未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

ホビットMk-Ⅱ編 奇跡だらけ

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正直、ここに至るまでの間だけでも、<エンターテイメント>として見れば、非常に冗長で退屈なそれだったと思う。

だが、<命のやり取り>が当たり前の世界じゃ、慎重さを持たない個体が生き延びるには<運>に頼るしかないわけで、むしろこれが当然なんだよ。

確かにフィクションは、

<たまたま上手くいった事例を描いた物語>

であって、ハラハラドキドキしつつも結果としては上手くいくカタルシスこそを楽しむものなんだろう。だからこそ<奇跡>もフィクションの中には溢れてる。一つの物語の中で起こる奇跡はたった一つでもそれが起こる物語そのものはそれこそ無数に存在するわけで。

もはやありふれてるくらいに、

『奇跡だらけ』

だ。正直なところ俺はそういうのを馬鹿にしてた。

『奇跡だとか、よくそんな安っぽいもんで楽しめるな』

とも思ったりしてた。

そりゃそうだろ? 俺の両親や光莉ひかりの時にはその<奇跡>は起こらなかったんだからな。奇跡なんてものはそうそう起こらないからこそ奇跡って言われるんだしな。

だからこそ、<運>に頼らず<奇跡>をあてにせず上手くいかせるには、相応の地道な積み重ねが必要なんだろうさ。<数週間程度の慎重さ>なんて、逆に足りないくらいだとしか思わない。

しかしそのおかげで、

<植物の調査をしているロボットの様子を興味深そうに見ているコスプレ少女>

なんて愉快な光景を見られるようになったわけだ。

ルカニディアの少女は、それこそ覗き込んでホビットMk-Ⅱの手元を見ている。

人間の場合はそこまでされたら緊張してドギマギしてしまったりもするにしても、当然、ロボットであるホビットMk-Ⅱはそんなことで狼狽えたりしない。ただ淡々と、手にした植物を解体して、サンプルを採取していく。

するとルカニディアの少女も、

「……」

さすがに言葉は発しなかったものの、愛想を振りまくような仕草は見せなかったものの、同じように植物をばらばらにちぎり始めた。真似をしているんだ。

もっとも、ホビットMk-Ⅱの方はあくまで<調査>が目的でありきちんと意味のあるそれだが、まるで幼い子供が親の真似をするかのごとく、意味も分からず同じようにしているだけのルカニディアの少女は、ちぎった植物片を口に運んだりした。ホビットMk-Ⅱが食事をしているのだと思ったのかもしれない。

が、もちろんホビットMk-Ⅱは食事のためにそんなことをしてるわけじゃない。サンプルを入れるための代用プラスチック製の<試験管型ケース>に収めているだけだ。

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