未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

丈編 俺にはまったく区別が

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新暦〇〇三八年六月十三日



そういえばもう四年以上前になるが、ドーベルマンMPMの四十号機が、せいと対峙したことがあったな。

当時も、ドーベルマンMPMの性能評価も兼ねてせいの力を借りたが、マンティアン相手でも十分な性能を発揮してくれて安心したのを覚えている。

その四十号機は、えいの護衛として、しんの護衛の任に就いた四十一号機と共に派遣してもらったんだが、実はもうここにはいない。

今はホビットMk-Ⅱを率いてこの台地を調査する任に当たってもらっているんだ。

メンテナンスのためにコーネリアス号に帰した際に他のドーベルマンMPMと交代して、そのままになっている。これは四十一号機も同じだ。

しかし、敢えて個体差を作っていないのもあってか、えいしんも、入れ替わっていることについてはまったく気にしていなかった。

いや、そもそもドーベルマンMPMのこと自体、意識してなかったんだろうが。

大して興味も示してなかったしな。ドーベルマンDK-aで慣れていたからだろう。

しかも、四十号機と四十一号機のデータも完全に他のロボット達と共有されていて、同じドーベルマンMPMは元より、ドーベルマンDK-aやホビットMk-Ⅱでさえ、四十号機と同じ経験をした形になっている。

ただそれでも、ドーベルマンDK-a号機をまるで<パートナー>のように捉えているらしいあんの例や、その生態を記録するためにヒト蜘蛛アラクネばんの下に派遣したドーベルマンMPM四十二号機が、なぜか完全に他の機体と区別されてしまっていたりしたという例もあったりするので、実は生物の感覚でも、違いを察知できてしまったりすることはあるようだ。

まあ確かに、ロボット同士なら機体の識別コードで確実に区別もできるし、それぞれの機体には小さくナンバリングも記しているという点からも、

『完全に同じ』

というわけじゃないのも事実なんだけどな。

さりとて、正直なところ俺にはまったく区別がついていない。ナンバリングを見てさえ、

『あれ? あの時のは何号機だったっけ?』

という有様だ。

だから、敢えて個性を持たせないことで、機体が入れ替わっても支障が出ないようにするという点については、ほぼほぼ達成できてるだろう。

加えて、せいと四十号機が対峙した時のドーベルマンMPMとかなり近い性能を、今のホビットMk-Ⅱは実現できてもいる。

強度や耐久性の問題については、数を揃えて頻繁に交代させることで対処できるようにしたし。

だから今、えいれいやメイの護衛も、ホビットMk-Ⅱが担当している。

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