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第一章
第2話 これからの行動
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「さて、これからどうすっかなぁ」
異世界にきて2週間が経過した。あの事件から軽い英雄扱いである。
今、俺はこの街の宿屋のおっちゃんの家の一室に泊まらせてもらっている。が、流石にずっとここに住まわせてもらう訳にはいかない(まぁ、泊めてくれてるおっちゃんはずっと居てくれても構わないって言ってくれたけど)
何より異世界に来たと分かったのだ。俺は知らないことが多いこの世界への興奮を抑えきれず、正直今すぐにでも外に出掛けたいくらいだ。
だけど、流石に前の世界と勝手が違うからな。色々と情報を集めた上で行動するべきだな…なんてことを考えていると
コンコン
ドアをノックする音が聞こえる。
「はい、どうぞ」
ガチャ
「コウスケ様、昼ご飯の用意が出来ましたよ」
宿屋のおっちゃんの奥さんである
「はい、ありがとうございます。すぐにいきます」
俺は自分の「幸助」という名前はお気に入りなので、そのままこの異世界でも使っている。
(ちなみに、俺はこの街の人には「ここから遥か遠くに離れた場所にあるジパングという街からやって来た。ただ、ジパングを出たはいいが、ここまで来る道中にほぼ全ての財産を失ってしまった。さらにこことジパングでは様々な違いがありすぎてここの知識は赤子と同じくらいない」と自己紹介した。まぁ、嘘はついてない)
で、昼御飯を食べるために俺は今借りている部屋から出て一階へ向かう。
「おうきたか!コウスケ!」
そう言って、俺を待っていたのはここに泊まるギルドの冒険者の一人、ルビンである。
ルビンとは異世界にきて2日目に会った。
女性だが筋肉が見事に引き締まっており、前の世界では明らかに美人の部類に入る。先程の自己紹介をした際、「お前さんも大変だったんだなぁ」と号泣して俺に酒を奢ってくれた。以来、この街で一番の友人だ。(前の世界では、まだ未成年のため酒を飲んではいけないのだが、この世界はそんなことはないらしい。ちなみにルビンは19歳。俺は17歳。)
そして俺はルビンの隣に座る。
「珍しいな。ルビンが昼御飯の時間帯にいるなんて。今日は休み?」
「おう!それに今日は朗報を持ってきたぜ」
そういってルビンは一枚の紙を俺に渡す。
「これは?」
なにやら、色々と書いてある(不思議とこの世界の文字や言葉がわかる。それとも偶然、ここも日本語なのかな?)
「ふっふっふ、聞いて驚け!ギルドに所属するために必要な許可証だ!」
「え!?」
~~ギルドとは~~
ギルドは人に危害を加えたりするモンスターの討伐や救助活動など、様々なことを担う組織のことである。ようは軍隊か自衛隊のようなものだがどの街にもある。まぁゲームでよく出てくるギルドを思い浮かべてもらえればいい。
~~~
「でも、どうやって許可証をとったんだ?許可証って簡単には貰えないんだろ?」
そうなのである。ギルドに所属している者であれば他の街のギルドから許可証を簡単に貰える。
だが初めて、ギルドに登録する場合は様々な手続きが必要で、許可証を貰うには半年ほどかかる。それを5日目に知り手続きしていたのだが…
「あぁ簡単なことさ。コウスケがボルスを懲らしめたってギルドのお偉いさんにも伝わってたからね。その功績を認めて特別に許可証が貰えたってわけ。」
なるほど。ちなみにボルスというのは初日に俺が腕を折ったやつのことだ。
ギルドでも手に負えないくらいの厄介者だったらしく、よくこの近辺を荒らしてたんだそうな。
「ありがとな、ルビン。んじゃ昼ご飯食べたらギルドに行くか!」
こうして俺の予定よりも予想以上にはやく、行動するようになれた。はやくも俺の頭の中はこれからの冒険への好奇心で満たされていた。
異世界にきて2週間が経過した。あの事件から軽い英雄扱いである。
今、俺はこの街の宿屋のおっちゃんの家の一室に泊まらせてもらっている。が、流石にずっとここに住まわせてもらう訳にはいかない(まぁ、泊めてくれてるおっちゃんはずっと居てくれても構わないって言ってくれたけど)
何より異世界に来たと分かったのだ。俺は知らないことが多いこの世界への興奮を抑えきれず、正直今すぐにでも外に出掛けたいくらいだ。
だけど、流石に前の世界と勝手が違うからな。色々と情報を集めた上で行動するべきだな…なんてことを考えていると
コンコン
ドアをノックする音が聞こえる。
「はい、どうぞ」
ガチャ
「コウスケ様、昼ご飯の用意が出来ましたよ」
宿屋のおっちゃんの奥さんである
「はい、ありがとうございます。すぐにいきます」
俺は自分の「幸助」という名前はお気に入りなので、そのままこの異世界でも使っている。
(ちなみに、俺はこの街の人には「ここから遥か遠くに離れた場所にあるジパングという街からやって来た。ただ、ジパングを出たはいいが、ここまで来る道中にほぼ全ての財産を失ってしまった。さらにこことジパングでは様々な違いがありすぎてここの知識は赤子と同じくらいない」と自己紹介した。まぁ、嘘はついてない)
で、昼御飯を食べるために俺は今借りている部屋から出て一階へ向かう。
「おうきたか!コウスケ!」
そう言って、俺を待っていたのはここに泊まるギルドの冒険者の一人、ルビンである。
ルビンとは異世界にきて2日目に会った。
女性だが筋肉が見事に引き締まっており、前の世界では明らかに美人の部類に入る。先程の自己紹介をした際、「お前さんも大変だったんだなぁ」と号泣して俺に酒を奢ってくれた。以来、この街で一番の友人だ。(前の世界では、まだ未成年のため酒を飲んではいけないのだが、この世界はそんなことはないらしい。ちなみにルビンは19歳。俺は17歳。)
そして俺はルビンの隣に座る。
「珍しいな。ルビンが昼御飯の時間帯にいるなんて。今日は休み?」
「おう!それに今日は朗報を持ってきたぜ」
そういってルビンは一枚の紙を俺に渡す。
「これは?」
なにやら、色々と書いてある(不思議とこの世界の文字や言葉がわかる。それとも偶然、ここも日本語なのかな?)
「ふっふっふ、聞いて驚け!ギルドに所属するために必要な許可証だ!」
「え!?」
~~ギルドとは~~
ギルドは人に危害を加えたりするモンスターの討伐や救助活動など、様々なことを担う組織のことである。ようは軍隊か自衛隊のようなものだがどの街にもある。まぁゲームでよく出てくるギルドを思い浮かべてもらえればいい。
~~~
「でも、どうやって許可証をとったんだ?許可証って簡単には貰えないんだろ?」
そうなのである。ギルドに所属している者であれば他の街のギルドから許可証を簡単に貰える。
だが初めて、ギルドに登録する場合は様々な手続きが必要で、許可証を貰うには半年ほどかかる。それを5日目に知り手続きしていたのだが…
「あぁ簡単なことさ。コウスケがボルスを懲らしめたってギルドのお偉いさんにも伝わってたからね。その功績を認めて特別に許可証が貰えたってわけ。」
なるほど。ちなみにボルスというのは初日に俺が腕を折ったやつのことだ。
ギルドでも手に負えないくらいの厄介者だったらしく、よくこの近辺を荒らしてたんだそうな。
「ありがとな、ルビン。んじゃ昼ご飯食べたらギルドに行くか!」
こうして俺の予定よりも予想以上にはやく、行動するようになれた。はやくも俺の頭の中はこれからの冒険への好奇心で満たされていた。
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