未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

丈編 狩りと交易

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そうしてホビットMk-Ⅱに世話されたヒナは、順調に育っていった。巣に戻すことはできなかったが、かつてあんずとますらおに救われた母鳥が、しっかりと親鳥としての役目を果たそうとしてるからこそ巣に戻す機会が見付けられないという皮肉な状態ではあったが、それもまた<現実の一つ>でしかないさ。

そもそも、こうやって保護されることもなく命を落としていくヒナも、きっと珍しくないしな。

実際、巣から落ちたヒナを、駿しゅんが、まるでおやつのようにその場で気軽に食ってしまう光景も、ドローンのカメラに捉えられていたこともあった。

だからといって駿しゅんを責めるつもりも毛頭ない。それ自体が<自然じゃ当たり前のこと>だし。

『その中でホビットMk-Ⅱらに保護されたヒナもいる』

というだけでしかない。巣から落ちたヒナすべてを救うことはできないんだ。

そんな風にしてヒナの世話をしてるホビットMk-Ⅱがいる一方で、<狩り>をしているホビットMk-Ⅱもいる。

もちろんロボットであるホビットMk-Ⅱが食糧としてそれを捕らえているわけじゃない。あくまで、

<俺達の食糧>

として確保するためだ。そして同時に、

<他の集落との交易のシミュレーション>

でもある。

小さなものはドローンで空輸し、それなりにまとまったものについては、ホビットMk-Ⅱが自ら密林の中を走り、輸送する。

これも、

<小型多脚車両による物資輸送のシミュレーション>

だ。

いずれはそれこそ、

<輸送用トラックとしての多脚車両>

の運用も見越してのものでもある。

そして今も、ホビットMk-Ⅱが一機、輸送用の<背負い籠>を思わせる装備に、狩りによって得た獲物をアカトキツユ村で下処理を行い輸送に適した状態に加工したものを積んで、こちらに向かって走っていた。

それと同時に、他のホビットMk-Ⅱが今も狩りを行っているんだ。

なお、<狩り>は、生身の人間があり合わせの材料で作ったもので行うことを想定して、ホビットMk-Ⅱら自身がその場で作った<弓矢>や<ヤリ>や<ナイフ>、および<罠>を用いてる。

さすがにロボットだけあって不慣れな人間がおぼろげな記憶を頼りに作るようなそれと違い、

『子供の玩具よりはマシ』

程度のものにはなっている。

それに人間でも、多少の知識と技術を持った者なら作れるだろうしな。

で、

<未開の地の部族>

よろしく弓矢とヤリを構えて密林を進む。

あまりに異形で悪目立ちしてるのは事実であっても、それでも生身の人間よりは気配を消すことも容易ではある。

『生きてない』

からな。動かなければただの石ころと大差ない。

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