未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

文字の大きさ
2,769 / 2,966
第五世代

陽編 同じストレスでも

しおりを挟む
<職場のストレス>

これも今なお完全に解消されているわけじゃないものの昔に比べれば随分とマシにはなっているらしい。俺達自身はあくまで現代に生きてるわけで<昔>についての実感はないにせよそれでも楽とまでは言えないのも正直なところだ。

二十代前半頃から働き出したら、老化抑制処置の効果が切れても人によってはさらに二十年くらいは働く場合もあるという。その場合はまさしく二百年ほど働き続けることになる。

ただ、昔に比べて労働環境そのものがずっとマシにはなっているからこそ二百年くらい働き続けることもできてるのは確かなんだろうな。老化抑制処置が実用化される以前の社会のままだとそれこそ二百年も働き続けるなんてできなかっただろうとも言われている。そもそも<定年>までの四十年やそこらの期間でも大変だったとも聞く。そんな頃なら二百年も働き続けるなんて『正気の沙汰じゃない』って感じだったんじゃないか? 

『いくら生活のためには働かなきゃいけない』と言われても『仕方ないで二百年』はさすがに途方もないだろう。『仕事自体が楽しい』ってことでもない限りは精神的にもたないんじゃないか? 『ゴールが見えているからこそ耐えられる』というのもあったんじゃないか? 

<今の俺の仕事>は、

朋群ほうむ製AIのアルゴリズム作成>

および、

<ここにできていく社会を見届け記録を残すこと>

だが、幸いどちらも過剰にストレスが掛かる仕事じゃなかった。淡々とこなしていけばそれでいいからな。<アルゴリズム作成>の方は明確な目標があるものの<記録>の方はエレクシア達がいれば詳細なそれが残るしそもそも<ゴール>が存在しない。『こうならなきゃいけない』という縛りがない。正直、いつやめたってどこでやめたって構わない。そんな仕事だ。<矜持>はあっても<義務>はないしな。俺自身の気持ちの問題ではある。

もっともこれは、<今の地球人社会での仕事>自体そういう傾向が強いんだ。<絶対に必要なこと>はロボットがいれば確保できる。『死んでもやり遂げろ』と強要されるような仕事は事実上存在しない。個人的に『死んでもやり遂げたいと感じている』ものがあったりするだけなんだよ。

当人が自らそう思ってるだけならストレスもそれほどじゃないだろう? もちろんストレスそのものはあるにしてもそのストレスはむしろ自分自身を奮い立たせるタイプのストレスなんじゃないか? <嬉しいこと>だって実は<ストレスの一種>らしいしな。

同じストレスでもそっちの方がいいと思う。

しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

催眠術師は眠りたい ~洗脳されなかった俺は、クラスメイトを見捨ててまったりします~

山田 武
ファンタジー
テンプレのように異世界にクラスごと召喚された主人公──イム。 与えられた力は面倒臭がりな彼に合った能力──睡眠に関するもの……そして催眠魔法。 そんな力を使いこなし、のらりくらりと異世界を生きていく。 「──誰か、養ってくれない?」 この物語は催眠の力をR18指定……ではなく自身の自堕落ライフのために使う、一人の少年の引き籠もり譚。

国外追放だ!と言われたので従ってみた

れぷ
ファンタジー
 良いの?君達死ぬよ?

処理中です...