256 / 404
第三部
引継ぎ
しおりを挟む
『キョウ、ハ、マダ、メイミィ、キテナイ?』
ラレアトがそう問い掛けてきたことで、私は、
「メイミィはよろずやで働いてもらうことになったんだ」
と、正直に応えました。変に隠してもすぐにバレますからね。するとラレアトは、
「エ? ズルイ! メイミィバッカリ、ズルイ! ワタシ、モ、ビアンカ、ト、イッショ、ニ、イタイ!」
って感じで猛抗議。
でも、実はメイミィについては、彼女と同じ仕事をできるコが育ってきたから、今後、新しい仕事をしてもらうつもりで、すでに引継ぎも終わってる状態だった。そこに『よろずやで働きたい!』ってことになったから、ちょうどいいタイミングだったんですよね。
ただ、ラレアトは、メイミィと違って人に教えるのはあまり上手じゃなくて、後進も育ってなかった。となると、すぐには彼女をよろずやに、とはいかない。
だから私は、
「ラレアトの仕事を代わりにやってくれる人が現れたらね」
と応えました。すると彼女は、
「ブーッ!」
頬を膨らませそっぽを向きます。その様子がまた可愛くて。ただ、仕事は蔑ろにするわけにはいきませんからね。メイミィはたまたま引継ぎが終わってたからタイミングよく始められただけです。
もちろん、仕事を蔑ろにできないのと同時に、ラレアトの気持ちも蔑ろにはできません。
「今、ラレアトと同じ仕事を始めたコ達に、ちゃんと教えてあげてほしい。それができたら、ラレアトもよろずやの仕事できるよ」
いずれ、店番だけじゃなく商品の加工や在庫管理のための人員も確保する必要があるのは分かってたので、そう言いました。今すぐでなくてもいいから。
「ム~……!」
不服そうな彼女と目線の高さを合わせて、
「お願い。これは大事なことなんだ」
と告げた後、
「それに、ここに来れば一緒にいられるしさ。逆にメイミィは私がこっちに来てる間は一緒にいられないわけで」
そう告げると、
「ア……!」
ラレアトもハッとなりました。そして、
「ジャア、ビアンカ、ワタシダケ!」
ここでなら私を独占できることに気付くと、途端に機嫌が直って。
現金だなあ。
もし、ラレアトもよろずやに勤めたいなら、ちゃんと後進を育ててもらわなくちゃね。そういう部分は少し苦手かもしれないけど、急がないからゆっくりとでいいから確実にそういうことをこなすのを学んでほしい。
焦らせて、仕事を雑にこなすようになったりしたら意味がないですから。
地球人でもいますよね。急ぐあまりに仕事が雑になる人。だったら急がせないのが無難だと思います。
ラレアトがそう問い掛けてきたことで、私は、
「メイミィはよろずやで働いてもらうことになったんだ」
と、正直に応えました。変に隠してもすぐにバレますからね。するとラレアトは、
「エ? ズルイ! メイミィバッカリ、ズルイ! ワタシ、モ、ビアンカ、ト、イッショ、ニ、イタイ!」
って感じで猛抗議。
でも、実はメイミィについては、彼女と同じ仕事をできるコが育ってきたから、今後、新しい仕事をしてもらうつもりで、すでに引継ぎも終わってる状態だった。そこに『よろずやで働きたい!』ってことになったから、ちょうどいいタイミングだったんですよね。
ただ、ラレアトは、メイミィと違って人に教えるのはあまり上手じゃなくて、後進も育ってなかった。となると、すぐには彼女をよろずやに、とはいかない。
だから私は、
「ラレアトの仕事を代わりにやってくれる人が現れたらね」
と応えました。すると彼女は、
「ブーッ!」
頬を膨らませそっぽを向きます。その様子がまた可愛くて。ただ、仕事は蔑ろにするわけにはいきませんからね。メイミィはたまたま引継ぎが終わってたからタイミングよく始められただけです。
もちろん、仕事を蔑ろにできないのと同時に、ラレアトの気持ちも蔑ろにはできません。
「今、ラレアトと同じ仕事を始めたコ達に、ちゃんと教えてあげてほしい。それができたら、ラレアトもよろずやの仕事できるよ」
いずれ、店番だけじゃなく商品の加工や在庫管理のための人員も確保する必要があるのは分かってたので、そう言いました。今すぐでなくてもいいから。
「ム~……!」
不服そうな彼女と目線の高さを合わせて、
「お願い。これは大事なことなんだ」
と告げた後、
「それに、ここに来れば一緒にいられるしさ。逆にメイミィは私がこっちに来てる間は一緒にいられないわけで」
そう告げると、
「ア……!」
ラレアトもハッとなりました。そして、
「ジャア、ビアンカ、ワタシダケ!」
ここでなら私を独占できることに気付くと、途端に機嫌が直って。
現金だなあ。
もし、ラレアトもよろずやに勤めたいなら、ちゃんと後進を育ててもらわなくちゃね。そういう部分は少し苦手かもしれないけど、急がないからゆっくりとでいいから確実にそういうことをこなすのを学んでほしい。
焦らせて、仕事を雑にこなすようになったりしたら意味がないですから。
地球人でもいますよね。急ぐあまりに仕事が雑になる人。だったら急がせないのが無難だと思います。
0
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~
於田縫紀
ファンタジー
図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。
その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる