれたんじゃないし、モニカやハートマンを作ったんじゃないんだよ。

ここで作られるロボット達も、<道具>ではあるが、<道化>ではないってことだ。



ロボットであるモニカとハートマンに、人間のような<休息>は必要ない。機体のコンディションは常に互いにモニターし合い、何らかの不具合があった時に順次メンテナンスが行われる。そしてそれ自体が今後に作られるアリスやドライツェンのための貴重なデータになる。

だから、厳密には零号機であるアリゼやドラぜから、号機であるあんずとますらおまで、完全に同一の機体はないんだ。設計から完全に新規で作るとなれば<別の機種>になるものの、基本コンポーネントを共有している間は、<アリス>と<ドライツェン>ということになる。

もっとも、固有名詞としての<名前>を付けてるように、それぞれが個性も備えてるんだよな。

その辺りも、<個性>と呼べるほどの機体ごとの差異がないドーベルマンDK-aやドーベルマンMPMとの違いでもある。

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