未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

彗編 安心して暮らせる社会

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新暦〇〇三七年十一月十日



そんなこんなで、<ハチ子(オートジャイロ)>のためのヘリポートと駐機場が完成した。<立体駐車場>を思わせるヘリポートに、仮設の足場に簡易の壁と屋根を付けただけの<仮設の駐機場>ではあるものの、人間が働くわけじゃないから<環境>については二の次三の次でいいしこれで十分だ。不具合が出ればその都度直していけばいいのに加えて、必要なくなったら早々に撤去できるしな。

また、河が増水したりして被害を受けてもすぐに直せるし。

ここまでそんな酷い洪水はなかったが、そこそこ増水して結構周囲が水浸しになったことも何度かあった。うちの集落までは届かなかっただけで。

もし洪水のようなことがあればとっとと光莉ひかり号に避難してやり過ごす予定にはしている。宇宙船としてはもう使い物にならないが、ブランゲッタは一応は生きてて、<水に浮くシェルター>及び<船>としては使えなくもないんだよ。

とは言え、この台地そのものが標高一千メートルの高地であるからか、スコール的な<短時間の大雨>はありつつも、麓でたまに生じてるような<長時間の大雨>まではなかったりする。強い雨雲そのものがこの台地にぶつかってそこで大雨を降らせたりするだけのようだ。だから大量に水分を含んだ重い雲はこの上にはなかなか来られないという。入道雲的な非常に高いところまで成長するものは別として。

ちなみに、その麓での大雨の影響もまったくないわけじゃなく、台地の端の崖なんかはそれでちょくちょく大規模な崩落を起こしてたりも。だからちょっとずつ削れていってるのもあるようだ。まあ、年平均にすると数十センチ程度の割合だが。

なのでこの台地は、昔はもっと大きかった可能性もあるよな。

で、崖の近くには人間の生活圏は作らないようにしようと思う。

『集落ごと崩落した』

なんてなったら目も当てられないし。

コーネリアス号のアーカイブに残された記録映像の中にも、崖ギリギリに作られた集落が端からどんどん削られるようにして崩落していくという光景が。

いやはや、おっかない。

短期的な視点ではそこに集落を作る意味もあったのかもしれないが、結局はそこから逃げ出さなくちゃいけなくなったわけで、長期的な視点だとさすがに『なんだかなあ』という印象もある。

こういうこともちゃんと考えていかなきゃな。安心して暮らせる社会を作っていくなら。

いずれ数万年数十万年のスパンではこの台地そのものが消えてなくなってしまうとしても、その時点なら他に生活圏を見付けられてる。と思う。

と言うか、そういうことも視点に入れて整備していかないとな。

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