未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

深編 分からないことは分からない

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新暦〇〇三八年四月二十三日



そうだな。

『分からないことは分からない』

でいいんだと思う。分からないことを勝手な解釈を加えて分かったように振る舞うのは、結局はトラブルの原因だろうしな。

まどかの、<ひなたうららに対する複雑な想い>についても、ある程度の想像はできても確実なところは俺には分からない。分からないクセに分かったような態度であれこれ口出しされるとか、嫌だろう? 気分悪いだろう? ましてや自分の恋愛感情について指図されていい気がするか?

『いい気がしない』と思うなら、それが<答>だろうさ。

『分からないことは分からない』『知らないことは知らない』と認める勇気ってのはすごく大事だと思う。仕事とかで『分かってないのに分かったふりをして勝手なことをする』ってのも、自分がそれを分かってないというのを認めるのが怖いからだろうしな。嫌だからだろうしな。

『見栄を張る』というのも、分からないというのを認める勇気がないからこそのものだろう?

だが、『分からない』ということを馬鹿にされたり嘲られたりするような環境じゃ、なおさらそれを認めることに対して抵抗感を持ってしまうんじゃないか?

自分が理解できてることを相手が理解できていないことについて馬鹿にしたり嘲ったりしたりするのはなぜだ? なぜそんなことをする必要がある? なにが目的でそんなことをする?

自分がいい気になりたいからか? 相手が理解できていないことを理解できている自分を改めて確認して優越感に浸りたいためか? それは仕事をする上で必要なことなのか?

違うよな? そんなものはどこまでも<自分のため>だよな? 別にそんなことをしなくても仕事ってのは機能するよな?

俺もそれを何度も確かめた。自分の子供達を相手に。子供達が、俺が知ってる理解してることをまだ理解できていなくても、そのことを馬鹿にして嘲ったりしなくても、何も問題ないってことをな。それをしたところで自分が優越感に浸れていい気分になれるだけに過ぎないってことをな。

逆に、

『分からないことは必ずしも恥ずかしいことじゃない』

と考えられるからこそ、<知ったかぶり>をせずに済んでいる。

いるだろう? 自分が知らないことについてやたらと知ったかぶりをする奴が。素直に『知らない』『分からない』と認めればいいものを知ったかぶりをしてかえって面倒なことを引き起こす奴が。

しんのことについてもそうだ。ここで俺が彼女の内心について知ったかぶりをしてそれを基に余計なことをして、それでなにができる?

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