私が異世界物を書く理由

京衛武百十

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<育ててやった恩>なんて存在しない

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『育てられもしないのに子供とか作るな!!』

そういうことを言う人もいるけど、これがもう完璧に立証しちゃってるんだよ。

『子供を作るのは親の勝手』

ってことをさ。だってそうじゃん? 子供を育てられもしない人のところに子供が望んで生まれてくるわけないじゃん。

この点から考えても、百パーセント、子供を作るのは親の勝手だってことは明白じゃん。

となれば、子供を養育するのは親の義務以外の何ものでもなくて、<育ててやった恩>なんか現実には存在しないってことだよね?

なのにその事実と向き合えないような親が、自分の失敗を子供の所為にして被害者ぶってても、私は一ミリも同情できないよ。

ましてや、

『子供は恐怖でしかコントロールできない』

とか言う親が、老後、自分の子供から恐怖でコントロールされてもね。

老後どころか、体力的に親と同等になるか、<道具>を用いて体力差を補う知恵を身に付けた時点で子供に反撃されてもね。

『恐怖で他人をコントロールする』

ことを子供に学ばせておいて、

『育ててやった恩も忘れて!』

なんて、そもそも『<育ててやった恩>なんて存在しない』んだから、そんな理屈、成立するわけないじゃん。<育ててやった恩が存在するという思い込み>が崩れちゃったらお終いじゃん。

別に、<育ててやった恩>とか振りかざさなくたって、他人に対して攻撃的になる必要をなくせば、親に対しても攻撃的になったりしないんじゃないの?

本当は存在しない<育ててやった恩>でマウント取ろうとするから、子供もマウント取ろうとするような人になるんじゃないの?

『恐怖でしか子供はコントロールできない』とか、心底、

『甘ったれんな!!』

って思うよ。

『それは自分の努力が足りないだけだ! 努力してると思うなら、努力の方向性が間違ってるだけだ! 勉強が苦手で明らかに勉強が足りてないから私立の高校しか行けそうにない子に『自己責任だ』とか言うのなら、努力の方向性を間違ってるから恐怖でしか子供をコントロールできないのも、<自己責任>じゃん』

ってね。

自分で自分に問い掛けてごらんよ。

『<恐怖でしか子供をコントロールできない自分>になっちゃったのは何故?』

ってさ。

『恐怖なんかに頼らなくても自分の役目を真面目にこなせる人間に育てる』ことができる人も現にいるのに、そうなれないのは何故?

それが<才能>や<適正>の所為だって言うのなら、<勉強が苦手>ってのも適正とかの問題じゃないの?

<勉強が苦手>ってのが<ただの甘え>だって言うのなら、『<恐怖でしか子供をコントロールできない自分>になっちゃった』ってのも、<ただの甘え>じゃないの?

それが甘えじゃないって言うのなら、<勉強が苦手>ってのも本人の甘えだけが原因じゃないんじゃないの?

<自己責任>って言葉を使いたがる人ほど、それが自分に降りかかってきた時には言い訳並べるって印象が強いよね。

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