未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

ビアンカ編 守るべきもの

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水遊びを終えたビアンカ達は、シャワーで体を流し着替えたファンデーションを塗り直し着替えた後、家の軒先に張ったタープの陰で軽く昼寝をすることにした。

久利生くりうは、データの整理を行いながら彼女達を見守る。さすがに全員で眠ってしまうわけにはいかないしな。いや、本当はハートマンやグレイやドーベルマンMPMに任せてしまってもいいんだが、<万が一>のことを考えると、やはり人間の側も備えておかないとマズいだろう。

俺も、この場合は寝ない。

草原を渡ってくる風がタープを揺らし、ビアンカ達の体を撫でていく。モニカやテレジアのカメラに捉えられるその光景は、本当に<幸せそのもの>という感じだな。これを守るために俺は努力を続けたいと思う。



こうしてビアンカ達が昼寝をしていると、未来みらいがまず起きてきて、ルコアとビアンカがまだ寝ているのを見ると、一人で川に駆けていって、飛び込んだ。

そしてまた、猛然と泳ぎ、飛び跳ね、暴れる。自分の中にある<力>を存分に発散しつつ、<生きるための体の使い方>を自ら習得していってるんだろう。実に頼もしい。

その様子を、久利生くりうとハートマンとグレイが見守る。

未来みらいの好きにさせつつも、目は離さない。

そうこうしているうちにビアンカが目を覚まし、ルコアとあかりがまだ眠っているのを確認した後、久利生くりうの傍にやってきて、座る。

「平和ですね…少佐……」

「ああ…そうだね……」

川ではしゃぐ未来みらいを二人で見守りながら、互いの存在を確かめ合う。本当にいい<夫婦>だ。

すると、

「うい~っす」

あかりも起きてきて、最後にルコアも体を起こした。

「それじゃあ、作業を再開しようか」

久利生くりうが号令を掛け、

「了解!」

「はいな!」

「はい…!」

ビアンカとあかりとルコアが応える。そこからは、村の周囲に張り巡らせた柵を点検。不具合があればその場で修理する。

久利生くりう未来みらいの姿が見える範囲を受け持ち、あかりとルコアは村の反対側を担当。念の為、ドーベルマンMPMを随伴させてだが。

本当はこれも、ドーベルマンMPMらに任せてしまえば済む作業なんだが、やはり人間自身でもこの程度のことはできるようにしておかないと、いろいろ鈍ってしまうからな。

あかりは当然、慣れたもので、モグラ(に似た小動物)が土を掘り進んだ影響で柵が傾いていたのを、手際よく直していった。

一方、ルコアも、同じように柵が傾いているのを見付け、直そうとするが、さすがに手間取ってしまう。それをドーベルマンMPMが補佐し、ルコアが木槌で柵の柱を打ってしっかりと地面に刺すことで何とか真っ直ぐ立て直すことができた。

「上手だよ。ルコア。ありがとう」

その様子を、ドーベルマンMPMのカメラを通して見ていたビアンカが、同じくドーベルマンMPMのマイクとスピーカーを通して労いの言葉を掛ける。

「うん……」

少し照れくさそうに頷くルコアの姿が実に愛らしい。こうやって見守ってもらえている実感があるから、彼女の精神が安定しているんだろうな。

一方、ルコアを見守っていることは、ビアンカ自身にとってもいい影響を与えているとも感じる。自分が<大人>であることを改めて自覚することに。<守るべきもの>があるというのは、結局、そういうことなんだろうなと、俺自身も改めて感じるよ。

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