短編集

天川 古雨

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不幸に恋する星

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俺は昔から不幸なやつだ

俺の名前は「堂前 運」(どうぜん はこぶ)

物心がついた頃から俺の不幸は始まった

まずは母親が消えた
母親は親族との縁を切っており
俺は孤児院にきた

が、その孤児院は闇が深く
マザーと呼ばれてる人の目を盗み
俺は命からがら逃げてきた

そして
親切な人が拾ってくれたと思いきや
教団を開いてるとこで危うく救世主とか
いうのにならされそうになったが
頃合いを見て逃げ出してきた

ずっと探してたと俺の母親の親族が
俺の事を引き取ってくれたが
まだ不幸は終わらなかった

学校がヤバいやつらに占拠され
友達が目の前で死んでしまったり
優しかった先生が裏切ったりしたが
なんとか嫌味ったらしい先生が
俺たちを逃がしてくれて無事にその事件は
終わった

しかし
その何ヶ月後かに

俺は何者かに誘拐されて襲われかけた
間一髪のとこで警察がみつけてくれたが
その警察は殺人鬼で俺は
何とかしてその警察から逃れた

疲れ果てて眠くなり朝起きると病院にいた

その病院はまともかと思ったら
また…

俺はどうして
こんなに巻き込まれ不幸体質なんだろうか…

他にもまだまだあるが俺は何とか生きている
不幸的なことに遭遇せども
何故か生きれている。ある意味強運なのか?

ある日商店街で肉まんを買って
家に帰る途中に1人の婆さんが
俺に向かってこう言ってきた

「あんた、明日からもっと不幸に見舞われるよ」

「は…?」

と振り返ると婆さんはいなかった…

なんだよ俺の不幸は定期的に来るのに
もっと不幸に見舞われるって…!

明日からこれ以上不幸になるってのか…?

---------------------------

………

翌日

俺は焦っていた

「ねぇ…はこぶくん」

目の前に立っているのは綺麗な女の子

但しこの女の子は

「ふふっ…♡結婚指輪ってこんな感じなのね…」

目の前に転がるのは俺を育ててくれていた
おじさんとおばさん…

俺のせいでこんなことになっちまった…
早くに出ていけばよかったんだ…

「はこぶくん…?嬉しくて泣いてるの…?」

女の子…いや殺人鬼がこちらの顔を覗いてくる

「可愛い…♡これからこんな可愛い子が私の旦那様になってくれるなんて…私、嬉しい…♡」

はぁ…とうっとりとした顔で俺を見つめる殺人鬼

俺は結婚するとか旦那様になるとか言っていない…!!!!喋れないし、動けもしない…この状態だと逃げれない…っ!!!!!

ピンポーン…

家のチャイムがなる

「うぐっ…!」

そ、そんな、まさか…!

「黙っててねはこぶくん…」

チャイムの音が段々と加速する

「…!?」

「うるさい…っ!近所迷惑野郎っ!
ころしてやるっ!!!!」

殺人鬼は走り出す

ドアを勢いよく開ける音がしたあと

ドドドドドっとかけて来る音がした

「あっは~!!!!!
運様!運様!運様ァ!!!!!見つけましたよ!!!!!」

昔にいた教団の服装をした女が入ってきて俺の事をヨダレ垂らしながら抱きしめる

「あ~っ!!!!!こんな哀れな格好でお可哀想です~っ!!!!!!!
運様っ!!!!今この私が外してあげますからねぇっ!!!!!」

縄と口に付けられていたガムテープを外してもらったが
何故かこの狂人は俺の服まで脱がそうとしてくる!!!!

「なにやってるの…!?私の旦那様に!!!!!離れなさい!ケダモノ!」

殺人鬼は狂人と取っ組み合いになっている

「あっちゃ~…こりゃ大変なことになってしまいましたねぇ~」

何故か俺の横に着物を着た女の子が座っていた

「…だ、誰だ…お前…」

「ワシか?ワシは…あっ」

また廊下を駆け込む音が聞こえてくる

「は、はこぶくーーんっ!!!!
おりゃーーーーっ!!!!!」

パスっと何者かにガスマスクを付けられた瞬間ガスがふきあれる

「あぁ~…よかったぁ…運くん大丈夫…?
あ、おじさま!おばさま…!ひどいっ…!この殺人鬼女がやったの!?今からわたしの薬で…えーっと…!」

こいつは俺の隣のクラスにいた
科学女…!?

「あー無理無理っ!緊張して呼吸がっ!
ヒューゥ…ヒューゥ…よし、蘇生薬っ!これでおじさまとおばさまは大丈夫なはずよ!」

変な紫色の薬をしたのを
おじさんとおばさんの死体に
飲ませようとしてる

「や、やめろ!!!先にけっ」

着物を着た女の子が
ガスマスクを外した俺の口を塞いできた

「よく聞けお主、これはお主にしか聞こえぬ声じゃ、はこぶ、お主は良く不幸に会うじゃろ?」

どういうことだ…!?俺にしか…!?
確かに俺は不幸に会うが…!

「お主のその不幸はの、
お前の生まれの星が不幸の星と重なってるが故なのじゃ」

う、生まれの星…?不幸の星って…?

「深くは考えるな、説明が長くなるからの、またあとの話じゃ、いいな?これからの話がお主の運命を変える」

俺の運命を…変える…っ?

「あの3人のおなご、どれかと繋がれ
そうすれば【恋の星】が作動し
不幸の星がもたらす不幸を打ち消すようになるのじゃ」

は…?繋が…る…?
こんな3人のどれかと…?

「大丈夫、お主のおじとおばは
ワシが息を吹き返しておく、ただしそれだけじゃ、お主がこのおなごの3人と仲良くしどれか1人と繋がれなければお主は残念ながら幸せにはならぬぞ…」

………あぁ…俺ってやっぱり…

「では、頑張るのじゃ!運!
幸せになるのじゃぞ~!!!!!」

「…ほんとに幸せになんてなれるのかよ…」

この3人の誰かと…

狂った殺人者
狂った狂信者
狂った科学者

なんだよそれ…!

----------------

気づけば俺は病院にいた

おじとおばは無事だった

夢だったのか?と俺は起き上がる

俺の近くに座ってる3人の女

「はこぶくん…♡」

「はこぶさまァ…」

「は、はこぶくんっ…!」

夢であってくれ頼む…
俺にまともな人生を歩ませてくれ…!

--------------

終わり
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