未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

モニカとハートマン編 救急対応

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「ルコアァっ!!」

「ルコアっ!!」

画面を注視していた俺とシモーヌが思わず叫んでしまう。その隣では、あかりも「ギリッ!」と歯を鳴らしていた。彼女の危機に何もできない自分が悔しいんだろう。

そんな俺達が見詰める画面の中で、牙斬がざんの体がふっ飛ぶ。

グレイだった。追いついたグレイが、容赦のない蹴りを食らわしたんだ。

同時に、ルコアと、ルコアが抱き締めた未来みらいを、ハートマンが、ドーベルマンMPM三機と共に抱き上げ、躊躇うことなく離脱する。

「グアアッッ!!」

それを見た牙斬がざんが激しい怒りの表情で唸り声を上げるが、グレイとテレジアが連携して追わせない。

「モニカ! 救急対応!!」

久利生くりうが叫びつつ、ルコアを抱き上げたハートマンと共に戻ってきたモニカを伴って家に駆け込んだ。と同時に、リビングに救急キットを広げる。清潔なシートと一体になった、手術道具が入った箱だった。

そのシートの上に、ハートマンとドーベルマンMPMが、そっとルコアを下ろす。彼女はショックで意識を失っているようだった。すると、久利生くりうは、麻酔を兼ねた医療用ナノマシン注射をルコアに打ち、モニカが傷口を消毒、そのまま手術へと移行した。

「ぐうう……っ!」

ルコアに助けられた形になった未来みらいは、彼女が自分を庇ったことで傷付いたことを察したのか、心配そうにルコアの体に縋る。

しかし、その未来みらい自身、左足の脛の部分の肉がごっそりと抉れて血が溢れている状態だった。それを、ドーベルマンMPMが応急処置する。

このためのロボットとは言え、さすがの連携だった。そして、万が一を想定して行っていた<外科手術の訓練>が役に立つことになるとは……

こんなことはあってほしくなかったが、やはり<備え>は必要だと痛感させられる。

久利生くりう……ルコアは助かるのか……?」

そう問い掛けるしかできない自分が歯痒い。そんな俺に、彼は、

「傷は深いが、すぐに対処できたのは幸いだった。僕の経験上、このケースなら助かる可能性が高いと推測する」

冷静に応えてくれる。彼がそう言ってくれるのなら、その通りなんだろう。しかもモニカがいることで、同時進行で複数の処置を行うことができるのが功を奏した。

これが普通の人間(地球人)だったら、応急処置だけをしてコーネリアス号に救急搬送。治療カプセルに収容すれば済む。けれど、ルコアはそれができない。だからこそ、外科手術の訓練をしたんだ。

ただ……

「出血が激しい。輸血が欲しいところだが……取り敢えず輸液で凌ぐしかない……」

サーペンティアンのルコアに合う血液は、今はまだ用意できていない。だから、人間(地球人)はもとより動物にさえ使える<人工血液>のストックを使うしかなかったのだった。

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