未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

シモーヌ編 興味深い話

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『私もあなたと同じく、<秋嶋シモーヌのコピー>。あなたより二十八年ばかり先に顕現した、ね』

俺のパートナーであるシモーヌが発したその言葉に、シモーヌは言葉を失っていた。しかし同時に、彼女の頭の中では猛然と様々なことが巡っていたようだ。そして一分ほど経って、

「……これが事実なら、興味深い話ね……」

不意にそう口にする。その時の彼女の表情は、

<あまりにも不条理な状況を受け止めきれずに不安になっているそれ>

じゃなかった。明らかに、彼女自身が口にしたように、

<何か興味深い事象を前にした研究者のそれ>

だった。ああ、最近も頻繁に見るそれだ。自身の妊娠の経過に強い関心を示している時のな。

俺のパートナーである方のシモーヌの時にはなかった状況が、違う反応を引き出したということか。

さらに、

「私だけじゃない。ビアンカと久利生くりうもいるの」

と言われて、

「ビアンカ!? 久利生くりうまで!?」

シモーヌは前のめりになる。そこに、

「シモーヌ、久しぶり……と言うべきなのかな? これは」

「やあ」

ビアンカと久利生くりうがタブレット越しに話し掛けた。その二人の姿も、ファンデーションを使っていることで一見しただけなら透明ではないものの、俺のパートナーである方のシモーヌと同じく濃いブラウンな感じにも見える目になっていて、明らかに、

『元のビアンカや久利生くりうじゃない』

のが分かるそれだっただろう。さらに俺のパートナーである方のシモーヌが、服の袖をめくってファンデーションを塗っていない部分の腕を見せて、

「私達もあなたと同じ、透明な体を持ってる」

と告げると、ビアンカと久利生くりうも同じくファンデーションを塗っていない部分の腕を掲げてみせた。

「……これまでに判明しているデータは見せてもらえるのかな?」

もうすっかり<研究者の顔>になったシモーヌはそんなことも口にする。その彼女に対しても、

「もちろん。私はあなたなんだから、あなたが知りたいと思うようなことを調べていないわけないし、そのデータを見せてもらえなくて納得するはずないでしょう?」

俺のパートナーである方のシモーヌはニヤリと唇の端を釣り上げて言った。

いやはや、本当にさすがだな。シモーヌが何に最も関心を持つのかを心底分かってる。

そんな彼女を見て、メイフェアとセシリアも、

「よかった。落ち着けたみたいね」

「なによりです」

と声を掛けた。するとシモーヌも、

「ありがとう。うん、もう大丈夫」

透明な顔で笑顔を浮かべたのだった。

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