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第四世代
彗編 アクシーズのタイプ
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新暦〇〇三七年五月十九日
彗は、アクシーズである鷹の息子であり、翔や灯の弟でもある。
ただ、性格的におとなしいと言うかあまり目立った振る舞いをするタイプじゃなかったこともあって、これまでそんなに触れてこなかった。
加えて姉の翔とは八歳近く年齢が離れていて、ここの<獣人>達にとっては八年もあればほぼ成体になり、翔と同時期に生まれた子達に孫が生まれ始めてた頃だったってのもあって、どうしても触れる機会が減ってしまったというのはある。
それについてはやや申し訳なさもあるものの、彗自身はそんなことはまったく意にも介しておらず、当人の人生をただ真っ当に生きていただけだった。
異母姉である明の息子であり血縁上は甥にあたる鋭のように本来の生き方を捨てて俺の集落に戻ってくるわけでもなく、駿達の群れを襲ったアサシン竜を攻撃したりということもあったりしつつ、清良というパートナーを得て、アクシーズとしては実に穏当に暮らしていた。
なお、錬慈が生まれるまでは、彗が俺の<最後の子供>だったりもする。シモーヌと出逢い、いつしか彼女を愛してしまって、それで錬慈が生まれたことで最後じゃなくなったが。
まあそれはさておき、彗も長く独り身を楽しんでいたと言うか、パートナー作りには興味を示さなかったものの、好みじゃない雄に絡まれていた清良を救ったのをきっかけに好かれ、清良の方から熱心にアプローチを続け、その根気強さに折れる形で彗が受け入れて番ったというのが経緯だった。
確かに彗は、アクシーズとしてもたぶん<イケメン>の部類だったと思う。しかもけっこう強い。そんな雄に助けられたとなれば、好きになるきっかけとしては十分だったんだろう。
で、その彗と清良の間には、ファルケという息子がいる。名付け親は灯だ。五歳になったばかりのファルケだが、見た目にはもうかなり立派に育っていて、あと一~二年もしたら巣立ちそうな印象もある。
これまでにも何度も触れてきたが、アクシーズは基本的に父親は育児には参加しない。と言うか、育児中は母親が父親を追い払ってしまって参加させないんだ。すると、追い払われた父親は、他の雌のところに行って番ったりもする。そういう習性だった。
だから清良も、熱烈にアプローチしていたはずの彗のことを巣から追い出してしまって、彗は仕方なく少し離れたところに新たに巣を作ってそこで暮らしていた。普通は他の雌のところに行くし、彼にとっては甥にあたる凌はまさしくアクシーズの雄らしくパートナーの鈴良が育児中は他の雌のところに行って子供を作ってたりしたんだが、彗はとにかく清良以外には興味がないようで、おとなしくしていた。そういうところは姉である翔のパートナーの泰に似ていて、数は少ないがそういうアクシーズもいるということだろうな。
彗は、アクシーズである鷹の息子であり、翔や灯の弟でもある。
ただ、性格的におとなしいと言うかあまり目立った振る舞いをするタイプじゃなかったこともあって、これまでそんなに触れてこなかった。
加えて姉の翔とは八歳近く年齢が離れていて、ここの<獣人>達にとっては八年もあればほぼ成体になり、翔と同時期に生まれた子達に孫が生まれ始めてた頃だったってのもあって、どうしても触れる機会が減ってしまったというのはある。
それについてはやや申し訳なさもあるものの、彗自身はそんなことはまったく意にも介しておらず、当人の人生をただ真っ当に生きていただけだった。
異母姉である明の息子であり血縁上は甥にあたる鋭のように本来の生き方を捨てて俺の集落に戻ってくるわけでもなく、駿達の群れを襲ったアサシン竜を攻撃したりということもあったりしつつ、清良というパートナーを得て、アクシーズとしては実に穏当に暮らしていた。
なお、錬慈が生まれるまでは、彗が俺の<最後の子供>だったりもする。シモーヌと出逢い、いつしか彼女を愛してしまって、それで錬慈が生まれたことで最後じゃなくなったが。
まあそれはさておき、彗も長く独り身を楽しんでいたと言うか、パートナー作りには興味を示さなかったものの、好みじゃない雄に絡まれていた清良を救ったのをきっかけに好かれ、清良の方から熱心にアプローチを続け、その根気強さに折れる形で彗が受け入れて番ったというのが経緯だった。
確かに彗は、アクシーズとしてもたぶん<イケメン>の部類だったと思う。しかもけっこう強い。そんな雄に助けられたとなれば、好きになるきっかけとしては十分だったんだろう。
で、その彗と清良の間には、ファルケという息子がいる。名付け親は灯だ。五歳になったばかりのファルケだが、見た目にはもうかなり立派に育っていて、あと一~二年もしたら巣立ちそうな印象もある。
これまでにも何度も触れてきたが、アクシーズは基本的に父親は育児には参加しない。と言うか、育児中は母親が父親を追い払ってしまって参加させないんだ。すると、追い払われた父親は、他の雌のところに行って番ったりもする。そういう習性だった。
だから清良も、熱烈にアプローチしていたはずの彗のことを巣から追い出してしまって、彗は仕方なく少し離れたところに新たに巣を作ってそこで暮らしていた。普通は他の雌のところに行くし、彼にとっては甥にあたる凌はまさしくアクシーズの雄らしくパートナーの鈴良が育児中は他の雌のところに行って子供を作ってたりしたんだが、彗はとにかく清良以外には興味がないようで、おとなしくしていた。そういうところは姉である翔のパートナーの泰に似ていて、数は少ないがそういうアクシーズもいるということだろうな。
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