未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

蛮編 握撃

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ヒト蛇ラミアに見付かり標的とされたアサシン竜アサシンは、再び同じ昆虫をヒト蛇ラミア目掛けて弾き飛ばした。しかしこれはさすがにヒト蛇ラミアの方もすぐに察して、自身の掌で顔を庇ってみせる。

掌に直接化学物質が付いてしまったが、それについてはさほど気にしていないようだ。悪臭もダメージにはならないか。

するとアサシン竜アサシンは今度は、木の枝に飛びついてそのしなりと反動を活かし、空中高く舞い上がる。

「ガアアッ!!」

ヒト蛇ラミアが体を伸ばし手を伸ばすものの、わずかに届かずアサシン竜アサシンは背後の木に飛び移ることができた。

しかし、次の瞬間、

「ギャッッ!!」

悲鳴が上がる。木に飛びついたはずのアサシン竜アサシンの体が弾かれて宙を舞ったんだ。ヒト蛇ラミアの尻尾が空間を切り裂くように奔り、アサシン竜アサシンが木に飛びついたところに尻尾の一撃を食らわせたようだ。

よく見ると、アサシン竜アサシンの左腕が不自然に曲がっている。折れてしまったか。

それでも諦めることはないけどな。空中で残った右腕と両脚を巧みに使って姿勢を整え、飛ばされてきたアサシン竜アサシンを捕らえようと伸ばされたヒト蛇ラミアの手を逆に掴んで軌道を変え、足の爪で顔面を狙う。

ヒト蛇ラミアも咄嗟に頭を下げて額で受けた。

ガキンッ!!

アサシン竜アサシンの爪が当たると金属音が。額もあの鱗で覆われているのが分かる音だった。しかも透明で分かりにくいが爪が当たったと同時に皮膚が裂け、その下にあった鱗が露わに。

けれどアサシン竜アサシンとしては、それは攻撃として狙ったわけじゃなかったようだ。もちろんそれでダメージを与えられれば僥倖だったものの、実際には足場にするために蹴っただけと思われる。その反動によってさらに宙を舞い、間合いをとる。

とは言えヒト蛇ラミアもそんなことで諦めたりはせず、アサシン竜アサシンを追うけどな。アサシン竜アサシンも、途中で枝を掴んでさらに軌道を変え、再び障害物を間に置くことで間合いを確保。

が、先ほどと同じことをするには、条件が大きく違っていた。左手が使えなくなっていたんだ。だから先ほどまでのトリッキーな動きは再現できず、ヒト蛇ラミアの手を躱したと思ったら、その陰からもう片方の手が伸ばされていて、アサシン竜アサシンの首を捉えてみせる。

それがまさに<決め手>となった。首を捉えたと同時にとてつもない握力で、ヒト蛇ラミアアサシン竜アサシンの首を握り潰した。そう、『絞めた』んじゃない。文字通り『握り潰した』んだ。<握撃>とか言われる攻撃だ。

抵抗する暇さえ与えずにな。

「ブギュッッ……!」

アサシン竜アサシンが最後に発したそれは、<声>と言うよりは気道に残っていた空気が握り潰された際に漏れ出たことで音になっただけのものだったか。

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