未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

モニカとハートマン編 公園

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なんてことを考えつつ俺が見詰めるタブレットの画面の中で、ルコアは今度は、コーネリアス号の中を移動し始めた。日課の<散歩>だ。

外に出ることを恐れていた彼女のために、コーネリアス号内を散歩することを、ビアンカが提案してくれたんだ。

コーネリアス号は、何年もかけて太陽系外を探索し、移住に適した惑星を発見するのが目的の宇宙船だからこそ、六十人の乗員が長期間暮らせるように様々な工夫が凝らされていた。

放置されていた二千年の間にその辺りも傷んでたんだが、モニカとハートマンが、コツコツと修復してくれていた。

特に、<公園>と呼ばれるスペースは、直径三十メートル高さ五メートルのドーム状の場所で、床一面が芝生に覆われ木々が生え花が咲き、壁や天井部分はスクリーンになっていて地上の景色を再現してくれているんだ。そこも、乗員達の憩いの空間になっていた。

俺が発見した当初は、水の循環も止まり手入れもされていなかったことで植物はすべて枯れ果てていて惨憺たる有様だったが、今ではほぼ元の姿を取り戻している。

ルコアのお気に入りの場所の一つだ。

そこで彼女は、スクリーンに映し出される景色をじっと見詰めた。

空には鳥が飛び、蝶などもひらひらと舞っている。これは、実際の光景を記録したものを映像として映し出しているから、当然、リアルである。しかも、AIがその映像を基に加工を施して、まったく同じ映像が何度もリピートされるような形にはしないようにしていたりもする。と言っても、映像自体がまるまる一年間撮り続けたものだったりするから、リピートされても気付く人間はそうはいないだろうけどな。

AIが外の時間に合わせて調整してくれるから、日が暮れていく様子も、外と同じだったり。

空が赤く染まり始め、日が傾いていく。

それを身じろぎもせず見ているルコアを、モニカがじっと見守ってくれる。これも、人間だとついイライラしてしまったりもするところだろうが、ロボットであるモニカはただ穏やかに控えているだけだ。

ルコアのために。

それでなくても過剰なストレスが掛かっている彼女に余計なストレスを掛けないために。

そんな中、ルコアは静かに泣いていた。真っ赤な夕日を眺めつつ、ほろほろと涙をこぼしていた。

最初の頃と比べれば随分と慣れただろうが、それでも、今の自分の境遇を完全には受け止め切れていないのが分かる。いろんな思いが胸をよぎってしまって、涙が止められないんだろうな。

だけど、それでも、ビアンカに縋りついていないと耐えられなかったことを考えれば、大きな進歩だと思う。

ルコア、俺達は君の味方だ。誰も君を責めない。嘲らない。蔑ろにしない。

だからゆっくりと、今の自分を受け止められるようになっていってくれたらいい。

モニカも、それを待ってくれるよ。

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