未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

灯編 母親の代わり

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とは言え、<歳を食った子供>でしかなくても、

『歳を食ってる分だけ経験も積んでいる』

のも事実だから、

『子供と同じことしかできない』

なんてのは、大人として自慢できることじゃないはずだ。目先の感情ばかりを優先して喚き散らすのは、地球人の赤ん坊がすることだ。赤ん坊がすることを大人になってもやってるってのは、自慢できることか? 赤ん坊が自分の感情を抑えられないのは仕方なくても、大人が自分の感情を抑えられないとなればそれは『赤ん坊と同じ』だぞ?

少なくとも俺はそんな自分でいたいとは思わないな。

そしてビアンカも久利生くりうも、同じように思ってくれてる。そう考えて自分を律することができる人材だから、<軍人>にもなれたし、<惑星探査チーム>に選ばれた。軍人にも惑星探査チームの一員にもなれなかった俺よりは確実に優秀なんだよ。

そしてそんな二人に、あかりは認めてもらえてる。

黎明れいあ~♡ ママがケイン達のお部屋に行ってる間、私が相手してあげますからね~♡」

最初は黎明れいあに泣かれていた彼女も、すっかり母親の代わりができるようになった。あかりに抱かれて、黎明れいあは、んぐんぐとしっかりとミルクを飲んでくれる。ミルクが終わると当たり前に肩に抱いて黎明れいあの背中をトントンし、ゲップをさせて、その際に「ケプッ」とミルクを吐いたりしても慌てることなく、

「あららら~、吐いちゃったねえ。きれいきれいしようね」

と口の周りを拭いてくれたりもした。肩口が吐いたミルクで汚れた服を着替えるのは、ちゃんと黎明れいあをベビーベッドに下ろしてからだ。自力じゃ自分の命さえ守れない黎明れいあを最優先にし、すでに大人になったあかりは、黎明れいあの安全をきちんと確保してから自分のことをする。そうやって黎明れいあを優先することを、

『子供ばかり優先するのはズルイ!!』

などと子供じみたことは言わない。何しろ、あかり自身、シモーヌに同じようにして育ててきてもらったんだ。シモーヌも、何よりもあかりを優先してくれた。シモーヌにしてもらったことを今、黎明れいあに対してしてるだけでしかない。

『子供ばかり優先するのはズルイ!!』などと口にするのは、本人が子供だった頃にしっかりと守ってもらえた実感がない奴だ。『甘やかされたヤツもそう考える!』と言うのもいるだろうが、<甘やかし>と言うのは、以前にも触れたと思うが、

『甘やかしてもらえてるのは子供の方じゃなく実際には大人の方が甘えてるだけ』

だからな。大人の方が、

『こんだけ甘やかしてあげてるんだからこっちの言いなりになってほしい』

という考えでやってるにすぎん。

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