66 / 127
第二章 本部編
64 説明
しおりを挟む
「コイツらは第二連隊の隊員で小鬼の……」
「はいはーい! 私は超ウルトラキュートな女の子のシュリちゃんでーす!」
「お、おねぇちゃん、初対面の人にそれは失礼だと思うよ……あの、僕の名前はソウヤです……」
超ハイテンションなお姉ちゃんのシュリとおどおどしっぱなしのソウヤが俺に自己紹介してくれたので俺も自己紹介をする。
「医療班で手伝いをしてるサタローです。よろしくね」
「よろしくおねがいしまーす」
「よ、よろしくです」
姉弟だというのに性格が全然似ていない。しかし見た目はかなり似ている。
なんというかこの世界の女の子はみんな逞しいというか、ぐいぐいくる子が多い気がする。
ソウヤの方はこの世界に来て初めて見るタイプである。自己主張が激しい連中が多い中でこの引っ込み思案な性格は珍しい。
見た感じシュリとソウヤはマオよりも少しだけ年上のようにみえる。
何にせよエロいことばかり考えている連中が多い中での、純粋無垢な子どもたちは俺にとっての癒しだ。
俺は仏のような清らかな心で二人の小鬼を眺めていた。そんな俺にパスカルが話しかけてくる。
「ほれ、これを背負え」
「え……何これ、リュック?」
パスカルが渡してきたのは少し大きめのリュックだった。持ってみると結構な重さがある。中身を見てみるとからのビンがたくさんは入っており、たぶん聖水を入れるためのビンだろう。
パスカルは俺だけでなく、マオやシュリ、ソウヤにも何かを渡している。3人には俺とは違い薬草を入れるための背負かごを渡しているようだ。
「さて、では薬草&聖水を採りにレッツゴー!!」
「「「おー!!」」」
「……おー」
子どもたちのテンションに押されながら、森へ歩みを進めた。気分はまさに引率の保護者だ。
◇◇◇
「はぁ、はぁ……ねぇ、まだなのか」
「なんだもう疲れたのか、情けないな……あいつらを見てみろ」
森に入ってから30分は歩いている気がするが、目的の場所へは一向につかない。普通の道なら俺だってこんなには疲れないが、森の中は木の根が地面から顔を出していたり、大きな石が埋まっていたりしてお世辞にも歩きやすい道とは言えなかった。
息を切らしている俺は前を無邪気に歩く3人のおちびーずに目をやる。
「まてー!」
「きゃーにげろー!」
「こっちくるなー!!」
3人は仲良く鬼ごっこをしていた。こんな悪路でよく鬼ごっこなんてできるものだ。さっきまでは木登りしていたというのに子どもってとんでもない体力をしていると驚かされる。
もしかしたら俺が体力無さすぎるだけなのかもしれないが、できればそうであってほしくない。
まだまだ目的地には着きそうにないので気晴らしにパスカルに聞きたかったことを質問する。
「なぁ、ポーション作りには魔力を使うんだろ。俺がポーション作りしたらせっかくもらった魔力を消費しちゃうんじゃないのか?」
「あぁ、そうだな」
「そうだなって!! それ俺の寿命が縮むってことなんだぞ!!」
あっさり俺の言葉に肯定したパスカルにすぐさまツッコミを入れる。
「わかっておるわい……」
「ならどういうつもり何だよ」
「もしかしたら、ポーションを作ることでサタローが魔力をもらう頻度が少なくなるかもしれないと思ったんだがな……まぁ、別にサタローがアルたちとたくさんエッチしたいんならいいんだけど──」
「!! 何だよそういうことならもっと早く言えよな!さすがパスカル頼りになるんだから」
パスカルの言葉に華麗な手のひら返しをする。
エッチする行為自体は気持ちいいし、嫌いではないんだけど本来ああいう行為は恋人同士でするものであって、気軽にやっていいものではない。それにみんなに迷惑かけているわけだからその頻度が減るのは素直にありがたい。
俺はアルとギルとレオ以外の男とはそういうことはしないと決めているのだ。これ以上軍の人たちに迷惑をかけるわけにはいかないからね。
「それで、何でポーション作りが延命に繋がるんだよ?」
「ポーション作りをすることで、魔力の使い方を覚えるためだ」
「使い方?」
「うむ、魔法が使えないものは基本的に魔力の使い方の感覚がわからないんだ。だから無駄に魔力を使って生活している。別に魔力が作れるものなら減った分だけ作ればいいだけだから問題ないが、サタローお前は違うだろう。」
そうだ。俺は魔力が作れないから使った分だけみんなに補給してもらう必要がある。納得がいくパスカルの説明に疲れていたことも忘れて真剣に話を聞いていた。
「でもポーション作りでは直接鍋に魔力を注ぐから魔法が使えなくても作れる。魔力を注ぐ量の調節をポーション作りで覚えれば効率良く魔力を消費できるようになり、サタローの寿命も伸びるかもしれないというわけだ」
「な、なるほど……」
パスカルのわかりやすく理屈が通っている説明に感心してしまった。何やかんやでこうして俺のことを真剣に考えてくれているパスカルに頭が上がらない。
パスカルにありがとうと伝えようとした瞬間に、天使マオの声が聞こえた。
「クンクン……あっちからいい匂いがするよ!」
鬼ごっこをしていたマオが立ち止まりクンクンと鼻を鳴らしている。
「よーし、あっちだー! ほらソウヤもいくよ!」
「ま、まってよ~、おねぇちゃん、マオ~」
「なっ!! おいお前ら! そっちには薬草はないぞ!!」
3人は俺たちの存在なんか忘れているようで、パスカルの止める声も聞かずに道を外れて森の奥へ走っていく。全く子どもは本当に奇想天外な行動をするものだ。呆れながらも疲れからか感心してしまう。
そんなのんびりしている俺とは違いパスカルはご立腹なご様子。
「ったくあいつら~、連れ戻してくるからサタローはここで待っていろ」
「はーい」
そういったパスカルは、3人が走っていった森の方に向かっていった。
俺は疲れてついていくに気になれず、リュックを下ろし、近くの木陰に座り休憩することにした。
──まさかこの後あんなことになるなんてこの時の俺は想像もしていなかった。
「はいはーい! 私は超ウルトラキュートな女の子のシュリちゃんでーす!」
「お、おねぇちゃん、初対面の人にそれは失礼だと思うよ……あの、僕の名前はソウヤです……」
超ハイテンションなお姉ちゃんのシュリとおどおどしっぱなしのソウヤが俺に自己紹介してくれたので俺も自己紹介をする。
「医療班で手伝いをしてるサタローです。よろしくね」
「よろしくおねがいしまーす」
「よ、よろしくです」
姉弟だというのに性格が全然似ていない。しかし見た目はかなり似ている。
なんというかこの世界の女の子はみんな逞しいというか、ぐいぐいくる子が多い気がする。
ソウヤの方はこの世界に来て初めて見るタイプである。自己主張が激しい連中が多い中でこの引っ込み思案な性格は珍しい。
見た感じシュリとソウヤはマオよりも少しだけ年上のようにみえる。
何にせよエロいことばかり考えている連中が多い中での、純粋無垢な子どもたちは俺にとっての癒しだ。
俺は仏のような清らかな心で二人の小鬼を眺めていた。そんな俺にパスカルが話しかけてくる。
「ほれ、これを背負え」
「え……何これ、リュック?」
パスカルが渡してきたのは少し大きめのリュックだった。持ってみると結構な重さがある。中身を見てみるとからのビンがたくさんは入っており、たぶん聖水を入れるためのビンだろう。
パスカルは俺だけでなく、マオやシュリ、ソウヤにも何かを渡している。3人には俺とは違い薬草を入れるための背負かごを渡しているようだ。
「さて、では薬草&聖水を採りにレッツゴー!!」
「「「おー!!」」」
「……おー」
子どもたちのテンションに押されながら、森へ歩みを進めた。気分はまさに引率の保護者だ。
◇◇◇
「はぁ、はぁ……ねぇ、まだなのか」
「なんだもう疲れたのか、情けないな……あいつらを見てみろ」
森に入ってから30分は歩いている気がするが、目的の場所へは一向につかない。普通の道なら俺だってこんなには疲れないが、森の中は木の根が地面から顔を出していたり、大きな石が埋まっていたりしてお世辞にも歩きやすい道とは言えなかった。
息を切らしている俺は前を無邪気に歩く3人のおちびーずに目をやる。
「まてー!」
「きゃーにげろー!」
「こっちくるなー!!」
3人は仲良く鬼ごっこをしていた。こんな悪路でよく鬼ごっこなんてできるものだ。さっきまでは木登りしていたというのに子どもってとんでもない体力をしていると驚かされる。
もしかしたら俺が体力無さすぎるだけなのかもしれないが、できればそうであってほしくない。
まだまだ目的地には着きそうにないので気晴らしにパスカルに聞きたかったことを質問する。
「なぁ、ポーション作りには魔力を使うんだろ。俺がポーション作りしたらせっかくもらった魔力を消費しちゃうんじゃないのか?」
「あぁ、そうだな」
「そうだなって!! それ俺の寿命が縮むってことなんだぞ!!」
あっさり俺の言葉に肯定したパスカルにすぐさまツッコミを入れる。
「わかっておるわい……」
「ならどういうつもり何だよ」
「もしかしたら、ポーションを作ることでサタローが魔力をもらう頻度が少なくなるかもしれないと思ったんだがな……まぁ、別にサタローがアルたちとたくさんエッチしたいんならいいんだけど──」
「!! 何だよそういうことならもっと早く言えよな!さすがパスカル頼りになるんだから」
パスカルの言葉に華麗な手のひら返しをする。
エッチする行為自体は気持ちいいし、嫌いではないんだけど本来ああいう行為は恋人同士でするものであって、気軽にやっていいものではない。それにみんなに迷惑かけているわけだからその頻度が減るのは素直にありがたい。
俺はアルとギルとレオ以外の男とはそういうことはしないと決めているのだ。これ以上軍の人たちに迷惑をかけるわけにはいかないからね。
「それで、何でポーション作りが延命に繋がるんだよ?」
「ポーション作りをすることで、魔力の使い方を覚えるためだ」
「使い方?」
「うむ、魔法が使えないものは基本的に魔力の使い方の感覚がわからないんだ。だから無駄に魔力を使って生活している。別に魔力が作れるものなら減った分だけ作ればいいだけだから問題ないが、サタローお前は違うだろう。」
そうだ。俺は魔力が作れないから使った分だけみんなに補給してもらう必要がある。納得がいくパスカルの説明に疲れていたことも忘れて真剣に話を聞いていた。
「でもポーション作りでは直接鍋に魔力を注ぐから魔法が使えなくても作れる。魔力を注ぐ量の調節をポーション作りで覚えれば効率良く魔力を消費できるようになり、サタローの寿命も伸びるかもしれないというわけだ」
「な、なるほど……」
パスカルのわかりやすく理屈が通っている説明に感心してしまった。何やかんやでこうして俺のことを真剣に考えてくれているパスカルに頭が上がらない。
パスカルにありがとうと伝えようとした瞬間に、天使マオの声が聞こえた。
「クンクン……あっちからいい匂いがするよ!」
鬼ごっこをしていたマオが立ち止まりクンクンと鼻を鳴らしている。
「よーし、あっちだー! ほらソウヤもいくよ!」
「ま、まってよ~、おねぇちゃん、マオ~」
「なっ!! おいお前ら! そっちには薬草はないぞ!!」
3人は俺たちの存在なんか忘れているようで、パスカルの止める声も聞かずに道を外れて森の奥へ走っていく。全く子どもは本当に奇想天外な行動をするものだ。呆れながらも疲れからか感心してしまう。
そんなのんびりしている俺とは違いパスカルはご立腹なご様子。
「ったくあいつら~、連れ戻してくるからサタローはここで待っていろ」
「はーい」
そういったパスカルは、3人が走っていった森の方に向かっていった。
俺は疲れてついていくに気になれず、リュックを下ろし、近くの木陰に座り休憩することにした。
──まさかこの後あんなことになるなんてこの時の俺は想像もしていなかった。
108
あなたにおすすめの小説
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
悪役令嬢の兄でしたが、追放後は参謀として騎士たちに囲まれています。- 第1巻 - 婚約破棄と一族追放
大の字だい
BL
王国にその名を轟かせる名門・ブラックウッド公爵家。
嫡男レイモンドは比類なき才知と冷徹な眼差しを持つ若き天才であった。
だが妹リディアナが王太子の許嫁でありながら、王太子が心奪われたのは庶民の少女リーシャ・グレイヴェル。
嫉妬と憎悪が社交界を揺るがす愚行へと繋がり、王宮での婚約破棄、王の御前での一族追放へと至る。
混乱の只中、妹を庇おうとするレイモンドの前に立ちはだかったのは、王国騎士団副団長にしてリーシャの異母兄、ヴィンセント・グレイヴェル。
琥珀の瞳に嗜虐を宿した彼は言う――
「この才を捨てるは惜しい。ゆえに、我が手で飼い馴らそう」
知略と支配欲を秘めた騎士と、没落した宰相家の天才青年。
耽美と背徳の物語が、冷たい鎖と熱い口づけの中で幕を開ける。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
寄るな。触るな。近付くな。
きっせつ
BL
ある日、ハースト伯爵家の次男、であるシュネーは前世の記憶を取り戻した。
頭を打って?
病気で生死を彷徨って?
いいえ、でもそれはある意味衝撃な出来事。人の情事を目撃して、衝撃のあまり思い出したのだ。しかも、男と男の情事で…。
見たくもないものを見せられて。その上、シュネーだった筈の今世の自身は情事を見た衝撃で何処かへ行ってしまったのだ。
シュネーは何処かに行ってしまった今世の自身の代わりにシュネーを変態から守りつつ、貴族や騎士がいるフェルメルン王国で生きていく。
しかし問題は山積みで、情事を目撃した事でエリアスという侯爵家嫡男にも目を付けられてしまう。シュネーは今世の自身が帰ってくるまで自身を守りきれるのか。
ーーーーーーーーーーー
初めての投稿です。
結構ノリに任せて書いているのでかなり読み辛いし、分かり辛いかもしれませんがよろしくお願いします。主人公がボーイズでラブするのはかなり先になる予定です。
※ストックが切れ次第緩やかに投稿していきます。
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜
COCO
BL
「ミミルがいないの……?」
涙目でそうつぶやいた僕を見て、
騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。
前世は政治家の家に生まれたけど、
愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。
最後はストーカーの担任に殺された。
でも今世では……
「ルカは、僕らの宝物だよ」
目を覚ました僕は、
最強の父と美しい母に全力で愛されていた。
全員190cm超えの“男しかいない世界”で、
小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。
魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは──
「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」
これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる