声劇・セリフ集

常に眠い猫

文字の大きさ
63 / 96
2人用声劇

カオスあり自由あり「ナマケモノ君とコアラさん」童謡声劇台本 短め?

しおりを挟む
「ナマケモノ君とコアラさん」
2人専用台本

性別自由
演じ方自由(例オカマと少女でも可)
おふざけ歓迎
つまり自由
改変不可
語尾変換一人称変換OK
童謡





ナ→ナマケモノ君のセリフ

コ→コアラさんのセリフ








↓以下台本↓




ナ「こんにちは。僕ナマケモノ。みんなが知ってるのろのろと動く生き物だよ。ご飯を食べる時と、木から木へと地面を移動するときはとても早く動くんだ。だけど、僕はみんなみたいに早くは動けない。どれだけ頑張っても、努力しても、早く動けないんだ」

コ「やぁナマケモノ君」

ナ「こんにちはコアラさん」

コ「ナマケモノ君、どうしたんだい?そんなに落ち込んだ顔をして」

ナ「僕、みんなと違うんだ。みんなみたいに早く動けないから、みんな僕を一人ぼっちにする。頑張って練習したけど、それでも、ダメで」

コ「みんなみたいに早く動きたいの?」

ナ「ううん。それもあるけど、コアラさんみたいにスルスル動けるようになりたいんだ」

コ「僕みたいに?」

ナ「うん。コアラさんの動き、僕好きだからさ。するすると、カッコ良く、素早く木に登って、あっという間に頂上まで行っちゃうなんて、僕憧れるよ」

コ「そっか、なんか照れちゃうな。いいよ、教えてあげる」

ナ「ほんと!?」

コ「うん。実はね、僕、ナマケモノ君が、毎日毎日編集してるの、見てたんだ」

ナ「みてたの!?は、恥ずかしいよ」

コ「すごく、頑張ってたね」

ナ「うん。だって、みんなと一緒になりたかったんだ。お母さんにも、お父さんにも、こんな僕が息子で、とても申し訳なくって。だからせめて周りと同じ、頑張って素早く動けるようになりたかったんだ」

コ「そっか。ねぇ、ナマケモノ君。僕ね、君が何で早く動けないのか、今わかったよ」

ナ「え?」

コ「君はね、自信がないんだ」

ナ「自信?」

コ「そう。自信」

ナ「自信って、なに?」

コ「自分を、信じてあげる力のことさ」

ナ「自分を信じる?」

コ「ナマケモノ君は、自分が早く動けないことを、どう思ってる?」

ナ「すごく、申し訳ないなって思ってる。情けないなとも思ってるよ」

コ「それは誰に対して?」

ナ「お父さんと、お母さん」

コ「例えば僕が今『君は実はそのままでも早く動けるんだよ』って言ったら信じるかい?」

ナ「ううん。信じないと思う。だって、頑張ってもできなかったもん」

コ「そこさ」

ナ「そこ?」

コ「君が、君自信を疑っているから、君は早く動くことができない」

ナ「コアラ君?よく意味が」

コ「ナマケモノ君。いいかい?君はもう動けるんだよ。僕の言葉がなくても、教えがなくても、君は動けるんだ」

ナ「でも、動けなかった」

コ「それはね、自分を信じる力が少し足りなかっただけなのさ。君はもう、早く動く方法を知ってる。やろうと思えばそれこそ、僕なんかより早く動けると思うよ」

ナ「でも『こ「ナマケモノ君」』

コ「自分を信じてあげて。自分は出来る、できるんだよって、言ってあげて?君の心に、きちんと。そうすれば!僕なんかよりも早く動けるようになる!」

ナ「、、、わかったっやってみるよ!」


ナ(何だかよくわからないけど、自分はできるって言い聞かせればいいのかな。僕はできる。僕はできるよ。大丈夫、落ち着いて。みんなみたいに、コアラさんみたいに早く!)

ナ「そう心に言い聞かせて、僕は木の枝に手をかけた。するとどうだろう、自分でも驚くくらいのスピードで木を登ることができた!できたんだ!僕はできた!そして気づいたら木のてっぺんまで登っているのに気づいた」

 
ナ「、、、、、、、、わぁ!できた!コアラさん!できたよ!、、、、あれ?コアラさん?」


コ『大丈夫。自信。君が君を信じてあげる。それさえ忘れなければ、何でもできるよ。僕はずっと、見守ってるからね』



ナ「コアラさん、、、、、、ありがとうございました!」





しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

声劇・シチュボ台本たち

ぐーすか
大衆娯楽
フリー台本たちです。 声劇、ボイスドラマ、シチュエーションボイス、朗読などにご使用ください。 使用許可不要です。(配信、商用、収益化などの際は 作者表記:ぐーすか を添えてください。できれば一報いただけると助かります) 自作発言・過度な改変は許可していません。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

BODY SWAP

廣瀬純七
大衆娯楽
ある日突然に体が入れ替わった純と拓也の話

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

処理中です...