声劇・セリフ集

常に眠い猫

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一人用セリフ

哀愁。ラスト叫び「俺は、そんな綺麗な存在じゃない」男女可

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 いつからだろう。
 思い出せない。でも、ちゃんと気持ちは意識していたと思う。
 それをどうにか伝える方法を探していたら、こんなことに、なってしまったんだ。

 何もかもが遅くて、今更何か言わなきゃと思うのに、言葉は自分の喉の奥で雪のように、溶けて消えてゆく。
 今君はなにを思う?
 ごめんなさいとなくのだろうか。
 みんなに大丈夫だと言って、いつもの笑顔を浮かべるのだろうか。
 最後にいわれた一言が頭から離れなくて、俺はなにもできずに、その



 葬儀場の入り口で立ち尽くしていたんだ。



 どうしてこんなことになったのだろう。
 ちらりと聞いた話では、事故とのことだった。
 それを、俺はこの葬儀場で知った。
 病院に担ぎ込まれ、一命を取り留めた。
 俺は病院に通い詰めた。
 元気だったのに。なぜこうなった。

 俺は、知らなかった。
 彼女が、治ることのない病を患っていたことを。
 俺は満面の笑みを浮かべる写真を見上げ、もう何もかもが崩れていくのを感じ取った。
 いつも俺を呼んでくれた声、笑いかけてくれた君の、その匂いも何もかも。

「どうしてこんなことになったんだ、、、俺はなにも言えてないのに。(この後から気持ちら高ぶり)どうして教えてくれなかったんだ。どうして俺は気付けなかったんだ。好きなんだよ、、(ここから泣き叫びながら俺はずっと好きだったんだよ!それを伝えようって、ずっとっ!ずっと思ってたのに!なんで!なんで!」

俺は、なにも気付けなかったこと、後悔しても仕切れずに、その場にうずくまった。
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