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しばらくウンチの話をしてなかったけど、もちろん今でも
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ところで、しばらくウンチの話をしてなかったけど、もちろんそれは当たり前になってしまったことで逆に話題にする必要がなくなってしまっただけで、当たり前のように毎日ちゃ~んと回収してる。バンクレンチ達、兵士のももちろんだ。さすがに呪文を間違えたりするほど無学でもないからか、きちんと堆肥化したものを出してくれる。
それを私の奴隷達が回収する訳なんだけども、実は当の奴隷達のウンチは今は堆肥化せずに捨ててた。
と言うのも、この町を含むこの地域の人達の奴隷に対する嫌悪感というのは私が思ってる以上に根深いものらしくて、奴隷が触れた作物は誰も引き取ろうともしてくれなかった。それくらいだから、奴隷のウンチが混じった堆肥を使ってるなんてことがバレたら面倒なことになりそうだと気付いて私の判断で早々にやめたのだ。
もっとも、それを気付かせてくれたのはリレだったけどね。
「ご主人様……私達奴隷のを使って大丈夫なんでしょうか……?」
ある時、リレが恐る恐るそんな風に訊いてきたのだ。それで私も、自分の認識の甘さを思い知らされた気がした。奴隷の方が気遣ってしまう程に忌避されてるんだってことに。
ただ同時に、リレが私を恐れていたらそうやって意見具申してくれることも無かったかもしれない。言いたくても言えなかったかもしれない。敢えてそれを言う勇気を絞り出せる程度には、リレからの信頼を得ることができてたんだなと実感させられた出来事でもあった。
しかし、もったいないなあ……
だいたい、奴隷達は間違いなく人間で、それを忌避しなきゃならない合理的理由は何一つないんだよね。他の人間が持ってない病原体を持ってる訳でもなけりゃ、お風呂にちゃんと入って清潔にしてれば別に特別不潔だったりする訳でもない。
人間の思い込みっていうのは本当に厄介だなあ。
他者を卑しいものと決め付けることで自分がそれよりは優位にあると思い込み、それを心の支えにする。そういう発想そのものが卑しいと私なんかは思うんだけど、身分制度が厳しいとそんな風にして『上見て暮らすな、下見て暮らせ』的な手法が必要になるってことなんだろうなあ。
そう。奴隷というのは、支配階級が平民達の不満をなるべく自分達に向けさせないようにする為、『お前達よりももっと悲惨なのはいるんだ。お前達はまだマシなんだから我慢しろ』ということで作った卑賤階級という意味合いもあるらしい。
それはそれで今のこの世界には必要なものだとしても、そこに溜まる怨念や憎悪は、いずれ爆発して大きな事件が起こったりするかもしれない。
そして実際にそういう事件がかつてこの世界にもあったのだった。
それを私の奴隷達が回収する訳なんだけども、実は当の奴隷達のウンチは今は堆肥化せずに捨ててた。
と言うのも、この町を含むこの地域の人達の奴隷に対する嫌悪感というのは私が思ってる以上に根深いものらしくて、奴隷が触れた作物は誰も引き取ろうともしてくれなかった。それくらいだから、奴隷のウンチが混じった堆肥を使ってるなんてことがバレたら面倒なことになりそうだと気付いて私の判断で早々にやめたのだ。
もっとも、それを気付かせてくれたのはリレだったけどね。
「ご主人様……私達奴隷のを使って大丈夫なんでしょうか……?」
ある時、リレが恐る恐るそんな風に訊いてきたのだ。それで私も、自分の認識の甘さを思い知らされた気がした。奴隷の方が気遣ってしまう程に忌避されてるんだってことに。
ただ同時に、リレが私を恐れていたらそうやって意見具申してくれることも無かったかもしれない。言いたくても言えなかったかもしれない。敢えてそれを言う勇気を絞り出せる程度には、リレからの信頼を得ることができてたんだなと実感させられた出来事でもあった。
しかし、もったいないなあ……
だいたい、奴隷達は間違いなく人間で、それを忌避しなきゃならない合理的理由は何一つないんだよね。他の人間が持ってない病原体を持ってる訳でもなけりゃ、お風呂にちゃんと入って清潔にしてれば別に特別不潔だったりする訳でもない。
人間の思い込みっていうのは本当に厄介だなあ。
他者を卑しいものと決め付けることで自分がそれよりは優位にあると思い込み、それを心の支えにする。そういう発想そのものが卑しいと私なんかは思うんだけど、身分制度が厳しいとそんな風にして『上見て暮らすな、下見て暮らせ』的な手法が必要になるってことなんだろうなあ。
そう。奴隷というのは、支配階級が平民達の不満をなるべく自分達に向けさせないようにする為、『お前達よりももっと悲惨なのはいるんだ。お前達はまだマシなんだから我慢しろ』ということで作った卑賤階級という意味合いもあるらしい。
それはそれで今のこの世界には必要なものだとしても、そこに溜まる怨念や憎悪は、いずれ爆発して大きな事件が起こったりするかもしれない。
そして実際にそういう事件がかつてこの世界にもあったのだった。
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