未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

閑話休題 イレーネLJ10 その1

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イレーネLJ10はメイトギアである。

セシリアと同じく<惑星探査チーム・コーネリアス>に配備された機体であるが、標準仕様のセシリアと違い、高い戦闘力も付与された、

<要人警護仕様のメイトギア>

だった。

要人警護仕様のメイトギアは、そう称される通り、

『要人を警護する』

のを目的に作られたロボットだった。しかも単に『警護する』だけならもっと適したロボットもあるが、それこそ要人の直ぐ側に常に待機しているとなると、さすがに<武骨な戦闘用ロボット>では周囲の人間に与えるストレスも無視できるレベルじゃないということもあって、見た目にはほぼ人間と変わらないメイトギアに敢えて戦闘力と過剰なほどの耐久性や高剛性を与えて、

『至近距離での爆発や対物ライフルによる銃撃からすら要人を守る』

機能を持たせたものである。

だがその機能は要人警護だけでなく一般的な戦闘や<斥候>にも極めて有用であったため、様々な用途に用いられるようになっていった。

<惑星探査>もその一つだ。標準仕様のセシリアは本来のメイトギアの役目である、

<人間のサポート>

のために配備されたが、それ以外のメイトギアは危険な任務にも積極的に運用するために配備されたわけだ。

ロボットゆえに当然ながら低酸素環境でも問題なく活動でき、高度なシールドが施されていることで人間であれば即死するレベルの強い放射線で満たされた環境でも耐えられるのは、大きな危険が予測される惑星探査の任務にもうってつけであった。

何より、<命>を持たないことで万が一があっても<金銭的な損失>だけで済む。

しかも、耐用年数を過ぎて旧式化し市場価値を失ったメイトギアであればむしろ<有効な再利用>とさえ言えるだろう。

事実、亜光速ロケットを用いた最初期の惑星探査においては、旧式化したメイトギアをオペレーターとして再利用もしていたのである。

それにより少なく見積もっても百を超え、さらに民間が独自に行った計画もあるので、一説によれば数千機ものメイトギアが今なお回収の見込みもないままに宇宙を漂っているとされている。

対してイレーネの場合は、人間のメンバーとともにこの惑星に不時着し、人間のメンバーが全滅した後も与えられた任務を果たすため この惑星の調査に赴き、鵺竜こうりゅうと仮称される巨大生物に捕食され、その巨大生物が死んだ後も機能を回復させることなく死骸の中で休止状態にあったのを発見され、右上腕と右下肢は失ったものの、メモリー機能にも不具合は抱えつつも、かろうじてメイドギアとして復帰を果たしたのだった。

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