2,071 / 2,961
第四世代
丈編 ロボットならではの戦い方
しおりを挟む
新暦〇〇三八年六月十一日
新たに配備されたホビットMk-Ⅱは、先にも触れたようにドーベルマンDK-aとリンクしてその指揮下で、と言うか、ドーベルマンDK-aの一部として機能している。
そして、丈や淕の縄張りがある区域を管轄してるのが、ドーベルマンDK-a拾弐号機だった。
定期的にメンテナンスを受けてるとはいっても、人間のように休息を取るわけでもなく常に活動していては、すぐに汚れてきてしまう。
今も、細かな汚れや、木々の枝葉、下草の一部がちぎれて引っかかっていたりする。
だから、人間の目には薄汚れても見えるんだが、野生の生き物にはやっぱり異様に見えるらしく、強く警戒されている。
すでに、生まれた時からドーベルマンDK-aの姿を見てきている生き物も多くなったはずでありつつ、見慣れてきたりはしてるのかもしれないのもありつつ、異物感がある上に、生き物の感覚からすれば『途轍もなく強すぎる』というのもあるのかもしれない。
猪竜なんかは割と無謀なところがあるから襲い掛かってきたりもするものの、今のドーベルマンDK-aなら危なげなく退けることもできる。
それこそ命までは奪わない形で手加減をしてでもな。
ただ、これがホビットMk-Ⅱとなると事情は違って、ここまでにもアップデートを繰り返してきたことで確実に強くはなってきてるとはいえ、いかんせん機体を構成する材料の強度が十分じゃないから出力を上げられず、しかも強い衝撃を受けると機体に歪みが出てしまうのもあり、真正面からぶつかることもできないんだよな。
とはいえ、そこもロボットならではの戦い方で対処もできる。
猪竜のデータもかなり蓄積されてきているから、動きを予測して、しかもその場の実際のデータも加味して補正しつつ対応するんだ。
動物なんかでも瞬間的に反応してみせる者もいるが、すべての個体が同じようにできるとは限らない。しかし、今のホビットMk-Ⅱなら、機体にトラブルでも生じていない限りは、すべての機体で同じことができる。
実際この時、猪竜と遭遇したホビットMk-Ⅱが、ひらりひらりと突撃を躱しつつ、脚のタイヤの一撃を食らわしてみせていた。
他の獣であればそれでもう撃退できたりするほどの攻撃ではあるものの、猪竜は特に頑健な肉体を持ってることもあってか、なかなか引き下がってくれない。
人間の場合はスタミナが続かず、それで負けたりもするにしても、ロボットはその心配もない。
俺達の集落とその周辺をいくつもの無線給電機でカバーしてるから、エネルギー切れを気にする必要もないしな。
新たに配備されたホビットMk-Ⅱは、先にも触れたようにドーベルマンDK-aとリンクしてその指揮下で、と言うか、ドーベルマンDK-aの一部として機能している。
そして、丈や淕の縄張りがある区域を管轄してるのが、ドーベルマンDK-a拾弐号機だった。
定期的にメンテナンスを受けてるとはいっても、人間のように休息を取るわけでもなく常に活動していては、すぐに汚れてきてしまう。
今も、細かな汚れや、木々の枝葉、下草の一部がちぎれて引っかかっていたりする。
だから、人間の目には薄汚れても見えるんだが、野生の生き物にはやっぱり異様に見えるらしく、強く警戒されている。
すでに、生まれた時からドーベルマンDK-aの姿を見てきている生き物も多くなったはずでありつつ、見慣れてきたりはしてるのかもしれないのもありつつ、異物感がある上に、生き物の感覚からすれば『途轍もなく強すぎる』というのもあるのかもしれない。
猪竜なんかは割と無謀なところがあるから襲い掛かってきたりもするものの、今のドーベルマンDK-aなら危なげなく退けることもできる。
それこそ命までは奪わない形で手加減をしてでもな。
ただ、これがホビットMk-Ⅱとなると事情は違って、ここまでにもアップデートを繰り返してきたことで確実に強くはなってきてるとはいえ、いかんせん機体を構成する材料の強度が十分じゃないから出力を上げられず、しかも強い衝撃を受けると機体に歪みが出てしまうのもあり、真正面からぶつかることもできないんだよな。
とはいえ、そこもロボットならではの戦い方で対処もできる。
猪竜のデータもかなり蓄積されてきているから、動きを予測して、しかもその場の実際のデータも加味して補正しつつ対応するんだ。
動物なんかでも瞬間的に反応してみせる者もいるが、すべての個体が同じようにできるとは限らない。しかし、今のホビットMk-Ⅱなら、機体にトラブルでも生じていない限りは、すべての機体で同じことができる。
実際この時、猪竜と遭遇したホビットMk-Ⅱが、ひらりひらりと突撃を躱しつつ、脚のタイヤの一撃を食らわしてみせていた。
他の獣であればそれでもう撃退できたりするほどの攻撃ではあるものの、猪竜は特に頑健な肉体を持ってることもあってか、なかなか引き下がってくれない。
人間の場合はスタミナが続かず、それで負けたりもするにしても、ロボットはその心配もない。
俺達の集落とその周辺をいくつもの無線給電機でカバーしてるから、エネルギー切れを気にする必要もないしな。
0
あなたにおすすめの小説
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる