未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

凛編 日常の中に紛れ込んだ異物

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以前にも触れたが、ドーベルマンシリーズも、ある程度のマルチタスクならこなせるんだ。ルカニディアの少女とホビットMk-Ⅱが出逢った時にも、植物の調査をしながら彼女の観察を行ったように、<頭や体の向き>はロボットには関係ない。性能や機能がそういう仕様になっていれば、体の前後さえ問題じゃないんだ。

で、完全に左右から同時に攻撃を仕掛けられても、

『どちらかに意識を向ける』

必要がないから、同時に対処もできる。

その辺りを詳細に描写したフィクションは意外に少ないが、それはたぶん、<創作者が人間>だからだろう。人間は肉体の構造ゆえに<完全なマルチタスク>をこなせるようにはできていない。

『何かをしながら他の何かをする』

ことは当たり前にやっているように思うかもしれないが、実は常時、意識についてはどちらかだけに向けているもんだ。あくまでも必要に応じて瞬時に切り替えてるだけなんだよ。だからこそ、

<ながら運転>

は禁止されてきたんだろう? 

<脇見運転が原因の事故>

なんかもかつてはあったんだろう? マルチタスクが完全にこなせるなら、

『端末をいじりながら運転した』

ところで、意識をどちらにも向けられて、<不注意>になんかなるはずもない。ゆえに人間の創作者では、

<マルチタスクを完全にこなすロボット>

というものが理解できなくて、上手く描写できなかったりするだろうさ。特に、ロボットなんてものが身の回りに当たり前にいなかった頃の創作者じゃな。

俺達のように<ロボットが日常の中に当たり前にいる世代の人間>だったら見たままを描写すればいいだけでも、感覚的に実は理解できてないからついつい人間としての感覚が描写に入り込んでしまうなんてこともあるそうだ。

だからこそロボットは、今でもなお、

<日常の中に紛れ込んだ異物>

だったりするんだろうさ。本質的には絶対に理解できない<異物>ゆえに。

で、日常的に当たり前としてロボットに触れてきてる人間(地球人)でさえそうなんだから、<野生のレオン>にとってはそれこそ<怪物>に違いない。

ゆうには二人同時に挑みかかることで意識を逸らすなんてこともできても、号機にはまったく意味がない。

<顔のように見える意匠のために配されたカメラを備えた頭部>を右に向けても、全周を同時に確実に捉えるために複数のカメラが装備されていて、それが捉えた映像を同時に認識し対処できる性能をもつAIによって制御された号機には、<攪乱>にもならない。

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